成田名璃子のレビュー一覧

  • 東京すみっこごはん レシピノートは永遠に

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    前作を読んでから時間が経ちすぎて、流れを大方忘れてしまっていたけど、何となくでも楽しめた。最後みんなそれぞれハッピーということで、めでたしめでたし、よかったね。

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    2021年12月02日
  • ひとつ宇宙の下

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    天体観測、懐かしい響きです。私の子供の頃はけっこうブームの頃でした。天文ガイド、天文年鑑、星座早見表、読んでいて懐かしく思いました。プラネタリウムにまた行きたくなってしまいました。天体観測で家族のつながりをつくづく感じました。一華の飛行機に乗れない、ハワイに行けない理由の告白は感動すら覚えてしまいました。ぜひシリーズ化して欲しいです。彼方のその後が気になります。
    宇宙の彼方へ飛んで行け〜

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    2021年11月24日
  • 東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて

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    『東京すみっこごはん』シリーズその3。

    恋愛も結婚もコスパが悪いと避けてきたOL。
    楓をライバル視する同級生。
    前妻の娘に心を開いてもらえない女性。

    そして、何と言っても、ボクサーを引退したばかりの若き日の柿本さんと由佳さん、幼い楓ちゃんの出会いのエピソードがまた、沁みる〜。


    美味しい料理の出てくる物語は大好き。丁寧な料理、ちょっとした隠し味、そこに込められた愛情、思いやりが、五感に訴えかけてくる。
    だけど、かえりみると、自分はろくに料理をしなくなって久しい。
    これでは、子供の舌の記憶に残ることはできないだろうなぁ…

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    2021年11月22日
  • ひとつ宇宙の下

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    それぞれに悩みを抱えた父母子3人家族が、天体観測を通じて理解を深め解放されていく物語。星バカ小説ですね。
    家族が同じ趣味で1つになることはそうそうないと思いますが、互いに気を遣うのではなく、理解することは大事ですね。

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    2021年09月07日
  • 東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて

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    表題作は、こんなに上手くいくものなのか?とも思ってしまったが、母の食の記憶というのは美味しいとかそういう事ではないのだろうなと思う。

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    2021年07月25日
  • 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私

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    夫の不貞で離婚して実家に出戻ったバツイチ子持ち元専業主婦が、近所の小説家の家で家政婦をしつつ自分の家事能力の自信をもつお話

    小説家の家はまるでゴミ屋敷で、荒んだ生活をしているように思える
    実は小説家にもそうなった理由があり……


    家事の重要性がよくわかる
    僕は一度結婚生活を経験してから、また一人暮らしに戻ったわけだけれども
    昔の一人暮らしのときは部屋の掃除もそんなにせずに埃の塊が所々目につくし、トイレは放ったらかし、バスルームは湯船は使わずにシャワーだけで済ませるような暮らしだったけど
    今や週に1度は必ず掃除機かけて、トイレ掃除をして、休みの日にはノンビリと昼間から本を読みながら長湯するよ

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    2021年07月09日
  • 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私

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    読みやすい文章でサラサラと読めて、読後感もスカッとしていて、成田さんの作品はいつも安心して読めます。
    気難しい作家先生とのやりとりはどこか博士の愛した数式を思い出させるような。あの作品でも少し触れてましたが、家事って理数系の実践力の要るスキルだなぁと。そして家政婦という人様のおうちに入り込む文系(と言い切ると語弊があるけれど)の心情理解力?が大事。
    最後の着地点が自己肯定と家事という仕事の肯定でとても良かったです。落書きの件がいちばんハッとさせられました。考えたこともなかったので、こういうとこから人を思いやる想像力を学べるのが小説のいいところだと改めて感じました。

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    2021年06月19日
  • 月はまた昇る

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    つくづく女性が働きにくい世の中だよなあ
    ということを、
    違う視点から描いてきたって感じ。

    保育園を作るのがこんなに簡単だとは思えないが、
    こうなったらいいなあと思っている人は
    本当にたくさんいるんだろうなあ。

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    2021年05月04日
  • 今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私

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    安定した状態をかき回すキャラが登場するので、中盤までは本当にやきもきします。最後は本作らしい落ち方でした。

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    2021年03月22日
  • 悩み相談、ときどき、謎解き? 2 ~占い師ミス・アンジェリカの消えた街角~

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    占い師という立ち位置を軸にした、女性のゆったり成長物語といった感じかな。読みやすくてサラリと読み終えました。

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    2021年03月21日
  • 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私

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    物語はほのぼのと進んでいく感じ。
    自信のなさすぎる主人公に
    少しイライラしました。
    だけど周りの人がいい味をだしているので
    緩和されます。
    物語自体は大きな展開はみせないものの
    言葉の選び方や文章が綺麗で
    特に季節や天気の表現の仕方が美しく
    読んでいて楽しかったです。
    好きな作家さんになりました。

    続編の2巻もあるようだけれど
    1巻でとても満足したのでこの余韻に浸ったまま
    終わろうと思うので読みません。

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    2021年03月14日
  • 月だけが、私のしていることを見おろしていた。

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    女性なら誰もが一度は悩むキャリアと恋愛。ムカつく人も出てこないし何より文章が綺麗でとても読みやすかったです。ちょっぴりファンタジー要素があるのも良かった。個人的にとても好きなお話です。

    ただ少し上手くいきすぎてんんん?と思うところもあったり、最後に急いで雑にまとめすぎとも思ったので星マイナス1で。

    女性にオススメです。

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    2021年03月09日
  • 坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常

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    初成田さんでしたので、このあとすっかり成田さんの職業シリーズ?wにハマってゆきました。お坊さんの厳しい修行、そしてその後に。清々しい気持ちで読み終わりました。

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    2021年02月03日
  • 不動産男子のワケあり物件

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     成田名璃子 著「不動産男子のワケあり物件」、2015.12発行。五流大の濱田充は帝都大卒須藤健一になりすまし不動産会社のバイトに(3か月間試用採用)。美人の帝都大卒片岡杏奈に憧れつつ不動産業務の裏表を学んでゆく物語。部屋に住む人のために一生懸命になる愛すべき性格の彼は、不動産業に馴染めるのか。結構楽しく読み終えました。また、会社を騙してたつもりの彼が、実際は会社に騙されていたというオチも。

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    2021年01月22日
  • ハレのヒ食堂の朝ごはん

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    朝ごはんマジック。
    美味しいご飯のパワーって凄い。“食べる”ってことのパワーって凄い。見ている世界をより明るく元気にしてくれる朝ごはん。
    ハレのヒ食堂、近くにあったら絶対通う。

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    2021年01月09日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚生活は甘いのか、辛いのか。

    私は黒の話の方が好きだったな。
    窪美澄さんの『水際の金魚』が特に。
    『かっぱーん』も、実際にありそうだなと。
    『愛の結晶』は少し不気味に思えたけど、面白い。
    一人目を妻が出産したら二人目は夫の番!
    いいじゃない!
    男性は妊娠出産育児を自分のこととして体験したほうがいい!つわりはものすごく辛いんだ!体調不良で仕事を休むのも、まわりに配慮しながらやってるんだー!

    白の方の『シュークリーム』は、白でいいのか?!
    私は黒じゃないかと思ってしまったよ。

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    2021年01月05日
  • 東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて

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    生きるのが下手な人間の寄り添うところ、東京すみっこごはん。拒絶は受け入れることの裏返し。悲しみや悩みを抱いた人間たちの再生のドラマ4話。それぞれの生き方を追体験しました。成田名璃子 著「親子丼に愛を込めて」、東京すみっこごはんシリーズ№3、2017.4発行。

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    2020年12月06日
  • ハレのヒ食堂の朝ごはん

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    成田名璃子さん、初読みです。「ハレのヒ食堂の朝ごはん」、2016.5発行。面白かったです。人とのコミュニケーションが下手な二人。店主の晴子と手伝いの深幸。二人が成長していく物語。この本はこれで完結みたい。シリーズで「東京すみっこごはん」があるようなので、読んでみようと思います。

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    2020年11月23日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    色々な作家の結婚にまつわる短編集。
    黒い結婚は怖すぎるし、中でも『かっぱーん』は主人公があまりに気の毒だし、そもそもかっぱーんて何なんだw
    逆に白い結婚は甘いお話ばかり。『いつか、二人で。』がとても良かった。

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    2020年09月14日
  • 月はまた昇る

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    保育園入れないなら、つくってしまえ!
    なかなか考えそうで、そこまでの発想はないかもしれない。
    今だからこそSNSの活用がありますね、昔だったらもうそこであきらめるしかない、うまい具合に3人の主人公の役割分担ができていて、その流れもおもしろかった。裏切り行為ありスパイ行為ありハラハラドキドキでした。
    「商店街の保育園」ネーミングがいいですね。
    紆余曲折(うよきょくせつ)あり、さあ開園だ〜
    もうこのお話は続編が
    楽しみになってしまいました。
    どんな保育園になるのか?
    わくわくがとまりませんでした。

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    2020年09月09日