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マニュアルはない。大津波に消えたふるさとの街に立って、岩手の記者たちは何を見たか、伝えようとしたか。記憶を未来へつなぐ、ジャーナリストたちの終わりなき闘い。全国学校図書館協議会選定図書
はじめに 記憶の風化と闘う――地元新聞社は被災地と運命共同体(東根千万億)
Part 1 津波常襲地の記者たち
1 その時、記者はどう動いたか――ドキュメント3・11(川村公司)
2 街が消えた――陸前高田市を襲った津波の猛威(鈴木多聞)
Part 2 伝える役目
3 反響呼んだ避難者名簿――避難所ごとに五万人分(松尾尚人)
4 追悼企画 「忘れない」――取材の現場から(下屋敷智秀)
5 世界に広がる支援の輪――国・人種・宗教を超えて(熊谷真也)
Part 3 復興の鎚音
6 連載 「浜よ 再び」――水産三陸の再興に挑む(向川原成美)
7 被災地コミュニティーの現在――なりわいの復興(畠山秀樹)
8 遠野モデル――――官民一体の後方支援とその意義(刈谷洋文)
Part 4 支援、交流、そして自立へ
9 遺児を支える社会の手――未来への希望を紡ぎだす(菅原智広)
10 感謝の気持ちを全国に伝える――特別号外=岩手応援「ありがとう」(川井博之)
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