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今までと同じゼミナールでいいのか。学生たちと教師は大災害の衝撃にまっすぐに向き合おうと教授研究室を工房とし、新聞紙面に目を凝らし被災地の声に耳を傾け、報道の実像を追った。全国学校図書館協議会選定図書
第1部 実証的視点
全国紙が見た震災/地方紙が見た震災―記事面積分析は何を教えるか(柏樹利弘・前原達也)
震災報道の「顔」―『河北新報』の情報源を検証する(林怡萱)
津波被災は持続的に報道されたか―阪神淡路大震災との比較から(篠原紀彦)
第2部 批判的視点
新聞はなぜ「大本営発表」と批判されるのか (片岡弘太)
プルトニウム報道に見る在京紙と地方紙―超猛毒物質から福島県民を守るのはだれか(出澤広介)
写真分析から見えた新聞記者の葛藤―報道の責任か、身の安全か (平井紀一)
新聞が伝える「死」―「死」と向き合い、考える(蓮見嵐太)
第3部 4つの場所から考える
石巻市立大川小学校―検証記事をどう活かすか(六田悠一)
南三陸町防災対策庁舎―報道対象の一極集中はなかったか(新田 修)
長野県栄村―もう1つの被災地と地域の営みからの報道(朴 哲宏)
牡鹿半島・十八成浜-「『がんばれ』は思考停止の言葉」(築比地真理)
あとがき この本はどのように生まれ、どのように読まれるべきか(花田達朗)
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