あらすじ
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どこまでも進むと、咲きこぼれる静かな花々が自由気ままにあらわれる。かわかない涙はどこへいくのだろう。四季の移ろいを背景に「はかなさ」を独自のスタイルで詩に詠い上げた、銀色版純情詩集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これが一番好き。
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「輝き」
私はあなたが好きだった
確かに いつか
そして今 目の前にいるあなたは
見たこともないあなただった
でも
あなたは輝きをつかんで
その手で包みこんでしまったので
あなたはしあわせになったけど
人からみたら輝きが包みこまれてみえないので
あなたはもう輝きをなくして見えるだろう
それもひとつの輝きのかたち
Posted by ブクログ
それは人魚の夢だった
一度だけ 泡になればすむこと
一度だけ 夢をみた後に
銀色夏生の最高傑作ともいえるような詩集。
パステル調の表紙をめくれば、其処にあるのは言葉だけ。
他の作品みたいにイラストも、写真も、何にもない。
だけどその言葉一つひとつが繊細で、色を帯びているから世界が広がる。
Posted by ブクログ
季節の移り変わりにのせた離別・未練がテーマの詩集。
はぐれてしまったこと、もう2度とより添えないことに気づいたときの
ぼんやりとした、現実感のない悲しみ。そんなものが押し寄せてくる。
忘れたくない人がいる人には、共感できる言葉がたくさんあるだろう。
ただ、内容がはっきりとしておらず個人的な話という印象が強めなので
「何が言いたいの?」と問いたくなる人も少なくないと思う。
Posted by ブクログ
それは人魚の夢だった
一度だけ 泡になればすむこと
一度だけ 夢をみた後に
銀色夏生の最高傑作ともいえるような詩集。
パステル調の表紙をめくれば、其処にあるのは言葉だけ。
他の作品みたいにイラストも、写真も、何にもない。
だけどその言葉一つひとつが繊細で、色を帯びているから世界が広がる。