江川紹子のレビュー一覧

  • 「オウム真理教」裁判傍聴記 1
    これを読まずしてオウム事件総体を語れない。特に地下鉄サリン事件に至る数年間のオウム真理教の凶悪化の速度とその絶対的な活動量の物凄さ。読後、クラクラ眩暈がした。
  • 「オウム真理教」追跡2200日
    ジャーナリストの執念の一冊。「煉獄の使徒」を読んで、オウム事件を再訪したくて当時の江川紹子さんの著書読んでみた。このジャーナリズムの力がなかなか届かなかったのを歯痒く思いながら、当時の臨場感に触れてる。坂本弁護士事件から5年もオウムを放置したマスコミと警察の罪はとても重い。取り返しがつかないのがとて...続きを読む
  • 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて
    江川紹子が慰安婦問題について 2013 に取材を申し込んだところから始まっている。大沼氏から江川氏に共同作業を申し込む形で、インタビュー形式の本書が成立している。主張が分かれ対立する主題に関するわかりやすい見取り図を提示している。

    話題は、東京裁判、サンフランシスコ平和条約、日韓・日中の正常化、戦...続きを読む
  • 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて
    確かに、現在「歴史認識問題」と言えば、韓国併合から満州事変、太平洋戦争を経て、その戦後処理に係る日韓、日中の対立を限定的に指している。靖国参拝、竹島や尖閣諸島、慰安婦といった問題は、それなりに報道に注視し、親と語らい、解説書や小説を読むことで、自分なりに認識しようと努めてはきたけれど、容易じゃない。...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 《当事者》としていかに危機に向き合うか:震災復興の政治経済学を求めて2
    原発問題を契約理論で描く一章、意思決定問題として描く二章、そして政治学として描く三章、いずれも興味深い!特に三章のぶった斬り感は秀逸!
  • 人を助ける仕事(小学館文庫)
    人を助ける仕事に従事する、
    人達の生き方が書いてある一冊。

    特別な人なんかじゃない、
    市井の(普通の)人がそれぞれのストーリー、
    想いを持って働いている。

    思わず胸が熱くなった。
    特別なことなんてしなくても、今、
    目の前にある"自分に出来ること"を
    最大限すればいいんだ。

    大切なもの、思いださ...続きを読む
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • 勇気ってなんだろう
    自分のいやな面にも向き合い、それを受け入れ、よりよい方向に向かうこと。自分が正しいと思うことは信念を持ってやりとげること。いずれも難しいが、そうなるようにあきらめずに取り組みたい。子供たちにも読ませたい。
  • 人を助ける仕事(小学館文庫)
    人を助ける若者たちの半生のインタビュー。仕事はあくまで手段であり、どう生きたいかを見つめたからその仕事に就いた人たち。現状に満足しきってない人が多いのも惹かれるところ。重松さんのあとがきもヨイ。
  • 父と娘の肖像(小学館文庫)
    12名の著名人の父娘関係はどうだったか?インタビュー本。

    父娘関係って本当にそれぞれ違うんだなと思った。
    うちは普通とか普通じゃないとか思う方がナンセンス。
    みんな違って、それでいいんだ、と思った。
  • 《当事者》としていかに危機に向き合うか:震災復興の政治経済学を求めて2
    なじみのある政治経済学部の教授陣の執筆で、大学での学習のモチベーション向上につながった。
    このシリーズ、非常に読みやすくて勉強になる。
    特に最後の河野勝氏の「政策提言の方法論」は痛快な批評で納得させられた。
  • 勇気ってなんだろう
    考えさせられる問題ばかり。
    若者向けの本ではあるが、大人も真摯に読むべき本。
    著者は相当がんばって取材をしたという印象あり。
    特に、イラクで人質になった高遠菜穂子さんやパレスチナ問題に対するルポは、興味深い。
  • 人を助ける仕事(小学館文庫)
    買おか 中古か新品か?
    100731by江川の『勇気...』
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    決めた瞬間・動機:
    peace winds japan 元トラック野郎19,
    骨髄バンクコーディネーター33,
    社会福祉士通信で介護団体創設の元記者41,
    市の平和推進室116, 120,
    国連・UNICEF13...続きを読む
  • 勇気ってなんだろう
    Twitterで誰かがつぶやいていたのでメモしていた本です。ジャーナリストの江川詔子さんが、中学生や高校生向けに書いた本ですが、年齢を問わずたくさんの人に読んで貰いたいなあと思いました。江川さんの飾らない、真摯な文章が水のように体に沁み込んできます。

    江川さんがその勇気に感銘を受けた5人の人と、イ...続きを読む
  • 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて
    難しい問題「慰安婦問題」「侵略戦争問題」。その問題に対しての「歴史認識」の違いやこれからどう未来に進んでいくか。考えさせられる作品であり、語り手である大沼氏、聞き手である江川氏のやりとりも非常にわかり易く説明していただいていたと思う。
  • みんなの宗教2世問題
    「カルトの子」に衝撃を受け、何度も読んでいる身としては読まずにいられないテーマ。宗教と発達障害の関係については考えたこともなかったけど、人生がうまくいかずに宗教に助けを求めることを思えば、生きづらさを感じやすい人たちがはまってしまうのはなるほどと思う。当事者のインタビューは読みやすかったけど、専門家...続きを読む
  • みんなの宗教2世問題
    宗教者、精神科医、ジャーナリストなどこの問題に向き合っている様々な専門家との対談や取材と2世当事者の声を集めた章が秀逸。
    むしろそこだけでも良かったのでは、と思うくらい。
    最後の方の章は著者自身の著作や宗教関連の文学や映像作品の紹介と見解が多く、興味を惹かれるものもあったが映像に関してはほとんど見る...続きを読む
  • みんなの宗教2世問題
    1章は聞書のためか整っていない文章に読み取りにくさを感じると共にとてもリアルに訴えかけてくるものがあった。3章の識者による宗教2世論はとても興味深く、宗教、特にカルトの問題をどう捉えるかの指針となる。特に釈撤宗氏の項で述べられているように宗教教団側の取組むべき課題を明確にし、2世問題を家族の問題だけ...続きを読む
  • みんなの宗教2世問題
    1章がとにかく秀逸。著者に対する信頼がないと、自分の、しかも家族や自分自身を否定することになるような語りを引き出せないのではないかと感じられた。

    出身地の関係から、ヤマギシ学園の話はよく聞く機会があったが、本書で語られるようなことは全然見えていなかった。
    #宗教2世