【感想・ネタバレ】いつかみんなGを殺すのレビュー

あらすじ

東京紀尾井町にある老舗超高級ホテル、グランド・シーズンズ。経営者一族で総支配人の鹿野森優花は弱冠二十八歳。だが更に社長となるためには、今日行われるイベント・ミッドサマードリームナイトを成功させなければならなかった。しかし対抗する旧勢力から思いもよらぬ邪魔立てが。しかも折しも某有名海外覆面調査員がレストランを訪
れ……!? 第六回細谷正充賞受賞作にして、〝G〟を巡りホテルの人々が錯綜する、抱腹絶〝叫〟エンターテインメント!

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Posted by ブクログ

おもしろい❢
めっちゃシュール。
ただ単に一流ホテルにGが出てそれを退治する従業員の悪戦苦闘の物語かと思いきや、Gを退治しながら自分も成長していく物語。
思わずウルっとするとこや言葉が面白くて、こんな本に出会ったことないかも(笑)

同じこと書かれてる方がおられましたが三谷幸喜さんで映画なり舞台などで観てみたい❢

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2025年07月12日

Posted by ブクログ

なかなかにカオスで面白かった。
刺すわけでも毒があるわけでもないのに、なんでGって嫌なんだろう。本能が拒否するよね。

中盤でカオスになって、終盤綺麗にまとまったのが、意外でおもしろかった。心に抱えるそれぞれの悩みや苦しみがあって、Gがその化身のような立ち回り。いつかみんなGを殺す。私もいつかGを殺せるかな。

謎に勇気をもらえた作品だった。そしてゴキブリの知識も増えた。私の検索履歴がとんでもないことに。それにしてもG、いろんな種類がいるのね。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

いったい、Gって何だろう。から作品を読むことが始まりました。

いや〜、Gってアレだったのね。
私は正直、苦手です。
飛ばなければ、まだ我慢できるのですが。

このGに1日中振り回される物語。
プリンセス・ドリルなんて絶対に出来ないし、したくない。

何だかよく分からなかったけど、可怪しい?可笑しい話でした。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

タイトルの奇抜さに
なんだこのタイトルは!?
どんな物語なのか? Gとは何か? 
その時は気が動転してたのか
気になってしまい、おそるおそる
手にとってしまいました。

 老舗5つ星ホテルを舞台に繰り広げられる
人間と人間、人間とGとの壮絶な死闘を
真面目にユーモアを交えて大げさに描かれている。
後に笑うのは己かGか?誰もがタブーとしてきたGを題材にした、親子愛、ファンタGー、
お仕事小説。
思いもよらない結末にGだけにジーンとしてしまいます。
G好き、Gに興味のある人にはたまらない一冊! 
 こんなにもスリリングな一日があるだろうか?
至る所にGが現れ一日中ずっとGに振り回され続ける。
こんなの怖すぎる、想像しただけで鳥肌がたってしまうでないか。
しかもビックGとかいうとんでもない輩も現れる。
もはやホラーだ!
子供の頃、Gと遭遇したときのことを思い出してしまった。
それは夜中に懐中電灯を持ってカブトムシを採りに行った時の事だ。
大きめのカブトムシが木を登っていったところを私が捕まえたのだけど、カブトムシにしては柔らかいグニュとした感触だ。何か違うと思いGーっと手の中の物体を見たら大きめのG!
未だにあの手の感触は忘れられない。
まさにGショック。

 何がスゴいって、Gを題材に小説にしてしまうだけでなく、成長、感動の物語に仕上がっているところ。
気持ち悪さで読めなくならないように微妙なラインで描かれていて、スピード感のある展開にGホイホイのように引き込まれてしまいます。
あと、ホテルだけあって登場人物が多い。
読んでいて「あれ、この人だれだっけ?」と分からなくなってしまうので、何回も人物紹介ページを見合わせながら読み進めた。
登場人物のネーミングもGを彷彿させ、思わず笑ってしまう。

みんな心のなかにGを飼っている。
不安、嫉妬、コンプレックス、トラウマ、
ネガティブな心の黒々した部分。
Gを通してネガティブな自分と向き合い、一歩踏み出す勇気を与えてくれる。
たしかにGを殺るときって勇気いる!
最後のラーメンのくだりが一番怖いかも…

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2025年07月04日

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