銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
写真がきれいじゃないか。引き伸ばしたの欲しい。文章は感覚的でさらさらしててそういう気分の時にはいいかもしれない。清涼飲料水のようだ。ご機嫌な夏休みに海水浴して、シャワーを浴びてごろんと寝っ転がってる時に吹いてくる風のような本だね。ぼーっとした肌に心地よい。秋になるまでには消えてしまうんだけど。すすきは黙って光っていた。ああ、このことのために、この光るものとそれを取り巻く静けさのためだけに何故生きていけないのか。何故ハッとさせられるだけなのか……珍しくストレートな言葉ですね。走り書きのように正直な気持ち。私もこう思って宇宙に放り出されたように宇宙からはみ出てしまったように悲しくなることがあるよ…