尾原和啓のレビュー一覧
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AIを始めとするデジタル技術が急速に発達する時代で「デジタル活用」と「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の違いを理解するうえで良い書籍だった。
「デジタル活用と比べると、DXはビジネス変革に重きがある」と言うのは簡単。
しかし、「それは具体的に何か?」という問いに対する答えとして「データ×エクスペリエンス」があると理解した。この枠組みは今後デジタル技術が発達していく中で普遍的なものになると考える。
「データ×エクスペリエンス」とはつまり、顧客の置かれている「状況」に注目して、それをより幸せなものとしながら、その顧客の行動データを顧客ID情報と紐付けて、次の価値提供につなげられる「全 -
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ネタバレ自分自身、この本でいう「乾けない世代」にあたるが、本書を読んで、僕らの世代と上の世代との間にどのようにしてギャップが生まれるのかを理解することができた。
その一方で、「好きを仕事にできているか」と問われると、自信を持って「はい」とは言えない自分がいる。けれども、好きを仕事にするためには何が必要なのかを考える良いきっかけになった。
労力のわりに周囲から認められることこそが、自分の強みなのだという意識を持ち、これから強みを見つけていきたいと思う。
また、「安心社会」と「信頼社会」の話は、まさに目から鱗だった。
「周囲を信頼して任せる」ということは、「自分にできないことを認める」ことでもあり、なか -
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ビジネス書評
読書レベル 初級〜中級
ボリューム 235頁
読みやすさ ★★★★★
知識・教養 ★★★★
理解度 ★★★★
実現度 ★★★★★★!
影響度 ★★★★★
一言感想:読んでよかった!chat GPTなどの生成AIの使い方を学べますが、細かな知識を得るというよりも、chatGPTをどういった場面でどのように活用するか、その活用方法における創意工夫について学べますが、習得できた内容がハンパないです!いやー、出し惜しみしないんですね!
内容を丁寧に読んで理解して身につければ、書籍1650円(税込)どころの価値ではないと感じました。 -
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現在、ChatGPTをちょくちょく仕事で利用していますが、この本にあるように壁打ち気分で自分の頭の中を整理したり、プロジェクト実施上のピットフォールに気づいたり、検索とはまた違って自分のニーズに応じた回答が出てくるので、非常に有用性が高いと感じています。
きっとこれからの学び方は変わってくるのでしょうね。
特に個別性高く学べる利点はいいなぁと思いました。最も学びたいと思う心がない人には無用の長物でしょうけど…。
本書は細かいプロンプトの入力方法とかではなく、ChatGPTと作るこれからの未来について述べられています。
グッと身近に感じるようになりました。オススメ! -
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現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」に取り組んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか。 世界的なトップランナーは、そのようなアプローチを採っていません。 まず、来るべき未来を考えたとき、「すべてがオンラインになる」と捉えています。考えて見れば、モバイル決済などが主流となれば、すべての購買行動はオンライン化され、個人を特定するIDにひも付きます。IoTやカメラをはじめとする様々なセンサーが実世界に置かれると、人のあらゆる行動がオンラインデータ化します。つまり、オフラインはもう存在しなくなるとさえ言えるのです。 そう考えると、「オフライ
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面白くて初めて2日間で読み終えました!
夜に読み始めると色々と考えて、想像が膨らんで眠れなかったです笑
自分は21歳で乾けない世代だけど、今までの大人達についても理解でき、来月から就職する私にはピッタリでした。仕事に対する考え方もとても理解できたし、自分たちの世代は自分たちなりのニーズに合わせて働けばいいんだと安心できました。みんな違ってみんないい、持ちつ持たれつ、助け合いの精神を大切に生きていきたいです。また、自分の好きを武器に働ける時代に生きれていることに感謝して、どんどん挑戦したいです。端的に社会のあらゆることを学ぶことができました!この本には本当に有るのが難しいだとおもいました!本を書 -
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ネタバレある作業をデジタルに置き換えただけの直線的なデジタルシフトではなく、AIに新しく学習させるためのデータを自走的に作り出して再学習させるループを何重にも回していけることが重要という点はとても腹落ち。この点、前職の事業会社でDXの名の下で行われてたことも思い返せば前者だったのだなとなかった視点。所々、それは本当に差別化できるユニークなループなのか疑問な点はあったものの総じて新しい視点が得られた。特にユーザーインザループの構造で、ユーザーが気づかない無意識な行動で新しくデータを生み出させるGoogleの例は面白く、行動と結びついたUXのデザインと密接に結びついていくのだなと思いながら読み進めてたらそ