あらすじ
聴覚障害者、患者と医師に迫り、探れば探るほど、
その不思議、厄介さにおののく。
マンガは、マンガ家は、
実態を描くことができるのだろうか?
そして、僕らの“ほんとう”は、どこにあるのだろうか?
マンガで進化する新感覚ドキュメンタリー!
&ミステリー!?
深層へ!!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
グラグラ揺さぶられてしまう。森達也の映画を観ているからだけれど、この作品だって作者の恣意的な描き方でいくつもの真実を切り落とされているはずなのに、なのにこんなにも書き手が迷っている様子を生々しく描いてゆく姿には、受け手までもが理性と感情が食い違う感覚を覚える。聴覚障害のこと、佐村河内のことはもちろんだけど、それ以上にいまここにある「真実」と呼んでいる何か、の魔法を解こうとしてくるかのような挑戦作。なのに作者がイッパイイッパイみたいな感じになっているのもすごい……ある意味すごい。何なんだこれは! 3巻が来ないと安心して夜も眠れないよ!!/ある意味、ものすごく、森達也の逆をやろうとしているんだよね。
Posted by ブクログ
全体を通じて佐村河内さんとのやり取りのインパクトが強いけど、検査体験や中途難聴の医師への取材など読みごたえがあります。
でもやっぱり佐村河内夫妻とのやり取りが読んでいてドキドキするというか、こちらにも何か鋭く問われているような心持になってヒリヒリします。