吉本浩二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
報道だとリアル過ぎてフト目を背けてしまう
写真だけだと刺激はあるが感覚までは来ない
映画だと演出が強くなりがちになるとツライ
小説だと想像の個人差により理解範囲が狭い
音楽だとメッセージが前面で風化してしまう
伝え方って、色々とあっていい。
何を知って欲しいか?
それによって、いい伝え方もあるんだなーと。
マンガで書かれたものは、いい具合に読めた。
スゴク心に刺さるのに、しっかり続きを読める。
見たくないシーンでも、本物でないため見れる。
真実の出来事を、忖度なしでそのまま伝えれる。
絵と言葉、文字や擬音などで記憶や心にも残る。
3.11の後、知人3人で三陸を車で走った時を思い出す。
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購入済み
竹光くんww
面白すぎる!昭和の終わりの中学生(2年の途中で平成になりました)だったのですがあるあるも多く情報社会じゃなかった時代の懐かしさがこみ上げました。
竹光くんが大好きです -
Posted by ブクログ
手塚治虫という天才とそれを取りまくアシスタント、編集長、編集担当など、当時の空気がよく伝わってくる。
青春モノというぐらいの登場人物たちの熱さ、とりわけ手塚治虫のピュアさには感動するが、ずっと第一線を走り続けていた人だと思っていたので、一世を風靡したあと、連載を断られるような不遇な時期があったなんてこれを読むまで知らなかった。
正直「天才」というイメージがあったが、ここまで仕事に対して凄まじい向き合い方をしていたのですね。
この空気の中にいられた人たちが本当に羨ましいが、きっとそこにいたら逃げ出したくて仕方なかったかも。
「昭和ってそういう時代だったよね・・・」と片付けてしまっては損だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ2巻から間を空けたくなくてすぐに読みました。
映画「FAKE」で疑問に思った「音は多少なりとわかるのか」はこの作品でもすんなりとはわからず、さらには描写をきっかけにご夫妻と距離ができてしまったことが明かされびっくりしました。
映画でもかなり繊細というか気難しさが垣間見られたけれど、ピタッと心を閉ざしてしまったのでしょうか…
ゴシップ目的で面白半分にアプローチしたのではなく「聴覚障害」と真摯に向かい合おうとした過程でのアプローチが不調に終わるのは、残念というか淋しいことのように感じます。
ナーバスにならざるを得なかったのだとも思うし、望んでいた方向に作品がおさまらなかったことで絶望したのかもしれ -
Posted by ブクログ
マァしょうがないよね、という気持ちや、こういう未消化感こそにメッセージがある、的な理解、作家の極めて「意志の強い」その選択・描写、への敬意。を含めても、やはりどうしても残念というか、そんな感情が気持ちの大部分を占めてしまう。「周りの人を実は不幸にしているかもしれない」吉本の臆病な優しさは、本当につくづく森達也とは正反対で、だからこそ読ませてもらって良かったと思う。そうだ、終わらない。実はこの漫画は何一つ「始まってはいない」のだ。いつか出版されるかもしれない第4巻までの長いお休みと捉えてもいいし、次はこの本を3巻まで読んだ(少人数の)私たちこそが、本当の意味で「始めて」ゆけばいいのだと思う。吉本
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Posted by ブクログ
グラグラ揺さぶられてしまう。森達也の映画を観ているからだけれど、この作品だって作者の恣意的な描き方でいくつもの真実を切り落とされているはずなのに、なのにこんなにも書き手が迷っている様子を生々しく描いてゆく姿には、受け手までもが理性と感情が食い違う感覚を覚える。聴覚障害のこと、佐村河内のことはもちろんだけど、それ以上にいまここにある「真実」と呼んでいる何か、の魔法を解こうとしてくるかのような挑戦作。なのに作者がイッパイイッパイみたいな感じになっているのもすごい……ある意味すごい。何なんだこれは! 3巻が来ないと安心して夜も眠れないよ!!/ある意味、ものすごく、森達也の逆をやろうとしているんだよね
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購入済み
1977年って
1977年(昭和52年)というと中学生はもう少し垢抜けていましたよ。ここに出てくる中坊は昭和20年代のイメージじゃないですか。ニゴシ達が包茎を気にして皮を剥こうとして痛い思いをするとかちょっと違いますよ。70年代前半には既に正しい情報は得られるようになっていましたね。エロ本の自販機があちこちに置かれだしたのは確かにこの頃です。小生は既に大学一年だったので堂々と買ってましたが中学生はこのストーリーのようなことをやっていたと思います。
それにしても「ラペ」ってこれは流石に創作じゃないかなあ。中学生でも単語は知ってました。