江川紹子のレビュー一覧

  • 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて
     戦後70周年の今年(2015年)、先の大戦が再び注目されている。特に周辺諸国との関係で歴史認識は重要な要素になっている。太平洋戦争とそれに付随する様々な問題。日本は加害者と被害者の両側面を持っており、認識が複雑になっている。著者は基本的に東京裁判史観を肯定的だが、過度に自虐史観に陥るのではなく、戦...続きを読む
  • 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて
    「歴史認識」に関わる見取り図。戦争・植民地支配・人権への国際社会全体の捉え方が20世紀を通じて大きく変わり、法的に解決されたつもりだった問題に見直しが求められるようになったこと。日本国民に、反省をしつつも不公平さへの割り切れない思いが存在していたこと、中国韓国の被害者意識の矛先が日本に向けられやすい...続きを読む
  • きびしい時代を生きぬく力
    頑張りすぎず、どうしても譲れないところは負けないようにする。

    村木さんと常岡さんの精神力の強さ、
    置かれた状況から楽しいことを見つけようとする前向きさ、カッコいい!
  • 風化と闘う記者たち:忘れない 平成三陸大津波
    震災から2年たって、首都圏は何事もなかったようになっているけど、今もまだ戦いがおわってない。現地の新聞社の記者のレポート。
  • 復興政策をめぐる《正》と《善》:震災復興の政治経済学を求めて1
    授業をとったことのある教授陣の執筆だったので、読んでみた。
    授業で習ったことを震災関連の文脈に応用されてて、学習へのモチベーションアップにつながった!
    特に河野さんの「復興を支援することは、なぜ正しいのか」は秀逸だった!
  • 災害時にこそ問われる学級経営力:岩手・三陸編
    岩手三陸で実践されている学級経営リポートでここまで緻密にそして手厚く学級指導がなされているのかということを感動を持って理解することができました。

    被災地だからこそ原点に返ってしっかりした指針を基盤に丁寧に生徒たちに理解をもって対応しています。

    まだまだ被災の爪痕が深くの残るこの地だからこそ教師た...続きを読む
  • きびしい時代を生きぬく力
    いい本だった。香山さんと江川さん。意外なのか珍しくないのかどんなとり合わせなんだろう。香山さんの精神医学者としてのまなざしには共感をいだく。
  • 勇気ってなんだろう
    子供向けのようだけど、大人が読んでもためになる。
    イスラエル問題ではいろいろ勉強になり、考えさせられた。
    ユダヤ人が隣人を愛せるようになる日がいつか来て欲しい。
  • 人を助ける仕事(小学館文庫)
    様々な人を助ける仕事。
    世の中には様々な仕事があるものです。
    どんな仕事でも周り回って必ず人の役に立つものかと思います。
  • 勇気ってなんだろう
    本当の勇気とはいったいどんなことなのか、ジュニア向けに書かれた新書なのだが、実際、大人が読んでも心に響くものがある。
    どんな窮地に立たされようが、どんな中傷誹謗を受けようが、自分が正しいと思った信念を決して曲げない、そんな強さを持つことの大切さがわかる。
    家族がいて、生活もかかっている仙波敏郎さんが...続きを読む
  • 人を助ける仕事(小学館文庫)
    いろんな仕事があるんだなぁということと、あれこれやってみたら案外と自分に合った仕事が見つかるんじゃないかと思いました。元気が出る一冊です。
  • 人を助ける仕事(小学館文庫)
    仕事で生きがいは見つかるのか。

    俺自身はまだ答えが出ていない。

    消防士(レスキュー隊員、救急救命士)も紹介されている。

    人の役に立つ仕事がしたかった。

    どんな仕事でも、全部、世のため、人のためになると思うよ。
  • 父と娘の肖像(小学館文庫)
    各界で活躍する有名・著名人たち24例+この本の著者というかインタビュアーの江川さんの父娘関係を赤裸々に述べている本です。
    どうしても親子関係というと息子と母、娘と母という関係がクローズアップされます。
    父親というのはどうしても影が薄い…。
  • 私たちも不登校だった
     面白かった。不登校について肯定的に考えるきっかけになった。ちょっと不登校を美化しすぎてる感もあり、そこはあまり賛成したくない。
  • みんなの宗教2世問題
    安倍元総理大臣襲撃事件の容疑者山上氏の行動からクローズアップされた宗教2世 さまざまな宗教2世の生の声がつづられている。一時はマスコミも騒ぎ立てたが今では、冷めてしまったようだ。この本を読みもう一度宗教2世について考えることとなった。
  • 「カルト」はすぐ隣に  オウムに引き寄せられた若者たち
    やっぱカルトって怖い…
    何てことない人たちがちょっとしたきっかけでカルトに引き込まれた結果が犯罪者…下手すれば死刑囚って…

    ちゃんと疑うこととか人に相談することって本当に大事なんだなって思った
  • 「カルト」はすぐ隣に  オウムに引き寄せられた若者たち

    オウム麻原怖いってなる本
    自分もどちらかといえば宗教的なものにシンパシーを感じやすい側の人間だから気をつけないといけないなと思った。
  • 文藝春秋2021年4月号
  • 「カルト」はすぐ隣に  オウムに引き寄せられた若者たち
    どこにでもいる普通の人が重大犯罪を犯し死刑囚になってしまう、
    という話が淡々と綴られていて
    想定している若い読者に向けて明瞭なメッセージが伝わると思う。

    オウム真理教について全く知らない人が読むにはいいかも
    結構色々知ってる人からすると、えっこの人の話ここで切り上げちゃうの?
    となるのでより深く知...続きを読む
  • 父と娘の肖像(小学館文庫)
    どこかの書評で見かけ、”父と娘”の文言につられてゲット。芸能人ないし著名人に対する興味が、個人的には加速度的に減退している昨今。本作で取り上げられている面々も、殆どにおいて、名前から興味を喚起されることはない。そして内容も想像の域を出ず、結局自分の親子関係は、自分の人生経験などを総動員して、無い知恵...続きを読む