成田名璃子のレビュー一覧

  • 時帰りの神様

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    自分にとって『東京すみっこごはん』以来の作者の本。
    今回は、過去に戻ることができる神社と、神主と巫女きょうだいのお話。ここへ辿り着けるのは、神社が選んだ人だけ。誰でも戻れるというわけではないらしい。
    戻ったからといって必ずしも良い結果になるとは言えない、とイケメン兄の神主は諭すのだが・・・。

    戻れる期間も決まっているし、過去を大幅に変えることは許されない。それでもほんの小さなきっかけを掴みたくて、人生を見つめ直したり、ちょっとした行き違いを修正したり、もう会えない人に会いに行ったり。
    そもそもなぜこの神社にそういう力があるのか、神社の縁起が知りたいので、続編希望。

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    2025年03月27日
  • 東京すみっこごはん 雷親父とオムライス

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    いつまでも続いてほしいすみっこごはん。
    何事も何回もチャレンジすれば上達するのかな。丁寧に丁寧に!
    ミートローフを久しぶりに食べたくなった。

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    2025年03月21日
  • 坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常

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    お坊さんも最初から悟ってるわけではなく、厳しい修行の中であれこれ思い悩みながら、少しずつ変わっていく。当たり前だけど、お坊さんも人それぞれ。あまり没頭できずに、でも読みやすくはあった。

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    2025年02月16日
  • 月はまた昇る

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    働く母親にとっては切実な待機児童問題をテーマに描かれたお仕事小説?保育園新設小説?…かな?

    「ないなら作っちゃえ」…なかなか日常では考えられない発想で「理想の保育園を作ろう!」と母達が、がむしゃらに発奮する姿が楽しみで手にした。
    この手の小説って些か都合良すぎだろう〜と思ってもそれを振り払うテンポ、展開、勢いに圧倒されページを捲る手は止まず…というのが魅力だと勝手に思っている。(個人的な思いです)
    そういう意味ではちょっと違ったかなぁという気もする。
    彩芽、梨乃、敦子、各々の情熱や勢いになんとなく終始乗り切れなかった!
    まとまった読書時間が取れず隙間時間を利用しての読書だったからかなぁ…こち

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    2025年01月25日
  • 東京すみっこごはん

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    やっと読みましたー
    この頃はこう言った“ごはん”“癒し”系の書物が溢れていますね。みんな癒しを求めているんです。
    登場人物それぞれの出来事から、ぐるぐる回って収まった感じです。
    このお店に出会って少しづつ幸せに向かって変化していく人達のお話。

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    2024年12月31日
  • 世はすべて美しい織物

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    織物とか伝統工芸品とか手にとってみると本当に美しい

    織物の町があるんですね
    知らなかったなぁ

    染め物、織物の美しさ
    着物なんて着る機会ないし、自分じゃ浴衣すら着れないけれど
    こういうものは、なくしちゃいけないものですよね

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    2024年12月31日
  • 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私

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    家事好きだけが取り柄だった主人公
    夫に浮気され離婚される

    実家でも邪魔にされ、ついた仕事が偏屈な作家の
    家政婦

    「掃除」が心を癒してゆく
    いろんな人の再生のお話

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    2024年12月21日
  • 東京すみっこごはん 楓の味噌汁

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    ☆3.0
    優しい気持ちになれる話だった
    シリーズと知らず途中から読んじゃったけど、
    久しぶりに全巻読みたいと思えるシリーズを見つけられて嬉しい

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    2024年12月02日
  • 時帰りの神様

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    美男美女の兄妹が神主と巫女を勤める鎌倉の一条神社。
    聖神に選ばれた人が訪れると、神社の聖神の力でタイムスリップできるという。
    過去をやり直したい人たちの連作短編集。

    やり直しと言っても、大きな変化は起こせない。本書に出てくるのは、高校生の時に告白したことを後悔している女性や、夫婦喧嘩をしてしまった女性、昇進したことを後悔する男性など。
    「あんなこと、言わなければよかった」「あんなこと、しなければよかった」というレベルの後悔は、「あるある」と軽い気持ちで楽しみながら読めた。

    でも、最後の章の「事故で亡くなった娘との、最後の1日をやり直したい」という夫婦の話は、涙なしには読めなかった。
    辛い。

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    2024年11月15日
  • 東京すみっこごはん

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    展開は早くて、読みやすい。
    いじめやセクハラ、外国籍の表現にもやもやしてしまい、途中で挫折しかけた。
    終わり方がとても良く、まとまった一冊でした。

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    2024年10月25日
  • 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私

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    不器用な優しさをもつ作家先生と、涼子のやり取りが面白かった。
    小学生のふとした思いつきや、無邪気な距離感や素直さが大きな力になってくれるってすごい。
    就眠運動って言葉も初めて知ったけど、これは今後少し疲れて落ち込んだ時に、自分自身を支えてくれる捉え方になりそうだ。
    終盤に出てきた川谷さんのアイデアから広がる話がどういった感じだったのかがイマイチ想像できなかったので、その辺がもっとイメージ出来れば物語のクライマックスでの追体験がより鮮やかなワクワク感になったであろう。
    元夫、今まで当たり前に享受していたものを受けられ無くなった後の変化、どんな風に感じ・気づいたのかを読んでみたかった!そしたらスカ

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    2024年10月13日
  • 月だけが、私のしていることを見おろしていた。

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    成田名瑠子さんのデビュー作。天体望遠鏡を通しての会話で自分の本当の気持ちに気づいていくお話。良かったです。ただ、男性の低い声ならアルトじゃなく、バリトンだよねというのが気になりました(笑)

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    2024年09月01日
  • 東京すみっこごはん

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    高校生はおじいさんと家でご飯食べた方がいいと思う、5時に退社できる会社は珍しいなどツッコミどころたくさん。

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    2024年07月15日
  • 月はまた昇る

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    保育園に落ちた主人公が同じく子育てに奮闘するママさん仲間と保育園をつくる話。自分のライフステージが変わったので、共感できるかなと思って読んだ。

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    2024年05月11日
  • ハレのヒ食堂の朝ごはん

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    リストラされホームレスになり売春に手を染めようとした深幸。美人の晴子が営む一流の食材を使っているが何故か流行らないハレのヒ食堂で働くことに。
    コミュ障で訳ありの2人が食堂成功のために試行錯誤して奮闘する物語。拗れた主人公に親しみを感じ、美味しい、温かいだけでない面白さがあった。

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    2024年04月29日
  • 不動産男子のワケあり物件

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    不動産の裏事情がわかり、不動産の知識が身につく小説。

    不動産は詐欺師!
    すべての不動産屋がそうだと思わないが、ブラックボックスが多くやり方次第でなんでもありなのだと思ってしまった。

    正直不動産ってドラマもやっているので、不動産に興味があった読んだが、内容的には面白かったです。

    不動産は誰もが通る道だと思うので、知っていると知らないとでは大きく違うなと思いました。無知は罪なのかも知れません。

    最後の展開には『えっ!!』ってなり、訳あり物件の意味もわかりました。
    考え方によっては、物件もいろいろありますね。

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    2024年03月02日
  • 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私

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    家事がどのようなものなのかなんて、考えたことがが無かった。
    「家事は生きるための本番」という言葉に納得。
    生きていくには、やらなくてはならない行為。
    一人暮らしを始めて分かる親の有り難さというものは、生きていくために生活を支えてくれていた親の存在を実感する事なのだと思った。

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    2024年02月26日
  • 世はすべて美しい織物

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    ネタバレ

    桐生という地名を知らなかったのですが、こんなにも織物が有名な街だったのですね。
    ここまで我を忘れて熱中できるものがあるのは羨ましいものの、最早呪いと言っても過言ではないような…
    もし私が絹子と同じ立場だったら、確かに娘から手芸を遠ざけようと必死になるだろうなぁと思ってしまいました笑
    母の苦労、子知らずという感じですかね…

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    2024年02月20日
  • 東京すみっこごはん 楓の味噌汁

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    安定のおもしろさ。
    どんどん柿本さんの人柄が素敵だと思えてくる。

    この作品で心に残った一つ目は、『人は、自分にふさわしいと思うものにしか手が出ないもの』

    二つ目は、相談相手を選ぶ楓が、『田上さんは大地すぎて私の訴えなんか雨の一滴のように吸い込まれ「大したことないわよ」という結論になってしまいそうだし、忙しい奈央さんに話すのは申し訳ないし…(その他の人もそんな感じ)』というところ。

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    2024年01月24日
  • ハレのヒ食堂の朝ごはん

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    人生に挫折した深幸と旦那を病気で失った晴子
    ハレのヒ食堂を続けることで、お互いに心が成長していくお話
    心がほっこりしました

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    2023年12月07日