永嶋恵美のレビュー一覧
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「アミの会」のアンソロジー。
『初めて編』ということで、七編のストーリーは、初めて訪れる旅先での初めての食べ物が登場する。
料理が美味しそうだったのは、乗り鉄・食べ鉄にも嬉しい「下田にいるか」坂木司さん。なんと言っても下田なら行けそう!と思えるのが嬉しい。観光も楽しそう。
もうひとつは、サハリンでのロシア料理がたっぷりの「地の果ては、隣」永嶋恵美さん。初めて読む作家さん。作中では、既にロシアとウクライナの戦争の気配が描かれていて、今は…まだ、いつになったらロシアに旅行に行こうと思えるのかわからないけれど。
コロナ禍のあと、旅に出る物語が描きにくくなっただろうと思うけれど、むしろ、だからこ -
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ネタバレもうひとつある鷹宮家四訓/大崎梢
大切な人を思いやる気持ちが温かくて良い話だった。
孤独の谷/近藤史恵
言葉を使えば使うほど死に近づいていくなんて、なんと恐ろしい。。。本当に孤独で寂しい。ラストがちょっとホラーだった。
猫への遺言/柴田よしき
コロナで急逝した夫が隠していた秘密が、読まれるはずのなかった遺言書によって妻が知ることになってしまう。なんとも言えないが、夫に共感できるところはあるなぁ。
十年日記/新津きよみ
良い話。すごくホッコリした。真央さんにまんまとやられた。ってか勝手に勘違いした。
そのハッカーの名は/福田和代
ネタバラシの前に見抜けなかったのめっちゃ悔しい!
青い封 -
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アミの会(仮)のアンソロジー。書き下ろしが毎度のことながら嬉しい。
11人の11の話。きっとお好みがあるはず。
私のおすすめは、「猫への遺言」「十年日記」「青い封筒」。
「猫への遺言」は、亡くなった夫からの手紙。
知りたくなかった秘密が明かされて、胸が痛む。
それは妻の側からの痛みだが、一方で夫の心も少しわかる気がする。
夫の方の胸の痛みは、甘やかな痛みと、突き刺さるような痛みの2種類。
生きていれば、そういうこともあろうか、と思ってしまう。
最後に伝えられる愛の言葉は、明かされた秘密への悲しみを癒してくれるだろうか。
それとも、それはそれ、なのだろうか。
わたしは、それも含めて、やっぱり夫 -
購入済み
色々な話が
お金に纏わる、色々な作家の色々な話。えっ?と思うもの有ったけれど、大体、面白く読めた。最近、ちょっと、ハズレの作品に当たって、腐っていたので、こんな、パッチワークみたいな短編集も、良いと思った。
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ネタバレお金にまつわる短篇アンソロジー。
7名の人気作家たちのお話だけあって、それぞれ楽しめる。
○百万円分の無駄〜新津きよみ
もし、自分が宝くじで当てたら誰かに言うだろうか?使い道は?と考えてしまった。
元同級生のお店には行かないだろうな。
○一生遊んで暮らせる方法〜原田ひ香
こんな相手との生活は耐えられないだろうな…と
価値観の違い⁇
投資人生って自分の中で全く想像つかない。
○12万円わんこ〜大崎梢
ペットモデルの実情が少しだけわかった気がした。
それを取材して得られたものは、覚悟や勇気や度胸で自分のスキルを磨こうと思えたことはよかったなと。
○廃課金兵は買い物依存症の夢を -
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ネタバレアミの会、お金にまつわるアンソロジー。
どれもおもしろくついつい一気読み、週末で良かった…
百万円分の無駄…新津きよみ
一生遊んで暮らせる方法…原田ひ香
12万円わんこ…大崎 梢
廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?…永嶋恵美
わらしべ長者のつくりかた…福田和代
塾に行かない子どものための五つのクリンプス…図子 慧
二千万円の差額…松村比呂美
テーマがお金だからか現実的な話が多かったけれど、わらしべ〜は、ほんわか。
図子 慧さんは初読みの作家さんでしたが、子供を育てる環境のあるあるとかすごくうまく描写されてて展開にドキドキしました。
二千万円の差額は悲しい話でしたが前向きなラストが良かった