あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。うちはママと中学生のミサオ、パパは家出中。だからいつも4人で、ごはんを食べたり、テレビを見たり、日々は平和に過ぎていき、これからも続いていく―ナミコとミタカのつれづれ恋愛小説。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
東京蚤の市の物々交換の棚で出会った本。
一言で言うならば(めずらしく)…
「手元に置いておきたい本」!
物々交換の棚にあったこの本を包んでいた包装の表にあった素敵なにメッセージ
「日常のふとした瞬間の楽しみに」
Posted by ブクログ
心地いい
ミタカくんとナミコ。弟のミサオとママ。
普通に流れていく日常が幸せなことなんだってちょっとずつ気付かせてくれる。
ミタカくんみたいな人がいつも近くにいてナミコ幸せじゃないかー。
どんなに新しいところへ行っても、自分が変わらないと気分は変わらない。
この言葉に納得した。環境だけ変えてもダメなんだなって。
所々でさしこまれているイラストが可愛かった。
Posted by ブクログ
まだ高校生のころ、偶然平積みになってたのを手に取ったのが出会い。なんだかつまならないな、と思った時サクッと読んで、いい具合に脱力&元気をもらってた。
挿絵がたまらない。銀色夏生さんにはまったのもこれが入り口。
次作「ひょうたんから空」もおすすめ
Posted by ブクログ
ぽわわん、という表現も似合うが、
日常の、ちょっとしかもインドアな感じやつれづれな感じが
いい。
どきどき、もだけど。
こたつでごろごろする間柄っていいなあ。
ミタカくんのニューリン発言にはびっくりしたけど。
Posted by ブクログ
このさきも一緒にいるんだな*
そばにいてくれる人のたいせつさを
あらためて考えさせてくれる*
たいせつな
たいせつな
空間*
そばにいるひとに
ありがとう*
といいたくなる
心あたたまる一冊◎
Posted by ブクログ
ミタカくんと私たちの、なんの変哲もない普通の日常。その中にある些細な変化だったり、なにも変わらない”いつも”だったり。気が付けばミタカくんたちの毎日の寄り添っている感覚。改めて小説として読むのは不思議な感覚だけど、こういう話も好き。
Posted by ブクログ
こういうのんびりした恋って、ハラハラドキドキは無いけど 、実は現実での恋も 半分くらいはそんなようなものなんだと思う。
四六時中好き好きってなる恋もいいけど、こういう日常生活の中にちょっぴりで 後回しにしたって全然なんともないような恋、でもそれは無いわけじゃなく、確実にある…。
いくら化粧をしてブランド品を身に纏っても、本当に気の休まるのは すっぴんジャージでコタツに入ってぽけーっとしている時。そんな感じ。
Posted by ブクログ
のんびりした日常話だけど、登場人物がわりと誰もが個性的で楽しい。
どこにでもいそうでいない、ありそうでないミタカくんとミナコの関係性や会話のやり取りが好きだなぁ。
最後に明かされるミタカくんの胸の内と、ミナコの反応が微笑ましい。
Posted by ブクログ
一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。平和な日々は過ぎてゆき、これからも続いていく──。
かわいい挿絵がおもしろかった。
恋がしたくて男の子と付き合ってみたり、友達になった女の子と一度だけデートしてみたり。
恋愛に対して悩み、戸惑いながらも、ユニークや母や弟ミサオとの平和な日常の中で綴られる、あまりにも普通すぎる文章にとてもウケた。
Posted by ブクログ
私は、私とミタカ君の間を恋なんていうものに大手を振らせて歩かせたくない。なんていうか、私とミタカ君の間には、恋なんてものよりもっとおもしろくて大切なものがあると私は思ってる。
わっかっるー!!!!そう!それ!そうゆうことなんだよね!
それにしても。なんで小説にしてしまうと下品なこともきれいめに変化するんだろう。
ソファーで寝ながらコロッケ食べたら衣が落ちるでしょうが!ソファーの溝に入ったらどうするつもりだ!
Posted by ブクログ
ミタカ君と私の、何でもない日常のささやかな1コマ1コマが、なぜかおもしろい。
どこか懐かしく、愛おしい空気があり、思いで話をするような、また帰ってきたくなるような不思議な感覚になってしまうのは私だけでしょうか?
Posted by ブクログ
主人公の女の子(ナミコ・高校生)と、ナミコの家に入り浸る幼なじみの「ミタカくん」、それにナミコのちょっと変わった母親、中学生の弟の4人のお話。恋愛小説と書いてあるけど、楽しく読めました。ナミコの母親のキャラが濃くて、読んでてこんな家庭が羨ましかったです。ミタカ君とナミコも幼なじみとして長い付き合いだから、言いたい事も沢山いえる仲が羨ましい。銀色さんは詩が多いけどミタカ君シリーズ凄く大好き!!
Posted by ブクログ
ほのぼのとした内容で癒される。登場人物の細かい設定が見極められず、並子とミタカがいくつなのかが分からず・・・まぁそんなのはおいといて、二人の関係性が良いなと。いつも一緒にいて恋人を超えもはや家族。パパが家出してもひるまないみんなが好きでした。
Posted by ブクログ
詩集しか出さないと思っていただけに、驚いて思わず買ってしまいました。
詩にしても感覚的で唐突で、絵本みたいだったり散文的だったりと掴みどころの無い作家さんだけど、
初めての小説は、これまたある意味期待通りな空気感で嬉しかった。
ん〜と、私は将来コドモを持つ事があったら、このお話のおかーさんみたぃな人になりたい。
むしろ目標?
なんか飄々としてて、いつも自分のしたいことをしてて、それでいて憎めない、そんな人。
う〜ん、憧れる。
Posted by ブクログ
「新しい環境はまるで自分を一から変えてくれるかのように見えるけど、実はそうじゃない。どんなに新しいところへ行っても、自分が変わらないと気分は変わらない。気分を明るくするには、暗くしている問題を解決しないといけないんた。明るく輝く光の下に立っても、心は明るくならない。逆に暗さが目立つだけ。心の中の暗いところをどうにかしてなくすためにらその暗さの中へ入っていかなくては」
Posted by ブクログ
主人公の私と幼なじみのミタカくんがただ毎日一緒に漫画を読みながら家でゴロゴロして、ご飯を食べて、話す。
ただそれだけのストーリー。
でもこの2人がいい味出してるんだ。
それから、本のあちこちに書かれている落書きのようなイラストがかわいい。
主人公が書いた日記を読んでいるような気分になる。
Posted by ブクログ
ママがいいキャラしてるよね。
気の抜けるというか気を抜いて読んでもいい作品です。たまに読みたくなります。特に起承転結のあるストーリーでもなく、そもそもストーリー性はほぼないという、ゆるーい日常のお話。
ミタカくんとナミコのうっすら恋愛まじりのようなそうでないような関係もなんか良い。
ナミコのとぼけた語りの中に、突然詩のような言葉が飛び出てきたりして、中々侮れないところもあります。
30分ほどでさらっと読める手軽さ。肩の力がすこーんと抜けました。沖縄でのんびりしたいなぁ。
Posted by ブクログ
強烈に楽しいことが特になくても、そのために苦しいことがふえるよりは、なにもないけど平和な今がしあわせと思えたりする。
ミタカくんと、私。
母と弟のミサオと、瞳ちゃんと瞳ちゃんの妹のハナちゃん。
他愛のない毎日が幸せ。
ちょっとした些細なことさえ幸せ。
傍にはいつも、ミタカくんがいた。
何かすごいことが起こるわけでもなく、淡々と過ぎる毎日が書かれてる作品はいくつもある。
その中でこの作品は、著者のオーラがすごい染み出ていて独特な世界。
会話文が多いから読みやすいと思う)^o^(
Posted by ブクログ
一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。うちはママと中学生のミサオ、パパは家出中。だからいつも4人で、ごはんを食べたり、テレビを見たり、日々は平和に過ぎていき、これからも続いていく――ナミコとミタカのつれづれ恋愛小説。
ほのぼのとしていて、凄く好きな文体でした。
Posted by ブクログ
一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。うちはママと中学生の弟ミサオ、パパは家出中。だからいつも4人で、ごはんを食べたり、テレビを見たり、日々は平和に過ぎていき、これからも続いていく――ナミコとミタカのつれづれ恋愛小説。
(裏表紙紹介文より)
***
ほのぼの小説。
作中に載せられている作者のイラストが好き。
Posted by ブクログ
当たり前であること、ないこと。
日本語は、たくさんの表現を持っているというのに、
言いあらわせないことっていうのも、たくさんあるね。
そういや、「星の王子さま」の中で、
王子さまがキツネと友達になるところがあるけど、
そのときの関係を表す訳し方が不思議だ。
キツネは王子様に、
「apprivoiser(アプリヴォワゼ)」
という言葉を使う。
訳し方によって違うのだけど、
「飼い馴らす」とか「従順する」とか「手なずける」とか、
そういう言葉のようだ。
人と動物という関係上では、うなずけるのだけど、
「友達になる」ということとは、違う感じがする。
だけど、そこで語られる、二人の会話の中にはもう、
言葉を超えた、あるいは、言葉にはない関係というのがわかるわけで、
あぁ、言葉がどうでも、確かなものってあることを思い知る。
そんなとき、
言葉じゃなければ、伝えられる?
色とか、音とか、においとか、
なんというんだろう…
わからないけれど、
そういう確かなものをつないでいる(いたいと思う)相手が、
僕にもいるわけだ。
当たり前のように、
でも当り前じゃないことを忘れないように。
「恋」とか「友情」とかって言葉に、
決められないようなものが、
力になっていることを、知っていたい。