Posted by ブクログ
2018年10月12日
手塚治虫という天才とそれを取りまくアシスタント、編集長、編集担当など、当時の空気がよく伝わってくる。
青春モノというぐらいの登場人物たちの熱さ、とりわけ手塚治虫のピュアさには感動するが、ずっと第一線を走り続けていた人だと思っていたので、一世を風靡したあと、連載を断られるような不遇な時期があったなん...続きを読むてこれを読むまで知らなかった。
正直「天才」というイメージがあったが、ここまで仕事に対して凄まじい向き合い方をしていたのですね。
この空気の中にいられた人たちが本当に羨ましいが、きっとそこにいたら逃げ出したくて仕方なかったかも。
「昭和ってそういう時代だったよね・・・」と片付けてしまっては損だと思う。
時代ではなく、気持ちの問題だと思う。
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(目次)
<第1話>壁の穴
<第2話>若者たち
<第3話>逆鱗(げきりん)
<第4話>アニメ地獄
<第5話>夜明け前
<第6話>原稿を上げずに手塚先生はアメリカへ飛んだ(前編)
<第7話>原稿を上げずに手塚先生はアメリカへ飛んだ(後編)