永嶋恵美のレビュー一覧

  • 転落

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    とにかくずっと息が詰まるように怖かった!
    本当に、いっときも気を抜けない緊張感、
    特に最後の『転落Ⅲ』がすごく良くできてました

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    2026年07月01日
  • これが最後のおたよりです

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    【孤独の谷】薄気味悪さといったら…香苗さんは死よりも孤孤独のほうが怖かったのだろう。この怪しい感じ流石は近藤さんだった。
    【十年日記】叙述トリックは騙された。落とし物の指輪から巡りめぐって幸運がやってきてほんわかした。
    【そのハッカーの名は】結構好きな部類だった。
    自作自演もの。闇を暴きたい犯人をあえておいて見方のうちは使ってやろうと考えるトッコのしたたかさが好き。
    【青い封筒】メタいことをいうが、あきらの背景を思うとなんとも言えないが、手紙より先に感謝の言葉は口にしたほうがいい。危うく修人家庭環境も悪くなるところだった。

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    2026年06月24日
  • 惑 まどう

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    「かもしれない」と「最後の望み」が好きだったかなぁ。
    でも他の作品は、面白かったけど、なるほどね〜で終わっちゃった。
    「太陽と月が星になる」は好きな話だと思うんだけど、もうちょっと欲しかった…何を?と言うと難しいんだけど

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    2026年06月03日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    妾腹の後ろ盾のない少女がのし上がっていくお話は好き。
    あんまりいじめられるシーンがしつこいと読み切れないけど…
    かな子さんは妾だったお母さんにマナーや芸事を仕込まれ、父親から愛されていたのがよかったんだろうな。
    何年にも渡る「一族もの」は好きだが、この作品は逆「大地」とか逆「虚栄の市」みたいに女性が活躍していくお話だったらいいなと思う。

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    2026年05月18日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    長かった……本当に長かった。
    最初の100ページは読んでるのが本当に辛くてミステリを期待して読んだ。
    私のように次々と主人公の周りで不審死が……みたいなものを期待してる人にはお勧めしない。ミステリとはまた違った分類だと思う。
    読み進めていけばラスト200ページは本当に面白く読めた。

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    2026年03月24日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    オフ会の会話の中で知った本。久々にアンソロジーを読みましたがとてもおもしろかったです!「一生遊んで暮らせる方法」「12万円わんこ」「廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?」が好きです。やっぱり原田ひ香さんの他の著書も買おうかなぁ。悩みます。

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    2026年03月17日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    原田ひ香さんの短篇が入っていたのと、帯に引かれて購入。

    どのお話もよかった。
    節約術が載っている訳ではなくて、お金との向き合い方だったりお金と人間関係の絡みなどが話に編み込まれていてお金について考えることができた。

    p213 わらしべ長者のつくりかた

    いったいいつから、どうせ自分なんて大した人間にはなれないと、世の中を拗ねたような顔つきで暮らすようになったのだろう。
    これから自分がどんな職業や生き方を選ぶにしても、一日、一日をきちんと生きていく。仕事を楽しむ。楽しめる仕事を探してみる。


    心に染みた。

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    2026年02月17日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    「ラスト」「メッセージ」の2つを題材にした短編小説。
    とても読みやすかった。
    特に「猫への遺言」での意外な展開とラストへの結びが心に残った。
    また「青い封筒」での高校生男子を持つ母の息子への接し方や夫婦関係もリアルだと思った。

    キーセンテンスは同じでも、内容は多様化していて面白かった。

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    2026年01月23日
  • おいしい旅 初めて編

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    サラッと読むには良い。
    でも何かすごく心に残ったかと言われると難しい。
    アンソロジーの良さと限界なのかなぁ。

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    2026年01月02日
  • おいしい旅 初めて編

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    『下田にいるか』 坂本司
    (『和菓子のアン』の坂本さん)

    コロナ禍の鬱屈した日常に、ふと「そうだ! 伊豆に行こう」。会社員の主人公が思い立ったが吉日とばかりに、電車に飛び乗って一泊旅へ。美味しい海の幸やご当地グルメに舌鼓を打ち、イルカショーでは童心に返る。
    いつもモヤモヤとしていた仕事の悩みも、潮風と旅先の景色に浄化されていく。
    ひと言
    「まずは行ってみればいい。おいしい景色は逃げない。」

    『情熱のパイナップルケーキ』 松尾由美
    初読作家さん
    パイナップルケーキの香りに誘われて、ひとり台湾へ。
    職場に馴染めず、派遣という立場の曖昧さに息苦しさを覚える主人公。けれど旅先で出会う味と空気が、凝り固まった視点を少しずつほどいていく。
    離れてみると見えてくる、同僚たちのささやかな感情。
    彼らの隠していた想いと、自分の本心。その距離感を確かめるような“はじめて”の一歩。

    ひと言
    「少し遠くへ行くだけで、人の気持ちは案外よく見えてくる。」

    『遠くの縁側』 近藤史恵
    どこかで読んだ気がする——そんな「既視感」の正体は、きっとこの作者特有の“食と少しの孤独”の空気感。あるいは、ただ忘れただけ。

    アムステルダム出張で盗難に遭い、急遽ひとり取り残される女性。
    ビジネスでも観光でもない、宙ぶらりんな3日間。
    頼るものが消えた時、彼女は少しずつ街に溶け込んでいく。
    店先に並ぶコロッケの温度、夕暮れの運河、
    見知らぬ地の「縁側」に腰掛けたような心地よさ。
    それは日常のきしみをそっと癒やす時間でもある。

    ひと言
    「知らない街のコロッケは、なぜあんなに美味しいのだろう。」

    『糸島の塩』 松村比呂美
    初読作家さん
    福岡・糸島。海風に磨かれた“美味しい塩”の産地。
    けれど主人公の心は、しょっぱさより苦さ多め。
    不倫相手が始めた旅行会社で働き、コロナ禍の煽りもあって経営は綱渡り。
    詐欺同然のツアーを売る自分に、ときどき嫌気が差す。

    そんな境界線の上で出会う、一人の女性旅行者。
    まっすぐ旅を愛するその姿に触れて、
    「本当は何が好きだったか」を思い出して

    ひと言
    「苦味と塩味があるから、旅はおいしくなる。」

    『もう一度花の下で』 篠田真由美
    こちらも初読作家さん
    幼い頃に祖母と過ごした、あたたかな記憶。
    その懐かしさに導かれて、箱館へひとり旅。
    香り高いコーヒーが、封じていた家族の記憶をそっとほどきはじめる。

    そこで浮かび上がるのは、知らなかった家族の確執。
    過去の恋、叶わぬ想い——
    ちょっと“耽美な不倫ファンタジー”の気配すら漂って、大人の感傷と子どもの哀しさが混ざり合う。

    ひと言
    家族の物語は、甘いだけでは淹れられない

    『地の果ては、隣』 永嶋恵美
    こちらも初読の作家さん
    大学卒業前。別れた恋人と行くはずだった卒業旅行を、そのままひとりで敢行した主人公。
    行き先はサハリン。日本からほんの少し北へ行けば届くはずなのに、いまや遠い隣国となったロシアの地。

    同じツアー客それぞれのサハリンへの思いと、
    歴史に引き裂かれた記憶たち。
    「旅」と「国境」が交差する場所で、
    彼女は自分が見ようとしてこなかった世界を見つめ始める。

    ひと言
    「遠いと思っていた“隣”は、意外とすぐそばにある。」

    『あなたと鯛茶漬けを』 図子慧
    コバルト出身の作家さん/初読

    家庭にそれぞれの事情を抱えた人たちが集まった、小さな劇団。
    忘れ物をきっかけに加わった主人公の女性は、病気の多い家族のもとに育ち、外食経験がほとんどなかった。食事は生きるための作業でしかない。
    けれど、新しくできた友との時間の中で、
    “おいしい”ことが人生に力をくれると知っていく。鯛茶漬けの湯気の向こうで、
    少しずつ、彼女の世界があたたかく開けていく。

    ひと言
    「誰かと食べるごはんは、明日を変えてくれる。」



    出版時期はコロナ禍。
    外出や食事に制限がかかったあの頃を逆手に取って、旅や“はじめて”の味の物語がそろっていた。

    初読の作家さんも多く、
    「まだまだ読書の旅は続くなあ」と思わせてくれる一冊。


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    2025年12月18日
  • 転落

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    古本屋のばぁさんが薦めてきたシリーズ。

    今回もオチまで話しそうだったので話を遮る。永嶋恵美さんの作品は初。(途中までストーリーを無理矢理聞かされている謎)

    良い意味で不快。(古本屋のばぁさんでは無いです) タイトル不快でもいいんじゃないのくらい不快。

    何度もどんでん返してくるので、後半にはどんでん返し慣れしてくる。

    古本屋のばぁさんには、未だ馴れない。

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    2025年11月24日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンには使った人の気配や家族の想い出が詰まっている。色んな家族の生活をちょっと覗ける短編集。
    “レシピ本はその時代の人たちとつながっている。”
    キッチンに立つ度に、この言葉を思い出して、優しい気持ちで料理が出来そう。

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    2025年11月16日
  • これが最後のおたよりです

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    好きなのもそれほどでも…のもあったけど、よかったです。

    猫への遺言
    とても素敵なご主人だな。

    十年日記
    これは、あたしも書いていて、二冊目なんだけど、
    なんか予感があったときには、先に処分しておこうと思ってるけど…
    こんなに素敵な人もいるんだな…と、自分の日記と比べて、恥ずかしくなったよ…泣

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    2025年11月16日
  • これが最後のおたよりです

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    アミの会によるアンソロジー

    もうひとつある 高宮家四訓 大崎梢
    孤独の谷 近藤史恵
    扉を開けて 篠田真由美
    猫への遺言 柴田よしき
    キノコ煙突と港の絵 永嶋恵美
    十年日記 新津きよみ
    そのハッカーの名は 福田和代
    みきにはえりぬ 松尾由美
    青い封筒 松村比呂美
    黄昏飛行 時の魔法編 光原百合
    たからのちず 矢崎存美

    好きだったのは、もうひとつある、十年日記、青い封筒かな。(孤独の谷も面白かったけど既読だったので)

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    2025年11月04日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金にまつわるアンソロジー。
    アンソロジーは読んだことない作家さんもいて、読書の幅が広がるような気がする。 

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    2025年10月07日
  • これが最後のおたよりです

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    「最後のおたより」がテーマの短編集。
    半分近くが初めて読む作家さんでした。
    「おたより」と言ってもパッとイメージする「紙の手紙」ばかりじゃない。その形は本当にさまざまで、次はどんな“おたより”ストーリーなのか楽しみに少しずつ読み進めました。

    特に好きだったのは、
    「もうひとつある 鷲宮家四訓」大崎梢
    「猫への遺言」柴田よしき
    「そのハッカーの名は」福田和代

    家訓の謎が気になって引き込まれたもの、
    夫の猫に宛てた手紙から愛情を感じたもの、
    ちょっと異色でミステリーっぽい雰囲気のもの、
    趣向は異なりますが、どれもラストは優しく、晴れ晴れとした気持ちになりました。
    矢崎存美さん「たからのちず」は、祖母との思い出に寂しくも懐かしい気持ちになった。
    同じテーマなのに切り口がいろいろあって、楽しめました。

    「最後」というワードで瀬尾まいこさんの短編集「おしまいのデート」が思い浮かびました。
    心を温めてくれる優しい読み心地の短編集で、お気に入りの1冊。

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    2025年10月07日
  • ここだけのお金の使いかた

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    お金にまつわる7つの話。

    お金の使い方で基準値もわかる、というものですが
    2話目の話はちょっとすごかったです。
    ケチを通り越して、自分の事だけを考えている状態。
    付属品というよりも、便利ツール?
    どうしてそういう考えになった? と聞きたいものです。

    子供の話も現実的で微妙な気持ちになりましたが
    そういう塾も、そういう同級生もいるかも、と。
    相手の母親も察してくれて、泥沼にならなくて
    かなりホッとしました。
    最初が最初なので、そうなったらなかなか…。

    わらしべ長者、やれると楽しそうです。

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    2025年09月26日
  • これが最後のおたよりです

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    最後のおたよりは「最期」のおたよりでもあり、そこから読み解くストーリーが多かった。
    時代は変わっても変わらない関係、絆。相手の事を思い、その時間を共有する。
    心温まるお話が多く、読んでいて心が和んだ。

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    2025年08月25日
  • ここだけのお金の使いかた

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    どれもよくお金に基づいて作り込まれたストーリーでリアルさがあり、サクサク読めた。
    お金で買える物、買えない物、それ以上に価値を与えてくれる存在、共感出来るストーリーが多かった。

    ・百万円分の無駄/新津きよみ
    今まで自分が生きてきた生き方で、お金の使い方がわかる話だと感じた。

    ・塾に行かない子どものための五つのクリンプス/図子慧
    お金の安さと自分都合で大事な事を見逃していることに気付く。これは現実でも起こりうること。お金の根本を見つめ直すことで原因までも解決出来る事が分かった。

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    2025年08月24日
  • キッチンつれづれ

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    表題の通り、キッチンにまつわる短編作品。
    アミの会は、それぞれの作家さんの個性が出ておもしろいと思う。

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    2025年07月30日