【感想・ネタバレ】さんてつ―日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録―のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月20日

フォローさせて頂いている方のこの漫画のレビューを見て、読まなくちゃと思って購入。漫画なので小学生の息子にも読ませられるかなと思って。

震災の時、震災の後三陸鉄道がどんな努力で復興していったのかを吉本浩三さんが描いている。買って絵をみてから気づいたけどこの作者さんは「こづかい万歳」とか「日本をゆっく...続きを読むり走ってみたよ」を描いている方だった。いつも市井の人の感情の機微をとても上手に読み取って親しみやすい絵で描いてくれている。

当時の状況が手にとるようにわかって、震災から12年も経って薄れてしまっているあの時のどうしようという焦燥感が思い出されて涙を何度も流しながら読んだ。鉄道員だけでなく収容されて遺体のケアをしてくれた人達など、自分の仕事に誇りをもって一生懸命働いている人は本当に素晴らしい。辛いことや大変なことがあったら逃げ出したくなるけれど、とにかく現場を調べて解決策を見つけて一生懸命目標に向かって頑張っていた三陸鉄道の職員さんたちには本当に頭が下がる。目につくところにおいてこれからも読み返そう。

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Posted by ブクログ 2019年02月01日

報道だとリアル過ぎてフト目を背けてしまう
写真だけだと刺激はあるが感覚までは来ない
映画だと演出が強くなりがちになるとツライ
小説だと想像の個人差により理解範囲が狭い
音楽だとメッセージが前面で風化してしまう

伝え方って、色々とあっていい。
何を知って欲しいか?
それによって、いい伝え方もあるんだ...続きを読むなーと。

マンガで書かれたものは、いい具合に読めた。

スゴク心に刺さるのに、しっかり続きを読める。
見たくないシーンでも、本物でないため見れる。
真実の出来事を、忖度なしでそのまま伝えれる。
絵と言葉、文字や擬音などで記憶や心にも残る。

3.11の後、知人3人で三陸を車で走った時を思い出す。
衝撃的な風景が、海沿いをどこまでもいつまでも続く。
被災地に行くことだけで、結局は何にも出来なかった。
ただ行った事で人生にとって大事な体験になっている。

人間、知ることが一番ですね。
全ての出来事に関わることは出来なくても。
大事なことだと感じました。

それを思い起こさせられた、本書になりました。

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Posted by ブクログ 2017年08月31日

2013/9/27偶然書店で見つけた。国鉄線から第3セクターとなっても厳しい経営を強いられていた三陸鉄道が、大震災を受けて頑張っている姿を見聞きしており、購入は必然に思われた。発災から復興へ向けての努力の経過を読むにつけ、ほとんどを涙ぐみながら読んでいた。『遺体』を執筆した石井光太氏の話も出てきて、...続きを読む今まで自分が読んできた震災関連書籍が繋がったと感じた。

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Posted by ブクログ 2016年09月16日

ローカル線から見た震災。それだけに地に足着いた現実とあの時が伝わってきます。通勤中に読むのがつらい箇所もありました。

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Posted by ブクログ 2014年06月08日

吉本浩二さんの絵は力強くて泥臭くてとても好きだ。あまちゃんの舞台にもなった震災後の三陸鉄道の物語。辛くて、途中まで読んで放置していた。しかしやはり読んでよかった。心を揺さぶられる漫画だ。最後の吉本さんとルポライター石井光太さんの対談もよかった。震災を描いた魂のこもった1冊。

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Posted by ブクログ 2013年09月25日

誰も予期していなかった災害の対応について、誰かがいつそれをやるかなど指示してくることはない。ほっとけばいつまでもそのままでいられるだろう。三陸鉄道が震災5日後に運転を再開できたのは明確な意志があったからだ。やはり人次第なのだ。

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Posted by ブクログ 2013年07月28日

社長をやってる人はともかく読め! 復興マンガにウンザリな人もともかく読んで!あまちゃんファンも!
「ブラックジャック創作秘話」の漫画家さん。不器用でも誠実な人柄がよく伝わりました。号泣させるようなストレートな表現はなく、取材に基づいた冷静なルポマンガ。

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Posted by ブクログ 2013年05月10日

この人の絵は決して上手くはないけれども、丁寧で、何より実直だと思います。
丁寧な取材、真摯な描写と相まって、とにかく沁みますね……

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Posted by ブクログ 2012年08月14日

東日本大震災で大きな被害を受けた第三セクター「三陸鉄道」の社員と、沿線に住む人達に取材したノンフィクションコミック。過酷な現実な資金難といった問題を抱えつつ、復興の為に地に足をつけて前を向く人達の描いた力作。
作者の画風は決して垢ぬけたものではないが、その分震災の過酷さ、人々の力強さがコマから溢れだ...続きを読むすかのようなリアリティを出している。
JRと三鉄の復旧・復興に対する考え方の違いや、なぜ三陸に鉄道が必要なのかといった理由も描かれている。
これまで「三陸鉄道」をあまり知らなかった作者が、徐々に「さんてつ」に惹かれていく様子が見てとれる。もちろん私も「さんてつ」を応援したくなりました。

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Posted by ブクログ 2012年07月22日

東日本大震災関連の本は読むことがつらいですが、
みんなが負けずに前へ前へ進んでいることが
とってもよくわかります。
自分にできる支援と共に,
関連書籍をもっと読んでみたいと思います。

大きな被害を受けた三陸鉄道の職員の方々が、
自分の職務に誇りをもち、
今なすべきことは何なのかを考え、
強い実行力...続きを読むで行動を起こされたことに
心から感動しました。
購入本

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Posted by ブクログ 2012年07月07日

パリ市庁舎で開催の東日本大震災関連の展覧会で紹介されている関係で、この漫画を知りました。
三陸鉄道の職員の方々の震災発生時の体験談、そしてその後の復旧に掛けての情熱と大変な作業の様子が描かれています。
その場に居なかった上に海外で暮らす自分は、どうしても震災を一括りにして考えてしまいがちなのですが、...続きを読む被災地の方々のひとりひとりがそれぞれの体験をお持ちであること、それぞれの人生の過酷な転機を生き抜いていらっしゃることを、心に沁みて実感する助けになりました。
場所と場所をつなぎ、人々の心もつなぐ鉄道。再開の嬉しさはいかほどだったでしょう。さんてつ頑張れ!
次の帰国時には東北を訪ねてさんてつに乗れたらいいな、と思います。

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Posted by ブクログ 2012年04月10日

漫画ですが、3.11の真実のひとつが描かれています。あの日を知りたい方、鉄道の好きな方はぜひ読まれることをお勧めします。泣きました。

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Posted by ブクログ 2012年04月05日

さんてつマン、かっこいい。
「3.11の震災からわずか5日 無料で運行を再開した三陸鉄道 奇跡の実話」(帯のコピーから)

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Posted by ブクログ 2012年03月17日

作者貫禄の実録ものの切れ味。ノンフィクションではあるが表現がとてもドラマチックで、読み応えがある。企画持ち込んだ編集者は鉄の人かしら。

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Posted by ブクログ 2012年03月12日

三陸鉄道株式会社の3.11震災当日から運行再開に向けたドキュメント漫画。単なる企画ものとあなどっていたら、しっかりした取材で描かれていました。同社の望月社長はじめ冨手さんなどお馴染みの社員の皆さんが登場。読んだら感動間違いなし。三陸鉄道が岩手にあることを誇りに思う一冊。たくさんの人に読んでほしい。

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Posted by ブクログ 2018年04月13日

 絵の力、マンガの力をしみじみと感じる。
 あの東日本大震災で被災した三陸鉄道を描いたコミック。いやコミックって気軽に言っていいのか悩む。
 ひとりひとりが生きていたのだな、生きているのだな、としみじみする。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年05月18日

お友だちのおすすめのコミック
いま、再放送している朝ドラ「あまちゃん」の
震災時のできごとが、忠実に再現されていたことなんだなとわかる
苦しい気持ちにはなるけれど、読んでよかったな
戦争での被害は、人がすることだから1%の救いがあることがあるが
震災の被害は、自然のすることは救いがない100%の被害...続きを読む
美しい自然に、心癒されるて、救われるけど、こういうことも起きるんだ

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Posted by ブクログ 2014年05月03日

コミックです。震災で運行が止まった三陸鉄道(あまちゃんの北鉄のモデル)を再開に持ち込んだ社員の奮闘記。内容はまあ予想通りだけど、部外者としてこれを書くことの葛藤を描いた作者の独白が面白かった。こういうのもキンドルじゃないと絶対読まなかったよね。

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Posted by ブクログ 2014年01月01日

あまちゃんでもありましたが、東日本大震災から数日後に復旧した「さんてつ」を素朴なタッチで描いたコミックです。地域の心の支えとしてみなさんを勇気づけ、地域の大切な足としていち早く復旧をはたした。その使命感と志+熱い思いに胸が熱くなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月17日

震災で被害を受けた鉄道を、無理とわかっていながら、なんとか必死になって、走らせようとした三陸鉄道の人々の実話を、コミックにしたものです。

全線開通とはいかなくても、あるていどまで、線路がつながったとき、線路沿いの人々が、みな、手を振っていた、待っていてくれた。

あの震災で、電車が停まり、車掌さん...続きを読むがどれだけ、乗客の安全を優先しようとしたのか、とか、自分たちで、今、できることを必死にやっている姿は、泣けてしまいます。
まだまだ、復興は遠いかもしれないけれども、がんばれ、と言いたくなってしまいます

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Posted by ブクログ 2013年10月27日

先日、吉村昭さんの三陸海岸大津波を読んだきかっけで、手にした本です。NHK「あまちゃん」も見ていなかったので(^^;、「さんてつ」と言っても実は知らないことばかり(昔、妹が久慈に住んでいたことがあったけど)。漠然とリアス式海岸を走る第三セクターくらいの知識でしたが、そこで働く方が、震災後に「安全」で...続きを読むはなく住民の方の「安心」にために、いち早く無料で電車を走らせる心意気と仕事に対する使命感に感動!

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Posted by ブクログ 2013年09月15日

「あまちゃん」の地震のシーンで描かれた、トンネル内で止まった列車の話は、ほぼ実話を元にしているとのことで読んでみました。

朴訥とした絵柄で淡々と語られる漫画ですが、描かれているものは当然ドラマを遥かに超えており…中でも駅が津波に流された車の吹き溜まりになっているところなどはショッキングでした。

...続きを読むさまざまなデータを途中に織り込みながら語られる話は記録としても重要に思いました。

それにしてもあまちゃんでも描かれた暗いトンネルの出口に向かって歩いていくシーン。あまちゃんで大吉さんが、「ゴーストバスターズ」で自分をこぶしながら歩いていたところを思い出して思わず涙してしまうのでした。

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Posted by ブクログ 2013年09月18日

三陸鉄道の被災状況、そして復興に向けての取り組みを、そのまま書いた漫画です。
決して綺麗な絵では無いと思うけど、伝わるものがありました。
「あまちゃん」の北鉄のシーンでは描いていなかったところまで、しっかり書かれていると思います。
漫画本編以外の記録、「遺体」の石井光太氏との対談なども読ませてくれま...続きを読むす。

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Posted by ブクログ 2012年05月23日

大震災の時の奇跡の実話と言うことだけど、これも含めて知られざる人の大震災の時のエピソードがこれからも出てくるんだろうなぁ。自分の仕事に誇りを持ってそれぞれの立場でそれぞれの場所でがんばる姿をみると、自分の現在を恥じざるを得ません。
これと比較して東京電力の原発でがんばる姿と、利権に群がる姿を対比させ...続きを読むた漫画も描いて欲しいですね。

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