鷺沢萠のレビュー一覧

  • ウェルカム・ホーム!(新潮文庫)

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    解説の三浦しをんさんが全て物語ってくれてると思う。多様性?の時代だから色々有って良い。
    自分なりのフツーで生きて行けたらそれで良い。

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    2024年01月13日
  • F 落第生

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    落第の「F」
    でも、人生においてAを取れる人なんているのだろうか。私自身は少なくともAではない。
    でも完璧な人生なんぞつまらないのでは

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    2023年11月05日
  • さいはての二人

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    本屋さんのPOPにて、絶版で購入できるのはここだけと、書かれていて気になって購入。
    しかも400円でびっくりした。
    一番好きなのは表題作のさいはての二人で、発売された当初にはきっとツインレイなんて言葉はまだなかったと思うけど、読みながらこの二人はツインレイだと、私は思った。
    アンニュイだけど冷静、客観的な文章で、著者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2023年10月11日
  • 帰れぬ人びと

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    3.0
    鷺沢萠が文學界の新人賞を若干二十歳で受賞して数年後に亡くなったと聞いたからどんなに繊細で刹那的な文章を書くんだろうと楽しみにして読んだのにも関わらず、テーマも面白くなければ文体も確立されていないし堅実さが伝わってこない
    別に家族のことって言うほど辛いことでもねーぞって思ってしまう

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    2023年08月21日
  • コマのおかあさん

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    めめちゃんの書いたものはすべて目を通していたと思ったら未読だった。そういや博打エッセイも未読だ。は、さておき。保護犬「コマ」のおかあさんになっためめちゃん。いつものエッセイの語り口とは異なる「おかあさん」としてのめめちゃん。だけど、やっぱ中身はめめちゃん。人のご飯を分け与えたり、自分の都合で全バリかけたり、今だったら、ちょっとな…って思うところもあるけれど、それはそれとして、コマへの愛情は間違いないわけで。犬漬けだった過去の話は新鮮だった。

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    2022年12月26日
  • ウェルカム・ホーム!(新潮文庫)

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    初めて読んだ
    この時代にもう多様性というか、色々な家庭のあり方をテーマにしてるのかと思った
    自分が知らないだけかもしれないけど

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    2022年04月09日
  • バイバイ

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    人なんて信じるものではない。なんて思考になったショーリだが、大体みんな人を信じているのだろうか?こっ酷く裏切られた事の無い私でも、人は信じるものではないと思っている。裏切らない自信がないからだ。
    嫌われたくない?好かれたい?寂しいから?人に自分の事を解ってもらいたいと思わない?
    解説を読んでもどう捉えればいいのかわからない。

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    2021年03月27日
  • 海の鳥・空の魚

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    なんか疲れていて、3個目の傘がなくておじいさんの傘が、ってところで悲しい下りがありそうで読めなくなってしまった。

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    2020年10月20日
  • かわいい子には旅をさせるな

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    同じ体験をしたことがあるわけでもないのに、読みながらわかるわかるーとなってしまう。良質のエッセイ。

    思えば、遠くへ来たもんだ、なんてほんとその通りに思うもの。

    あとがきを読むことで彼女の魅力が鮮明になるよ。

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    2020年06月11日
  • 帰れぬ人びと

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    ついに鷺沢萠が講談社文芸文庫になりましたよ。
    ウェルカム・ホームを読んだ後にこれを読んだのだけど、これはいまいちな感じだった。新人でこのような空虚感を出せるのは凄いのかもしれないけれど、芯が掴めない。
    絶望と寄る辺なさだけど帰るところはここしかない。朽ちてゆく町、女と住んでいる父を訪れる話。

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    2019年07月20日
  • ウェルカム・ホーム!(新潮文庫)

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    2019.4.9
    2話目が好みだったが、子供を持たない選択をした自分には分かり得ない感動かもしれない。
    いつか自分も自分の人生では何も残していない…と凹む日が来るのだろうか。。
    その時は自分の選択を丸呑みにして斜め上を向いて進んでいこう。

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    2019年04月09日
  • ウェルカム・ホーム!(新潮文庫)

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    読む本が無かったので平台の本を手に取ってみました。名前だけは聞いた事ある作家さんだなぁ…と思って紹介を見たらもう亡くなられていたんですね。随分若くして…と思ったら自殺、と出てきてびっくりしました。

    男性二人が家庭を作る話はどこか牧歌的でメルヘンで可愛らしい感じがするのに、なんで義母と血のつながらない娘の話はナマナマしくなるんだろう。自分が女性だからそう感じるのかなぁ…なんてちょっと思ったけどやっぱりシリアス度が大分違うよな、ウン。

    出てくる男が大体ダメンズみたいな感じでこの作者さん、そう言う男性好きだったのかなぁなんて思いました。確かにマトモなの、小学生の彼だけじゃん(笑)同性にだったら家事全般を行って主夫と言えるのに女性相手だと出来ない男の肝っ玉の小ささよ… なんだそりゃ、と思うけどまあそう言う考えの男性は多いかもしれない。

    女性の方の話は、色々ツッコミ入れまくり。義娘のカレシも普通、電話連絡とか先にしない?飛び込みで二時間待たれてもねぇ…。彼女の罪悪感とか、最後に年齢を聞く辺りも正直、え?という感じ。そして婚家の家族も色々とヘン。なんでコイツと結婚したんだか…と後輩が吠えてましたがまさにそんな感じで理解出来ないし、感情移入も出来ませんでした…

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    2018年01月30日
  • 君はこの国を好きか(新潮文庫)

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     いわゆる在日の方が、そのルーツである韓国という存在に目覚めたり、実際に留学を経験する姿を描いた小説。著者は韓国のクォーターだそうで、延世大学の語学研究院への留学経験もあるらしい。
     小説としては、うーん、どうなのか。まあ、韓国留学を考えている人にはいろいろと参考になる部分もあるのではないか。

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    2018年01月15日
  • 葉桜の日(新潮文庫)

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    ジニのパズルを読んで読むシリーズ その1 川崎特有の地理感覚

    鷺沢萠さんという、10年ほど前にその訃報を聞いて知った作家さん。

    18歳で文学界新人賞受賞。当時最年少受賞。
    上智大学の1年生でこのビジュアル、となると当時騒がれたのでしょうねぇ。

    しかし、その後取材を通して自分の父方の祖母が韓国人だと知り、そこから韓国へ留学。
    とウィキペディアに書いております。

    自分が全くそうだと知らなかった人による作品ということで、これまた他の作家とは異なる体温ではあります。幼少期の差別、ということがもちろんなかったわけで、登場人物も成功してお金持ちのお宅が多いです。

    2作品が入っております。

    葉桜の日

    「葉桜の日」の舞台のひとつは、第三京浜の川崎インターを降りて車で15分南下した、南武線の線路沿いの弁当仕出し工場。

    ここで皆さまが正しく読み解けたかが疑問であります。
    実際問題、第三京浜の川崎インターを降りて車で15分南下したら、南武線から離れて横浜方面へと進んでしまうのですよ。

    川崎特有の地理感覚というものがありまして、ここでいう「南下する」とは、川崎方面に向かうことを指します。東なんですね。

    川崎では東側のことを「南部」と呼び、西側を「北部」と言います。
    アメリカでは農業が盛んな南部、工業が発展する北部でありましたが川崎では南部が工業、ブルーカラーに対して北部がホワイトカラーなイメージであります。

    つまり、川崎インターを降りて車で15分の南武線沿いってなると武蔵中原と武蔵小杉の間
    ぐらいかなぁ、と読み解くのですがこれ読者のどれだけの人にわかるんだ。

    「川崎南部」って言い方をしているので、鷺沢さんはこのあたりを取材なりなんなりで把握したうえで書かれているんですね。

    韓国の方も多いのだけど、実際他の国の方も実は多くって、もはやナニジンだからってどうこうしてられない地区だったりするわけですが、そこで主人公ジョージは

    「僕は、ホントは誰なんだろうね?」
    という疑問を抱くことになります。
    このジョージの思いは取材の上で自分の知らないことを知ることとなった鷺沢さんの疑問そのものであったのかな。

    冒頭、志賀さんが言ってる

    人の生きていく方法や道はさまざまで、どれが最高ということはない。ただ、自分のめいっぱいに真実で生きていればいい。
    ということばは、結構わたしの胸にああ、そうだなと響いたんだけどね。
    19のジョージは、これから悩んで行けばいいんじゃないかなぁ。

    果実の舟を川に流して

    「果実の舟を川に流して」は、中華街での話。あのあたりの赤い独特なネオンを浮かべながら、読みました。

    一転、ヨコハマの人たちが織りなす、おしゃれな空気が流れる作品。

    巻末の解説を読んで確かに、22とか23歳で書かれた本には思えないなぁと、若い者らしい甘え、のようなものの排された文章を見て、思いました。

    もう一冊を読むのが楽しみになりました。

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    2016年11月20日
  • F 落第生

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    綿密な話が語られている。それぞれに抱えた「事情」をあたたかな距離で見守り、程度の差があれ、応援している。元気をもらえた。『シコちゃんの夏休み』が特に良かった。『家並みのむこうにある空』『岸辺の駅』もいい。

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    2015年12月24日
  • 葉桜の日(新潮文庫)

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    「葉桜の日」「果実の舟を川に流して」の2編からなる。

    「葉桜の日」は、出生の秘密を知ることになる主人公と周囲の人が葛藤する。
    自分探しは永遠のテーマだと思うが、そばにいる人との関係や距離によって知っていくのだなぁとつくづく思った。

    在日という壁もでてくるが、これは作者本人が20歳の時に知ったという現実とシンクロしているのではないか。

    「果実の舟を川に流して」は、タイトルが秀逸だと感じた。
    バナナボートという飲み屋を舞台に社会との距離を主人公が感じてゆく。

    これを書いた作者の年齢のことは書きたくないのだが、ついつい考えてしまいながら読んでいる自分がいた。

    天才とは、儚いものである。

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    2015年10月01日
  • 君はこの国を好きか(新潮文庫)

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    葉桜忌の再読。
    在日三世の若者の戸惑いを描いた二つの中編を収めた物語。
    この当時の鷺沢さんでしか描けないビビットな作品。

    40代の鷺沢さんが描く物語が読みたかったなぁ。
    そして、この作品を2015年に出版できる出版社はあるだろうか。

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    2015年04月13日
  • F 落第生

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    生き方が下手な、「落第」してしまった女性たちの短編集。

    「家並みの向こうにある空」「重たい色のコートを脱いで」がすきかなあ

    男の子たちの行動がさらっと描かれてなかなか読めないのがよかった。

    啓一はいい意味で期待を裏切ってくれたし、
    達彦は裏切ってくれなかった。








    以下引用


    「おまえって、呼べるよう努力するよ」(p114)

    誕生日だけじゃなくて、もう、もう会えない。(p186)

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    2015年01月16日
  • 葉桜の日(新潮文庫)

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    表題作と『果実の舟を川に流して』いずれも丁寧に書き込まれている。女性が描く主人公の男の子たちは透明感がある。純で気持ちいい。

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    2014年05月23日
  • さいはての二人

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    ネタバレ

    さいはての二人
    こういう二人を魂が同じっていうのかな。
    日本という国を仲立ちにした二人の生い立ちや置かれた状況はあまりにもつらくさびしい。
    なんとか生きてきた二人がもうだめだと崩折れそうになった時に出会い、互いに埋められずにいたピースをはめ合ったんだなと。

    約束
    こういう現実とファンタジーが入り混じったような話は好きです。
    創作物ではなく、昨今こういう事件が多いのはとても悲しい。

    遮断機
    今はもうない下北沢の開かずの踏切や市場の情景が目に浮かぶようです。

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    2014年02月25日