銀色夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
銀色夏生のエッセイや日記、もう読まなくてもいいかな、なんて最近は思ったこともあったけど、やっぱりおもしろかった。自分の現在の精神的な状態にも関係あるのかしらん。あるいは宮崎が舞台だったころに比べて、都会生活が楽しそうに見えるのかなー(笑)。表参道に住んでて六本木ヒルズに映画を見にいく、とかね。なんだか銀色さんも楽しそうに感じたんだけど。もちろん、なんてことない平凡な日々もたくさんだけど。読むのが楽しくて、毎日読むのが楽しみで、読み終わるのが寂しいと思うほど。わたしが特に好きなのは、気持ちが暗い、とか、なんだかわからないけど気が沈む、とか、失敗だった、とかっていうようなことも書かれているところ。
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Posted by ブクログ
この食めぐり、自分で行きたいと言っていた一流グルメに行っても、それほどおいしそうでもなかったり、少食で食べられなかったりっていうところがすごくおもしろかったー。よくある「おいしかった」ばっかりのグルメレポートとは違って。感想も、よく考えてみたらムースのケーキは好きじゃなかった、とか、おなかいっぱいで苦しくならなかったのがよかった、とか、でもこの半分でいいや、とか。せっかく行ったのに失敗だったり、ってことは現実にはあるし、そこで無理してよかったとか言わないところ、正直なところがいいなあと。銀色さんの、楽しそう!と思ってやってみたらそうでもなかったとか、一度でいいやとかなるところ、わたしも似ている
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Posted by ブクログ
もう読むのをやめようと思いつつも、出てると知ると読むのをやめられない。私と入れ替わるように(と勝手にシンパシー)上京なさった様子が描かれていて、あーこれはあのあたりかーと思ったりして、都会の生活になじんでいく様子がおもしろかった。でも、六本木とか表参道近辺はごくごくたまにしか行かなかったので、宮崎からいきなりど真ん中に戻って、自分の空間を作り出せるのはすごいなあと思った。年齢とパワーのなせるわざなのかしら。カーカの子育ては本当にたいへんそうだなあと思うけれど、年頃の娘さんがいままでずっとそうだったならいいけど、個室がないっていうのはけっこうつらいんじゃないかと思った。これからもやっぱり読んで行