葉桜の日(新潮文庫)
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葉桜の日(新潮文庫)

561円 (税込)
392円 (税込) 12月14日まで

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ナイーブな少年の感性をもちながら裸で大人の世界に一歩を踏みだす青年たちを、生き生きと爽やかに描く。表題作のほか、「果実の船を川に流して」(三島由紀夫賞候補作)を併せて収録。

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葉桜の日(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アイデンティティが確立しにくい時代と言われてます。実際〝自分は誰なんだろう?〟と思ってる人も多いんじゃないかなぁ。わたしはよく思います。
    思うたびに、前はこうだったけど今は違うなー、とその時々で変わってるんじゃないかという感覚があります。たぶんそれでいいんだろうな。たぶん。

    僕は、ホントは誰なんだ

    0
    2023年04月28日

    Posted by ブクログ

    高校か大学1年の頃、妙に鷺沢先生の小説にはまった時期があった。
    今となってはその理由がさっぱり思い出せないのだけれど、はっきりしているのは、多分、あの頃の私はこの話をよく理解できなかっただろうということだ。
    年齢的には、あの頃の方が登場人物に近いはず。
    けれど、生活するということ、生きるということを

    0
    2015年10月29日

    Posted by ブクログ

    するする、と入っていけるんだけど、軽くないというか… 底辺の話だなと思います。この人の本、もっと読んでみたい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「葉桜の日」と「果実の舟を川に流して」の二作。過去にどう向き合い、今をどう生きるか。二作に共通するテーマはこれだと僕は思った。「葉桜の日」では、自分の出生、いわば生まれ背負った宿命に対し、目をそむけながらも強気に生きる志賀さんが印象的だ。「果実〜」では、生きていく過程で生じたズレをどこかで引きずりな

    1
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    19歳のジョージ、44歳の滋賀さん、65歳のおじいの関係は、家族のような親戚のような不思議な距離感で魅力的。だけどそこには秘密が隠されていた。
    桜が花から葉桜になるまでの数日間の物語。
    明かされる秘密と死装束に拘るおじい。
     真実でいきてなきゃ、どうすんのよ。
     みんな、自分が誰かなんて判っちゃいね

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    非常に巧い小説だと思います。



    自分は一体、誰なんだろう?

    そんな思いを抱えながら生きてきたジョージ。

    彼が自分の出生の秘密、志賀さんの秘密を知った後、本来ならば、ようやく自分が誰だったのか分かるはずなのに。

    自分が余計分からなくなってしまうジョージが繊細に描かれていて、

    「僕

    0
    2014年02月06日

    Posted by ブクログ

    言っても仕方ないこと、考えても仕方ないことは、生きていれば山ほどある。自分は何者なのか。若者特有の青臭い考えは葉桜のむせる若葉の季節によく似合う。

    焦りや苛立ちを書かせたらピカイチの鷺沢萠が切り取る世界は、地続きで、バーのカウンターでたまたま隣り合わせた他人の身の上話に似た雰囲気がある。

    当事者

    0
    2013年11月25日

    Posted by ブクログ

    2作品入っている。
    世間の暗い部分を切なく盛り込ませながら、それでも悲観的になりすぎていない部分に味がある。
    私は、後半の「果実の船を川に流して」の方が好きだったが、前半の「葉桜の日」の「僕は、誰なんだ」と言うフレーズが非常に印象的だった。

    0
    2009年11月19日

    Posted by ブクログ

    いいですねー。この人前、何読んだんだっけ。
    割と昔の人なのに、時代も若さも性別も感じさせない、いい作家。

    0
    2011年05月20日

    Posted by ブクログ

    すごいなぁ。20歳や21歳で書いたとはとても思えない。10代で作家デビューして大きな賞を受賞する作家は今も昔もいるけれど、(読んでもいないのに言ってしまえば)著者の行動半径の5キロメートル以内位のよしなしごとを描いているものが多いと思う。社会の何がしかについてその著者の目線で描いたものが作品な訳だか

    0
    2011年08月19日

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