永嶋恵美のレビュー一覧

  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    永嶋恵美さんの作品、初読みです。
    2026年初作家、21人目です!

    こちらの作品は2025年このミステリーがすごいの第8位です。
    明治から大正にかけての檜垣澤家の人々の話しですが、まず本の厚さに驚きます(笑)
    文庫本で800ページ弱‥、そんなに厚いなら400ページ上下巻でお願いしますって感じ。
    だいたいいつもの読書だと100ページ過ぎたくらいから調子が出てどんどん読めるようになるんだけど、100ページ超えてもなかなか手強い感じでした。
    でも、読みづらいとかそんなことは全くなく、古い時代のお話しだけど、興味深く読めました。
    結構好きなタイプのストーリーでした!

    ラストがそんな感じか〜とちょっ

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    2026年03月17日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どこら辺からミステリになっていくのかな〜と思いながらかな子の奮闘を読み進めていくと、終盤の伏線回収に痺れました。関東大震災で何もかもチャラになるんじゃなくて、かな子がスエや花を出し抜いて成り上がっていく様を見たかったというのはちょっと望み過ぎか。面白かったです。

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    2026年03月17日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    出来ればそういう結末で終わるのではなく、かな子の力量でのし上がっていく話が読みたかった。
    何となくサラ•ウォーターズ感もある。

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    2026年03月05日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読書前メモ:
    本紹介を見て購入。
    舞台が明治から大正にかけての横濱で地元近くというのも相まって興味を持った。

    読書後メモ:(要約)
    横濱の貿易商、檜垣澤家当主の妾の子として誕生したかな子。火事で母を亡くしたかな子は、檜垣澤スエや花、花の3人の娘たちと共に暮らすことになる。女中や使用人と同じ部屋で過ごしながら、母の教え(人の顔や何を話したのかを絶対に忘れないこと。人には三つの顔があること)を心に留め、時には盗み聞きをして情報収集をしていた。ある日の夜、婿養子が火事で不審な死を遂げ、第一発見者となったかな子は恩人と持ち上げられ、少しずつ表舞台に出ることになる。園遊会や姉たちに連れ回される中でかな

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    2026年03月03日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    なんという壮大な大河小説!そしてちゃんとミステリー!
    富豪一族の妾の娘だった、かな子を取り巻く女たちの腹の探り合い。幼いながらも絶対に負けない、絶対にのし上っていくという強い意志を持ったかな子が凄い。
    成長するにつれ、周りがもっと良く見えてくる様や、その当時の暮らしぶりなども丁寧に描かれていて、ちょっとずつ散りばめられた伏線も終盤に回収、約800ページという長編なのに中だるみすることなく、ラストの怒涛の勢いが本当に凄かった。
    女怖い(๑ᴖ◡ᴖ๑)

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    2026年02月26日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    題名が『檜垣澤家の炎上』なのでクライマックスとして大火災が起こるのであろう…と勝手に決め込んでいたのですが、ラストに近づくにつれ、もしかしてそれは序章で起こる火事のことかも、と思い込みが揺らいだところでの最後の最後の展開に不意を突かれました。一体、この先何が起こるのだろう?という前のめりな気持ちをいなす様に、維新後の絹のビジネスで膨大な富を蓄積した商家を舞台に、日々の細かな出来事とその家に迎えられた妾腹である女主人公の心の動きが、これでもか、というほど頁数を費やして語られて行きます。ゴールが予想できない不安定な感じが明治・大正の富豪のライフスタイルの描写や次から次にばら撒かれる伏線に幻惑されて

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    2026年02月20日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    面白かった。かな子の成長が楽しみになってどんどん読んでしまった。
    約800ページは読めるか不安だったが、もう少し読みたいと思えるほどだった。

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    2026年02月12日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    明治大正時代の富豪・檜垣澤家を舞台に、そこに引き取られた妾の子であるかな子を主人公として話が進みます。女性を中心とした富豪一族において、妾の子という立場上常に家の人の腹を読まなければならない緊張感、一族の秘密というミステリー要素もありながら、その中で頭の良さと努力で自分の道を拓いていくかな子の成長物語の側面もあり、800ページの大作ですが面白かったです。

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    2026年02月09日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    幕引きは唐突で乱暴に感じたけど、史実に基づいた出来事に沿って進む、主人公かな子のサクセスストーリーとして興味深く読んだ。

    個人的には恋愛要素がもう少し読みたかった。
    かな子が親友である暁子に対して「彼女以上に大切な人は今後現れないだろう」と独白する場面があったので、「これは予想を裏切って他の男性と恋に落ちる伏線では!?」と期待していたのですが。
    まさか候補の男性が二人とも帰らぬ人となるとは思いもよりませんでした……。
    恋愛にうつつを抜かしている暇はない、という作者様からの愛のある試練でしょうか……。

    かな子の宿敵も家族も思い出もすべては瓦礫の下に埋まってしまった。
    檜垣澤家を復興させるまで

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    2026年02月08日
  • インターフォン

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    めちゃくちゃ面白かった。短編集苦手って思ってたけど払拭された。団地を中心として起こる日常ドラマのリアリティがすごかった。

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    2026年02月01日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    芦辺拓さんの「大鞠家殺人事件」を彷彿とさせるなぁと、読み始めて暫くは感じていた。
    この一族の中で、殺人事件が発生するのか?と待ち構えていたら、発端にポツとあっただけ。
    かな子が学校に進学するあたりで、おや、事前の予想とはちょっと違う展開だなと思ったが、この中盤から一気に引き込まれていった。

    終盤、「こんなにフラグを立てた西原とくっつかないんかーい!おいおい!」などと独りごちながら、病室から出る際の描写では涙ぐんでしまった。

    なんとなく、タイトルから予想していた結末ではあったものの、ここまで思い切りよく全滅させるとは思わなかった。
    が、しかし、かな子の行く末を読者に委ねるとするなら、最適な締

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    2026年01月30日
  • ここだけのお金の使いかた

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    この中の一人の著者の小説を読んで、他のも読みたくなったので、読んでみた。

    お金に関する短編集を異なる著者がつづっている、アンソロジー。

    いろんな女性主人公が登場して、誰かに共感する、ということはないのだけど、みんなそれぞれの立場で一生懸命生きているなぁと思った。お金の使い道に正解はないので難しいのだけど。

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    2026年01月24日
  • ここだけのお金の使いかた

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    老若男女のお金にまつわるアンソロジー
    コロナ禍を反映しているものも多く、感情移入しやすかった
    個人的には永嶋恵美さんの「廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?」がぞくぞくしておもしろく好みだった

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    2026年01月10日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    文庫本とは思えない程の分量。う〜ん面白かったと言えば面白い、そうでもないと言えばそうでもない。山崎豊子の小説は、素晴らしいと改めて認識しました。

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    2025年12月26日
  • これが最後のおたよりです

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    アミの会によるアンソロジーを読むのは4冊目ですが、これもどれもじんわり涙するお話が多かったです。特に「猫への遺言」柴田よしき著が良かったです。定年退職した老夫婦の夫がコロナに感染し、急逝してしまう。
    その後、妻がみつけた3通の遺言書。妻への遺言書は、読まれるはずのないものだったのに急逝だったために読めてしまう。知らなかった夫の本心。最後に猫への遺言書で、また涙でした。
    自分と重ねて何とも言えない気持ちになりました。
    「青い封筒」松村比呂美著も良かったです。
    あんなお手紙もらってみたい。親子、夫婦もこんなふうに、積み重ねていくものだよなと思いました。

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    2025年11月17日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    強かで賢い女かっこいい〜!!
    自分史上一番の長編だったのと時代設定もあり読むのに時間がかかったけど、ミステリー要素が散りばめられていたり終盤は怒涛の展開だったりでとても面白かったし切なかった。
    時代背景がしっかりと書かれているので勉強にもなった。この頃は学校に通ってる間でも有無を言わさず嫁がされることが当たり前で、男が浮気しても許されるのに女は許されなくて理不尽だし、女性は自由がなくて大変だなと思った。
    檜垣澤家に来たときこそはギスギスしてたけど、三姉妹や暁子さんとの関係がそれぞれ良くて、想像してたより微笑ましかった。これもかな子が賢く強く成長してきたからだなとも思う。雪江がお嫁に行く場面はじ

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    2025年11月10日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    大正時代の横浜を舞台にした長編小説。これをミステリに分類していいものなのかどうか迷うけれど、とにかくおもしろかった。

    主人公の高木かな子は、横浜の素封家、檜垣澤要吉が妾のひさに生ませた子であった。母ひさが火災で亡くなり、檜垣澤家に引き取られることになったかな子は、病の床に臥す父の介護をして暮らすが、使用人ですら、妾の子であるかな子にはつらく当たる。程なく父が亡くなり、完全に孤立したかな子は、ひと癖もふた癖もある義理の家族の中、強く立ち回ろうとする。

    読んでいて何度か『小公女』を思い出したが、かな子はセーラのような無垢な少女ではない。盗み聞きはじめ権謀術数を駆使して、自らの地位を少しでも高め

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    2025年11月05日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ゆうこさんの感想で興味を持ちました。
    774ページもあって文庫本が分厚い。
    いや~、長かったです。
    ミステリーということだが、事件なのか事故なのかという謎解きだけではなく、富豪の檜垣澤家の繁栄と災禍、妾の子と蔑まれていたかな子が幼少期から聡明さで這い上がり成長していく姿が描かれた大河小説でもあった。
    明治から大正の時代背景は興味深かった。
    人と人との関係は好き嫌いとか合う合わないという一言で言い表せない複雑なものであること。
    人の心の中には闇を宿していること。
    人間臭さも良かった。


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    2025年10月25日
  • インターフォン

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    なんというか、昭和。
    決して古文ではなく、
    理解できる自然な日本語なのに
    現代ではない事がひしひしと伝わってくる。

    高校生だった長女が現代史を覚えるのに
    「お母さんが◯歳だった時」
    と私の年齢を基準にしていて、
    自分の半生は既に歴史の中に埋もれつつあるんだ、
    と思ったのを再認識。

    コロナ禍で一回時代が一区切りしてて、
    昭和/平成でもう一区切りあって、
    この短編集は間違いなくその前。
    昭和ど真ん中って感じ。
    携帯電話が普通に使われてるから平成なんだろうけど
    時代感が昭和。

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    2025年10月14日
  • これが最後のおたよりです

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    タイトル通りラストレターというか、最後のメッセージをテーマとした短編集。個人的には「猫への遺言」がよかったなぁ。これまでは猫を見送ることばかりだったので、猫に言葉を残すという発想がなかった。人間いつ死ぬかわからないしね。

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    2025年07月10日