吉本浩二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東日本大震災で大きな被害を受けた第三セクター「三陸鉄道」の社員と、沿線に住む人達に取材したノンフィクションコミック。過酷な現実な資金難といった問題を抱えつつ、復興の為に地に足をつけて前を向く人達の描いた力作。
作者の画風は決して垢ぬけたものではないが、その分震災の過酷さ、人々の力強さがコマから溢れだすかのようなリアリティを出している。
JRと三鉄の復旧・復興に対する考え方の違いや、なぜ三陸に鉄道が必要なのかといった理由も描かれている。
これまで「三陸鉄道」をあまり知らなかった作者が、徐々に「さんてつ」に惹かれていく様子が見てとれる。もちろん私も「さんてつ」を応援したくなりました。 -
Posted by ブクログ
パリ市庁舎で開催の東日本大震災関連の展覧会で紹介されている関係で、この漫画を知りました。
三陸鉄道の職員の方々の震災発生時の体験談、そしてその後の復旧に掛けての情熱と大変な作業の様子が描かれています。
その場に居なかった上に海外で暮らす自分は、どうしても震災を一括りにして考えてしまいがちなのですが、被災地の方々のひとりひとりがそれぞれの体験をお持ちであること、それぞれの人生の過酷な転機を生き抜いていらっしゃることを、心に沁みて実感する助けになりました。
場所と場所をつなぎ、人々の心もつなぐ鉄道。再開の嬉しさはいかほどだったでしょう。さんてつ頑張れ!
次の帰国時には東北を訪ねてさんてつに乗れたら -
Posted by ブクログ
漫画の神様、手塚治虫先生の創作現場を関係者の証言で再現するノンフィクション漫画。手塚治虫という巨星の人間らしさと鬼気迫る創作の現場を知ることができる。単なる伝記ではなく、現場で共に過ごした人たちの視点から描かれることで天才ゆえの孤独や苦悩、そして圧倒的な情熱を身近に感じ、伝わってくるような物語。
完璧を求めすぎていつも締め切りギリギリ(時には実際に遅れ)になりつつも何度も原稿を書き直す姿や、「高田馬場の赤いきつねじゃなくて、下北沢の赤いきつねが食べたいんです!!」といった周囲に無理をさせてしまうような、血の通った手塚治虫像が胸に残った。またそんな手塚先生を想う巨匠たち、手塚先生の原稿を待つ編集 -
匿名
ネタバレ 購入済み給付金の使い方が素晴らしい!家のためと子供の貯金、自分の物は買わない、ご主人の気持ちを察して臨時のお小遣い…とても優しくて素敵な奥様ですね!