睦月ムンクのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ貴族の子息で神子のロベルトは隷属した隷魔エヴァリスに一族を殺され爵位を失い平民として暮らしていて6年経った今突然エヴァリスに攫われ生き残った自分に復讐するのだと思いその前に何とか隷属の首輪を外し自分から解放させなくてはと考えて、エヴァリスはロベルトへの忠誠は変わらず一族を殺したのも自分ではないと伝えロベルトの足を自らの命を懸け治そうとする。
お互いに相手のためにと考えて行動する事がすれ違ってしまっていてもどかしくて仕方なかったです。
お互いの気持ちを伝え合えてホッとしたのにその矢先にロベルトを連れ去ったラハンの正体がかつてロベルトが助けたいと思い助けられなかったシアンであった事には驚きました。 -
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ネタバレ 購入済み
傷心公爵令嬢レイラの逃避行が心に残る作品でしたので、こちらの作品も手に取ってみました。
盲目の姫君と忌み嫌われる見た目の朗読師という設定が良い。
プロローグでは悪として登場したヒーロー。
そのヒーローの蛮行を止めるべく、女神の力で時を遡ったときのヒロインの目が見えるようになっているところも物語を面白くしている。
ヒーローとヒロイン、お互いになくてはならない存在としてともに在り過ごす時間が丁寧にとても美しく描かれていて沁みました。
ヒロインのために奮闘するヒーローに惚れた。
生贄の儀式で2人で口移しで毒を分け合い2人の結婚式としたのもロマンチック。
読後感良いです。 -
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ネタバレ 購入済み
感想
主人公の少女が今まで見てきたすぐに人を信じて感情を露わにする子たちに反して、年不相応に賢くけれど相応に感情豊かな子で、そんなきつい言葉ばかりはきがちな子がふとこぼした素直な好意や強い感情がより一層この子の魅力を増していた。
青い詩人の正体は、察しが良ければすぐにわかる。
しかしその正体が少女に露見する段階は実物だった。劇的と言えるかはわからないがこの出会いと別れが詩人が今まで辿ってきた歴史なのだとも感じた。
最後の二人の別れ際でキッスの少女の心象は確かにそうだと思うしそれはそれとして詩人の愛が人を愛おしく思う系だと思ってたので抱きしめるを越して「深く」キッスをしたことに彼の彼女に向ける愛が結構 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人は誰でも自分自身でしかいられないけれど、一切の誤魔化しのない自分自身のままでいることは勇気のいることなのかもしれない。
自分を押し込めて生きようとしていた刻雨と、顔を失ってしまった「あらたま」、巡り巡った出会いの中に彼らが偽りない自分自身に立ち返るための勇気の芽が潜んでいた。
東アジア風のファンタジックな世界の中で展開する、冒険と葛藤と育っていく友愛を楽しみました。 #NetGalleryjp
2023/6/20 追記
『あらたま』が自身の正体を思い出し現状を理解しながらなお彼自身を保ち続ける姿を目の当たりにし、また彼の心の抱える暗闇に触れ、「あなたは人など喰いません」自分の心のままに信じ -
購入済み
みんな良いキャラ
登場する人たちがみんないいキャラしている(悪役は除く)。みんな、優しくて真面目で真摯に生きている。さわやかな気持ちで読み終わることができました。
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購入済み
やっぱり江本さんの作品は面白い
私はこの作者の作品がとても好きです。今回も読み終わった後に、よかったなぁとしみじみしました。ぜひ読んでみてください。他にもこの作者による異国の文化の違う結婚のストーリーがいくつかありますので、この本を読んで気に入られた方はそちらもチェックしてみてください。星5つのオススメです。