あらすじ
市営プールで見知らぬ女に声をかけられた。昔、同じ団地の役員だったという。気を許した隙、三歳の娘が誘拐された。茫然とする私に六年生の長男が「心当たりがある」と言う(表題作)。頻繁に訪れる老女の恐怖(「隣人」)、暇を持て余す主婦四人組の蠱惑(「団地妻」)等、団地のダークな人間関係を鮮やかに描いた十の傑作ミステリ。
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Posted by ブクログ
面白くて一気読みした
特に小火はゾクゾクする
短編だからあれで終わってしまったけど、続編を出して欲しいと思った。
この著者の作品はハズレは少ないと思う
Posted by ブクログ
なんというか、昭和。
決して古文ではなく、
理解できる自然な日本語なのに
現代ではない事がひしひしと伝わってくる。
高校生だった長女が現代史を覚えるのに
「お母さんが◯歳だった時」
と私の年齢を基準にしていて、
自分の半生は既に歴史の中に埋もれつつあるんだ、
と思ったのを再認識。
コロナ禍で一回時代が一区切りしてて、
昭和/平成でもう一区切りあって、
この短編集は間違いなくその前。
昭和ど真ん中って感じ。
携帯電話が普通に使われてるから平成なんだろうけど
時代感が昭和。
Posted by ブクログ
とある団地を舞台にした10編の短編集。
住んだことのない私にとって憧れの住居、団地。
狭い空間で広げられる様々な人間模様が、丁寧に描かれている。
個人的には「花笑み」が印象深かった。
切なくて悲しい話なんだけど、少しだけ救いもあるような。
気付いたら涙がこぼれていた。
Posted by ブクログ
団地の日常ミステリー短編集
ミステリー系はよく読むが、この本は意味がわかると…系のように種明かしが最後まではなく、これってこういうことだよね、、?という感じで全話終わっている
話の続きを色々考えることができて面白い
ゾッとはしませんが
ゾッとしたい方や怖々読みたい方にはお勧めできませんが、読後何となくほっとした気持ちになり良い睡眠が取れます^ - ^浅いような深いような…ミステリーとしては浅いかもです。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
市営プールで見知らぬ女に声をかけられた。昔、同じ団地の役員だったという。気を許した隙、三歳の娘が誘拐された。茫然とする私に六年生の長男が「心当たりがある」と言う(表題作)。頻繁に訪れる老女の恐怖(「隣人」)、暇を持て余す主婦四人組の蠱惑(「団地妻」)等、団地のダークな人間関係を鮮やかに描いた十の傑作ミステリ。
【感想】
Posted by ブクログ
団地が舞台の10個の短編集どの話も身近にいそうな人のちょい怖い話
『インターフォン』『小火』はゾッとした
『梅見月』『花笑み』は切ない話
最後の『迷子』は怖くなくてほんわかした話
Posted by ブクログ
覚悟はしていたんですがやはり想像通り
なんか後味の宜しくない、ダークな人間関係を
主題に描く短編10作。ほとんどが団地という
やや特殊な閉鎖生活環境に於いての人間関係は
自分も知ってるだけに...さらに嫌悪感がタップリ。
こんな短い作品で、なんだか...妙にイヤーな
気分にさせてくれるのは湊かなえさん以上っす。
更に読むものを女性不信にさせてくれそうな
くらいに女性の怖い部分、粘着した部分、
残酷でドライな部分、狡い部分...を女性に
書かれると正直...男性からしたら凹みますw。
こあいよーw。