あらすじ
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見上げると、夜の広さ、しんしんと降りそそぐ、夜の深さ――。何かがだんだんあいまいに死んでいくようなつきあいより、すみわたる夜空のような孤独を。片思いをしているすべての人に捧げる詩集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
詩集。
「希望」、「行く道」、「すみわたる夜空のような」がよかった。
すみわたる夜空のような
何かがだんだんあいまいに死んでいくようなつきあいより
すみわたる夜空のような孤独を
これは銀色さんの詩の中でもかなり好きな方かもしれない。
Posted by ブクログ
2005年刊行。
3冊目の銀色夏生詩集。
4編目の「抜け殻」でいきなり頭がぶん殴られるような荒々しさを体感して、そのあとはさまざまな人称で書かれる言葉に揺さぶられっぱなし。
短い詩集だけれどもとても濃密。名作。
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「何かがだんだんあいまいに死んでいくようなつきあいより すみわたる夜空のような孤独を」
初めて読んだのは10年近くも前の詩集だけど、今でも時々開いてみる。
とても大切な詩集。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙に惹かれて購入。
ひとつひとつの言葉がとても綺麗だなあと思います。
最後の詩を読んだときはちょっとドキッとしました。
個人的には
「雨が好き」「自転車の夜」「想像した以上に」
の3つが好き。
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恋が終わる、恋が始まる。
そんな時、この感情に言葉をつけるなら?
それ、知ってる。
心の声が思わず言ってしまうかのように
ひとつひとつの詩に、
その見えない空間に、
思いが重なる。
手元において何度でも読みたくなる本です。
スキです。
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なにかがあいまいに死んでいくようなつきあいより澄みわたる 夜空のような孤独を
このフレーズは、どうしてもわたしの心に浮かんでしまうし、揺さぶられているような気がするの。
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銀色夏生さんの詩集の中でも、特に好きな一冊です。この方の書かれる詩はとても静かで、穏やかで、突き放すようでいて深く問いかけるような言葉選びが大好きです。
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タイトルと作者の名前に惹かれて買った本。矛盾しているようで納得してしまう文が詰まっていて、読んでいて不思議な気分になりました。明るいようで暗い、悲観的なようで前向きな素敵な詩がいっぱいです。
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「泡になる」
その想いは泡になる
泡になって
消えてしまう
だから
気にしなくていい
この想いも泡になる
泡になって
消えてしまう
消えてしまうだろう
Posted by ブクログ
本が好きな大人の女の人がいる。
本の投稿から仲良くなって、顔を見たことなければ
声を聞いたこともない。文面でずっと話をしてる。
その人が、本を選んで送る活動を始めて
こっそり活動に課金をして送られてきた本。
それがこの本。
詩集は昔から好きだから、
まさか選書してくれた中に入ってくるとは
思ってもなくて、大喜びで本人に感謝を伝えた。
銀色夏生さんの言葉はどこが私に似ている。
現実の中でなんとも言えないような感情が
湧き上がってきて。
怒ってるのに怒っても仕方ないと分かっていたり、
悲しいのに、こんなことで悲しんじゃいけないって
思っていたり。
そんな、
どの言葉を添えたら正解なのか分からない部分を
上手に分からないまま文にしてくれてる。
その優しさと、突き刺さる言葉は私だと思った。
Posted by ブクログ
涼しくなろうと思って、涼しげなタイトルの詩集を読みました。
「今は誰を好きですか」「あの味」「すみわたる夜空のような」が好きです。
写真がある方が好きだな、とも思いますが、文字だけが目に入ってくるのも良いものですね。
Posted by ブクログ
本のタイトルと表紙に惹かれて衝動買い。
詩はまったく読まないので詳しいことは分からないけれど、素直すぎる文章にもう少し捻りがあってもいいなと思う反面、真っすぐで理解しやすいからこそ文を読んですぐに心に沁みるものがあった。
もともと筆者のことは名前の字面を知っている程度だったので男性かと思っていたのだけれど、詩集のなかで静かな文面の中に狂気的な恋愛感情が垣間見えるものもあって、そこで筆者が女性だと気付きました。通りで共感しやすいわけだ(笑)
「泡になる」「あの夜」「ドアをひろくあける」「帰り道」あたりが好き。
Posted by ブクログ
全部読み終えて、最後の「すみわたる夜空のような」を読んで、以前にもこの詩集を読んだことを思い出した。
言葉の向こう側に広がる画、真っ白なスケッチブックに、一滴の絵の具を落とすような感覚。
一見、とても静かな綴られ方が好きです。
Posted by ブクログ
銀色夏生が書いた詩あ集められた本。
短い物から長い物まで
ページ数は少ないが読み応えがあり、手軽に読める作品
本を読むのが嫌いな人でも読める本です。