あらすじ
「保育園がないなら、つくっちゃえ!」。ママたちの奮闘物語。
息子の保育園が見つからない会社員、娘の保育園の方針が合わない契約社員、保育園で働きたい専業主婦、孤独と不安をシェアしたい人、この指止まれ! 北村彩芽は不動産会社の街づくりプロジェクトを担当。出産後すぐに職場復帰するはずが、まだ保育園が見つからない! 思わずSNSで呟いた。
#保育園落ちた人この指止まれに、ママたちの苦悩がたくさん寄せられた。そのオフ会で知り合った2人に彩芽は目をつける。シングルマザーで経理ができる沢村敦子。子をあやすのが上手な江上梨乃。彼女たちの能力を見抜き、彩芽は一念発起する。
「保育園つくっちゃいませんか?」。動揺する2人をよそに、実現に向けて彩芽は突き進むが――。保育園に落ちた仲間同士の人生をかけたプロジェクトがはじまった。
第一章 運命の通知
第二章 保育園つくりませんか?
第三章 目覚め始める女神達
第四章 応募がない!?
第五章 それぞれの保育園
エピローグ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
保育園をつくりたいので、こんなのもおもしろいなあ、と思いながらサクサク読めた。たのしいだろうな。
今はまだ何もできていないので、とてもまぶしく思えた
Posted by ブクログ
子どもを保育所に預けられなかったキャリアウーマンがママ友と保育園を作る物語。子どものことを思って作る保育園は魅力的。どんな仕事でも相手の立場になって関わっていかなければいけないなと思った。
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
保育園に落ちた3人のママ達が、自分達で新たな保育園を立ち上げる、という起業ストーリー。
自身も子供がおり保育園入園時は気を揉んだので、あらすじを知ってすぐに手に取りました。
きっかけは、ハッシュタグ「保育園落ちた人この指止まれ」の呟き。共感したママ達とのオフ会での出会い。
夫婦関係、嫁姑問題、職場のパワハラ…などなど、それぞれに悩みを抱えながらの落選。
家庭環境は違えど、日々みんな色々思い悩みながら頑張ってるんですよねぇ。
『どうして子育てをするのに、子育て以外のことがこんなに大変なんだろう』
作中の言葉には、ホント同意しかない。
色々とすったもんだもありますが、スカッとするし、感慨深いラストに胸がいっぱい。
ここまで頑張ってきた3人に拍手を送りたくなりました。
おもしろかったです!
Posted by ブクログ
作中、どのお母さんもパワーがすごい。
読んでいて爽快な部分もあるし、希望のある話で読みやすいのだけれど
つい自分と照らし合わせて、誰もがこんなパワーあるわけではないよ…とも思ってしまう。
そりゃ、働きたいけど働けない、という話のほうが問題提起もしやすいよね。
働きたくないけど働かざるをえない、より話も明るく膨らむよね。
でも家事・育児・仕事でパンパンで、保育園も大変だけど1年生の壁も大変で、
本作のその後…その辺りを扱った話も読んでみたいものだ意地悪く思ったりもする。
Posted by ブクログ
個性や環境の違う女性3人が目標に向かって一つになっていく姿、ぶつかり合いながらも絆を深めていく姿に自然とページをめくる手がはやくなった。
自分の保活や育児を思い出しつつ、共感しながら楽しく読めた。
今まで深く考えたことがなかった保育方針や保育用語でいう『育ち』、保育理念などが文中に出てきて、勉強になったとともに改めて保育園へや保育士さんへの感謝の気持ちが芽生えた。
Posted by ブクログ
つくづく女性が働きにくい世の中だよなあ
ということを、
違う視点から描いてきたって感じ。
保育園を作るのがこんなに簡単だとは思えないが、
こうなったらいいなあと思っている人は
本当にたくさんいるんだろうなあ。
Posted by ブクログ
保育園入れないなら、つくってしまえ!
なかなか考えそうで、そこまでの発想はないかもしれない。
今だからこそSNSの活用がありますね、昔だったらもうそこであきらめるしかない、うまい具合に3人の主人公の役割分担ができていて、その流れもおもしろかった。裏切り行為ありスパイ行為ありハラハラドキドキでした。
「商店街の保育園」ネーミングがいいですね。
紆余曲折(うよきょくせつ)あり、さあ開園だ〜
もうこのお話は続編が
楽しみになってしまいました。
どんな保育園になるのか?
わくわくがとまりませんでした。
Posted by ブクログ
保育園に入れないのなら作ってしまえばいい!というなんともパワフルなお話です。
展開もややご都合主義といったところは否めませんが、それぞれが自分の問題と向き合いながら奮闘する姿は眩しいものがありました。
Posted by ブクログ
保育園に落ちた主人公が同じく子育てに奮闘するママさん仲間と保育園をつくる話。自分のライフステージが変わったので、共感できるかなと思って読んだ。
Posted by ブクログ
第5希望まで書いて、妥協もして、色んなものを諦めても無慈悲に突きつけられる「不可」の二文字に心を抉られて、社会を恨んだ過去を思い出した。それらを原動力に変え、悪徳保育園にも屈さず保育園立ち上げに奮闘する母親達は格好良かった。こう言う保育園があったら救われる人は多い。
Posted by ブクログ
保育園に入れなかった。だったら保育園を作っちゃえばいいんだ!そんな感じでママ友3人で保育園を立ち上げる事に。場所を無料で貸してくれたり、地域密着型の保育園を作るのに街の人々が協力をしてくれて立ち上げた。色々な妨害や嫌がらせなどもあったけどついに保育園は出来た!中々の感動の物語である。
Posted by ブクログ
保育園に落ちたから、保育園を作っちゃおう!という発想がすごい。3人のママが主人公だが、みんなパワフル。家庭や仕事の問題と並行して、保育園を立ち上げるという大きなプロジェクトに積極的になっていく様子は、胸が熱くなる。それぞれの専門知識を活かして、彼女たち自身も生き生きとしていくのが、希望に溢れていて爽快!その後の話も読んでみたい。
Posted by ブクログ
保育園に全落ちしたママ、子どもの通う保育園に不信感を持つママ、本当は保育士に復帰したい専業ママ。三人がイチから保育園をつくる!
保育園に落ちたからって仕事辞めて保育園設立って、まぁ現実的な話ではないんだけど、あれこれあって進んでいくうちに、回りのいろんな協力を得られたり、絆が強くなったり、なんだかんだうまいこと回っていくのが爽快。
それにしても、彩芽の旦那は、相当素晴らしい男だな。終盤に出てくる池内も好感だし、刀屋さんのおじいちゃんも好き。
Posted by ブクログ
少々ご都合主義の感もぬぐえなかったけれど、自分たちで保育園を立ち上げるっていう発想がユニークで行動力に圧倒された。持っているキャリアと抑圧された日常がうまくマッチしすぎて感情移入が難しかったので星3つかな。
パワハラ園長が追い詰められるのは心地よかった。人がこんなにも変われるのはちょっと非現実的。こうであって欲しいという願望。