成田名璃子のレビュー一覧
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最初、主人公の無神経さにイライラしました。
他人の家の部屋に勝手に入るって無理…という感じです。
色んな展開に無理があるなあと思いつつ読みやすいので一気に読みました。
終始、主人公にイライラしながらも最後に元夫にガツンと言ったので救われました。
家事は人により答えが違う。
食事にしても出汁からとる人や冷凍食品を温めるって人。食器洗いも食洗機がある。
今も昔ながらのやり方の人、外注の人、最先端の家電を使う人色々。
話としては少し納得出来ないけど、家事を改めて考えるきっかけにはなりました。
どんな立場でも自分の気持ちを確かめてやりたい事、やるべき事をする事が大切だと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見目麗しい神主と巫女の兄妹、そして白猫のタマがいる一条神社。ここには時おり、御祭神の聖神(ひじりのかみ)に呼ばれてくる人がいる。一条神社では、過去に強い後悔を持つ人が人生で一度だけ「時帰り」することができる。人の死や歴史に関わる大きな出来事は変えることができないが、意識だけが当時に戻れる…。
高校時代の苦い告白の記憶を消したいと願う女性『この胸キュンは誰のもの』。痩せて輝いていた10年前に戻りたいと思う中年サラリーマン『思い出の苦いヴェール』。喧嘩になり夫に放った一言を後悔する子育て中の女性『高くついた買い言葉』。引っ越してしまった友達と仲直りしたい小学生『永遠の縁日』。娘を亡くした夫婦が娘にもう一度会いたいと願う『だいすき』。
あの日に戻りたい。そこまでの後悔は私にはないけれど、もう会えない人がいたら強く思うのかもしれない。『この胸キュンは誰のもの』『思い出の苦いヴェール』の2本はなんというかリアルで、いかにもありそう。過去を変えようと当時に戻ると、自分の記憶と違っていること、気づいていなかったことに気づく。
最後はどの話も前向きに神社を去っていく。読後感が良くてよかった。 -
Posted by ブクログ
もしもあの日に戻れるのなら、というタイムスリープものでした。
フィクションなので未来に光がさす方向の話しになるようにどの話しもなっていますが、無理にいい話しにしようとすることはなく、自然に前向きになれるようになっていたので、そこが良かったです。
ただ、最後のお話しはちょっとキツかったですね。想像するだけでシンドかった。私がその立場ならここまで頑張れないかもしれないと、共感というか、共鳴し過ぎて辛かった。ただ、神主さんが前向きになれたのはこのご両親の言葉だったから、とは思えたので、そこは良かったね、と思えました。
読めば必ず、後悔しないような日々を過ごさないと、と思うのでしょうが、それが出来ていたら苦労はしない(笑)昔誰かに言われたか、聞いたか「反省はしても、後悔はしない人生を」という言葉を覚えていますが、どちらも難しいな、と思います。
良い作品でした。また続きが出るようでしたら読みたいですね。 -
Posted by ブクログ
ローカルラジオ局「鎌倉なみおとFM」でDJをつとめるトッシー。時は1985年、ラジオブースからは由比ヶ浜が一望でき、ロケーションは申し分ない。自分の喋りで流行をつくってやる!と勢い込んでいるのに、全然思うように話せない。
夜中にブースに潜り込み、架空のラジオ番組を流すふりをして1人でトークを繰り広げると、リラックスして上手く喋れる。そこへ見たこともない電話番号「090-」がかかってきた…。
ラジオDJは話すことが得意そうだけど、こんな思いを抱えている人もいるのかな。確かに『自分が自分が』という感じでリスナーを置いていっている人もにいる。『しゃべること以上に聴くことも大事だ』という箇所を読んでからラジオを聴くと、いつもと違って聞こえてきた。
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Posted by ブクログ
様々な悩みや秘密を持った年齢も職業も異なる人たちが、商店街の脇道に佇む一軒家に集まって、手作りの料理を共に食べる共同台所を舞台にしたお話し。
美味しい家庭料理がお話の真ん中にあるので、読んでいてすごくほっこりするストーリーだった。
なんと言ってもお料理の描写がとっても美味しそうで、本当に目の前に出されたような感覚になってお腹が空く空く。笑
特に私の胃を掴んだのは、団欒の肉じゃがに出てくる肉じゃがを、タイ人留学生のジェップくんが食べるシーン。
僕は丼に手を伸ばして、じゃがいもに箸を入れた。
割れ目から、さらに湯気が上る。
軽く冷ましながらそっと噛んでみると、ほっくりと煮崩れたじゃがいもが、甘じょっぱい出汁といっしょに、ふんわりと口の中を満たしていった。
ほこほことして、味がしっかりと染み込んだじゃがいも…このときのジェップくんの状態とも相まって、想像しただけでたまらなかった…。
世の中には美味しい食べ物がたくさん溢れているけれど、家庭料理に勝るものなし。
読んでるだけで心の栄養になるような家庭料理と、温かい登場人物たちに癒された1冊でした。