吉本浩二のレビュー一覧

  • さんてつ―日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録―

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    報道だとリアル過ぎてフト目を背けてしまう
    写真だけだと刺激はあるが感覚までは来ない
    映画だと演出が強くなりがちになるとツライ
    小説だと想像の個人差により理解範囲が狭い
    音楽だとメッセージが前面で風化してしまう

    伝え方って、色々とあっていい。
    何を知って欲しいか?
    それによって、いい伝え方もあるんだなーと。

    マンガで書かれたものは、いい具合に読めた。

    スゴク心に刺さるのに、しっかり続きを読める。
    見たくないシーンでも、本物でないため見れる。
    真実の出来事を、忖度なしでそのまま伝えれる。
    絵と言葉、文字や擬音などで記憶や心にも残る。

    3.11の後、知人3人で三陸を車で走った時を思い出す。

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    2019年02月01日
  • 昭和の中坊 1巻

    購入済み

    竹光くんww

    面白すぎる!昭和の終わりの中学生(2年の途中で平成になりました)だったのですがあるあるも多く情報社会じゃなかった時代の懐かしさがこみ上げました。
    竹光くんが大好きです

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    2019年01月03日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 2

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    松本零士さんも手塚先生のアシスタントをやったことがあるということにもびっくりだけれど、あらためて手塚先生の漫画(アニメ)にそそぐ情熱と求心力みたいなものに感嘆。どうやら、隣でみていた娘も興味を持った様子。試験が終わったら借りたいそうで、再度予約が必要そうです。

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    2018年10月12日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    ブラックジャックに魅せられたのは、小学4年生の頃。(大人になってまとめ買いしたが)手塚治虫先生の漫画やアニメへそそぐ情熱が伝わって来て素敵。アシスタントの方々も本当にすごい人たちばっかりだったんですね。

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    2018年10月12日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    手塚治虫という天才とそれを取りまくアシスタント、編集長、編集担当など、当時の空気がよく伝わってくる。

    青春モノというぐらいの登場人物たちの熱さ、とりわけ手塚治虫のピュアさには感動するが、ずっと第一線を走り続けていた人だと思っていたので、一世を風靡したあと、連載を断られるような不遇な時期があったなんてこれを読むまで知らなかった。

    正直「天才」というイメージがあったが、ここまで仕事に対して凄まじい向き合い方をしていたのですね。

    この空気の中にいられた人たちが本当に羨ましいが、きっとそこにいたら逃げ出したくて仕方なかったかも。

    「昭和ってそういう時代だったよね・・・」と片付けてしまっては損だ

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    2018年10月12日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 3

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    ネタバレ

    2巻から間を空けたくなくてすぐに読みました。
    映画「FAKE」で疑問に思った「音は多少なりとわかるのか」はこの作品でもすんなりとはわからず、さらには描写をきっかけにご夫妻と距離ができてしまったことが明かされびっくりしました。
    映画でもかなり繊細というか気難しさが垣間見られたけれど、ピタッと心を閉ざしてしまったのでしょうか…
    ゴシップ目的で面白半分にアプローチしたのではなく「聴覚障害」と真摯に向かい合おうとした過程でのアプローチが不調に終わるのは、残念というか淋しいことのように感じます。
    ナーバスにならざるを得なかったのだとも思うし、望んでいた方向に作品がおさまらなかったことで絶望したのかもしれ

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    2018年04月02日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 1

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    『ろう者の祈り』を読んで聴覚障害について色々と誤解をしていたことに少なからずショックをうけたことから、この作品にたどり着きました。
    今回もやはり誤った認識をしていること、想像がまるで及ばないことが多々あることを知りました。
    手話通訳派遣センターのこと、デシベルで区切られた聴こえのレベル分けのこと、等々。

    後半には『FAKE』の森達也監督と佐村河内夫妻が出てきて、映画をみて気持ちがザワザワしたことを鮮明に思い出しました…続きを早く読みたい!

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    2018年04月01日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 3

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    聴覚障害に真摯に向き合った取材ルポ漫画が完結。
    聴覚障害への理解がこの漫画で広まることが期待される。
    最終話まで読んで、佐村河内守氏の事件について大きく考えさせられることになった。

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    2018年02月03日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 1

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    聴覚障害、難聴の世界を理解しようと真摯に向き合った取材マンガ。
    世間で「聞こえているじゃないか」とバッシングを受けた佐村河内氏への取材を含め、難聴当事者の聞こえ方が健聴者に理解されにくいという現代社会の問題に、正面から挑む意欲的な本。

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    2017年10月29日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 3

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    マァしょうがないよね、という気持ちや、こういう未消化感こそにメッセージがある、的な理解、作家の極めて「意志の強い」その選択・描写、への敬意。を含めても、やはりどうしても残念というか、そんな感情が気持ちの大部分を占めてしまう。「周りの人を実は不幸にしているかもしれない」吉本の臆病な優しさは、本当につくづく森達也とは正反対で、だからこそ読ませてもらって良かったと思う。そうだ、終わらない。実はこの漫画は何一つ「始まってはいない」のだ。いつか出版されるかもしれない第4巻までの長いお休みと捉えてもいいし、次はこの本を3巻まで読んだ(少人数の)私たちこそが、本当の意味で「始めて」ゆけばいいのだと思う。吉本

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    2017年10月06日
  • さんてつ―日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録―

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    2013/9/27偶然書店で見つけた。国鉄線から第3セクターとなっても厳しい経営を強いられていた三陸鉄道が、大震災を受けて頑張っている姿を見聞きしており、購入は必然に思われた。発災から復興へ向けての努力の経過を読むにつけ、ほとんどを涙ぐみながら読んでいた。『遺体』を執筆した石井光太氏の話も出てきて、今まで自分が読んできた震災関連書籍が繋がったと感じた。

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    2017年08月31日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 2

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    グラグラ揺さぶられてしまう。森達也の映画を観ているからだけれど、この作品だって作者の恣意的な描き方でいくつもの真実を切り落とされているはずなのに、なのにこんなにも書き手が迷っている様子を生々しく描いてゆく姿には、受け手までもが理性と感情が食い違う感覚を覚える。聴覚障害のこと、佐村河内のことはもちろんだけど、それ以上にいまここにある「真実」と呼んでいる何か、の魔法を解こうとしてくるかのような挑戦作。なのに作者がイッパイイッパイみたいな感じになっているのもすごい……ある意味すごい。何なんだこれは! 3巻が来ないと安心して夜も眠れないよ!!/ある意味、ものすごく、森達也の逆をやろうとしているんだよね

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    2017年03月17日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 1

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    耳が聞こえないとはどういうことなのか。われわれ「健聴者」は漠然と考え、理解したようなつもりになっていないか。この漫画はその漠然とした感覚を視覚化し、聴覚障害者の気持ちをこれでもかと訴えてくる。相変わらず吉本さんの絵は人間臭くて感情移入させられる。ゴーストライターで世間を騒がせた佐村河内守氏も登場し、これまでの印象を完全に覆された。われわれはあまりにも知らなすぎた。2巻にも大いに期待。

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    2017年02月05日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 2

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    手塚さんのキチガイとも言えるわがままっぷりにドン引きしながら読んじゃいましたw
    むちゃくちゃすぎる(笑)

    でもそれが全員に恨まれていないあたり、デカすぎる才能とキャラのせいなんだろうなと思います。

    10本も連載を抱えながら落とさず品質も落とさなかったのもすごいと思います。
    以前から思っていたことですが手塚さんのバイタリティとネタの豊富さには脱帽です。

    その分振り回されるほうも大変ですが(笑)
    だから学生ながら松本零士さんらがいた「九州漫画同好会」が眠りながらもついていったのがすごい。

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    2017年01月16日
  • さんてつ―日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録―

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    ローカル線から見た震災。それだけに地に足着いた現実とあの時が伝わってきます。通勤中に読むのがつらい箇所もありました。

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    2016年09月16日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 1

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    聴覚の障害について医学的にわかりやすく解説しており、聴覚障害の人が日常生活の中で、どのように感じて、どのような不便があるか、普通知りえないことに真剣に切り込んだ漫画。佐村河内守氏の騒動の本質にも迫っている。

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    2016年07月31日
  • 淋しいのはアンタだけじゃない 1

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    マンガ表現の力で極力わかりやすく描かれる聴覚障害の世界と、浮かび上がる佐村河内事件。自分の身であったら……と迫真の筆致がスリリング。真摯なドキュメントでありながら退屈とも無縁、作者の更なる高み。

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    2016年07月10日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 3

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    アシスタントやBJ、アニメ史をめぐるオリジン・ストーリーの巻。歴史の重みが楽しい分、いつもの手塚ご無体は少なめだけど中国パチ物にまさかの行動は「本物」のド凄さ。

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    2016年03月26日
  • 昭和の中坊 1巻

    購入済み

    1977年って

    1977年(昭和52年)というと中学生はもう少し垢抜けていましたよ。ここに出てくる中坊は昭和20年代のイメージじゃないですか。ニゴシ達が包茎を気にして皮を剥こうとして痛い思いをするとかちょっと違いますよ。70年代前半には既に正しい情報は得られるようになっていましたね。エロ本の自販機があちこちに置かれだしたのは確かにこの頃です。小生は既に大学一年だったので堂々と買ってましたが中学生はこのストーリーのようなことをやっていたと思います。

    それにしても「ラペ」ってこれは流石に創作じゃないかなあ。中学生でも単語は知ってました。

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    2016年02月18日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 5

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    複数の視点からのエピソードに食い違いがあっても、それは「藪の中」ではなく、手塚治虫という人物の強烈な個性を示すもの。丁寧な取材と圧倒的な熱量。手塚全集に加えても良いのではないかとすら思う。

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    2015年02月10日