成田名璃子のレビュー一覧
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『東京すみっこごはん』シリーズも第5弾。
そして、最終巻になりました。
『東京すみっこごはん』と出会ったのは2016年7月の事。
母の入院中で、駐在先から母が1人暮らしをしていた実家に戻っていた時のことです。
私自身の気持ちも落ち込んでいるときだったので、『東京すみっこごはん』は心の真ん中にずどんと響きました。
気持ちも沈み、食欲がなかったこともあり、食べることが疎かになっていた時でした。
『東京すみっこごはん』を読んでいると、食べること=生きること。
生きること=母の愛を感じること。
しんどかった気持ちが、少しだけ解き放たれたようでした。
東京のとある町の片隅にある「共同台所 すみ -
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シリーズの第一作を読み、次に読むのは、この最終巻。
なにか、パンの耳を食べずに残すとか、デザートを先に食べてしまうような背徳感(…大げさな)を感じなくもない。
しかし、久しぶりにあった人たちに、いつものように受け入れられたような感じではあった。
ヒロインの楓は、高3になっている。
将来に悩み、受験勉強もしなくてはならない。
「瑛太くん」だけはここで初めて見る名前だが、あとはみなおなじみの人たち。
しかし、すみっこごはんを支えてきた大人たちが、次々と抜けていくのがこの巻。
それどころか、おじいちゃんまでが。
みんなが次のステージに進む。
それは実際の生活にも起こることなのだけれど、ちょっと -
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ネタバレ最初の数ページ読んで”結菜は素直で一生懸命だけど、ドジっ子で天然だから、空回りばっかり!だから周りの皆はほっとけないのテヘw"みたいな、愛され系キャラのつもりで書いてるなら、自分の肌には合わなさ過ぎて、この人の作品は今後読めないかも・・・と思ったら、ちゃんと腹黒で安心
逆に美空が、結菜の事探るつもりで、懐いた振りしてたって言うのは、腹黒過ぎて引いた
先生は結菜の過去を知って、何とかしてあげたいと思った(そうか)
涼子や美空と暮らす事で、何かしら良い変化が有ると思った(そ、そうか?)
なので結菜が故意に意地悪してるけど、それに対して怒る涼子を君らしくないと窘めたりした(・・・何で -
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シリーズ2作目
前作から1年後、先生の家に押しかけの弟子希望の女性が来たり、涼子さんにお見合い話が持ち上がったり、美空の様子がちょっと変わってきたり
押しかけ弟子の結菜さん、謎ですな
後半で正体がわかった後も、行動の目的というかがよく理解できない部分がある
本当に故人の事を想うのであれば、他にやりようはあると想うけどね
涼子さんのお見合い
前作もそうだけど、親の思惑がなんとも面倒くさい
もし自分の親がこんなだったらすげーウザいし、何も頼りたくなくなるな
しかしまぁ、世間の目というのも一応気にすべきなのもわかるけど、本人や子供の意思を重要視していなそうなところが嫌
幸いにしてよく出来た相