いやいや...なかなかに不快感を伴う
黒い内容の作品でしたねー。
変則的に書かれた叙述ミステリーと
サスペンスの組み合わせが読む者の
感情を逆撫でするように追い込んで行きます。
偏見かもしれないし誤解かもしれませんが
この不快さを書けるのは女性ならではのものの
様な気がします。
そもそもの事件のキッカケとなる過去の女性同士の
関係性からして妬み、打算、復讐といった感情的な
動機が既に理解を越えています。
理解させずとも読み切らせるパワーのある作品なので
なお質が悪い(笑)。
ホラーの怖さとは違って纏わり付く粘っこい怖さが
ある作品。