尾原和啓のレビュー一覧
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中国におけるDXの成功は、データをux(顧客体験)へ生かすサイクルが仕組化されており、それが高速に回されていること。
アフターデジタルの世界では、リアルがツールとなる。オフラインをメインにオンラインを活用ではなく、オンラインをメインにオフライン(リアル)を活用する時代となる。
「評価軸を本当にお客様の求めてるものにする。会社の自己満足のものではだめ。タクシーでいえば早く安心して目的地へつくこと。なぜなら、人間は実利主義だから」
昭和から平成にかけての日本家電メーカーの多機能化に一石を投げているように思えた
顧客はその瞬間において便利なものを利用する。全てがオンラインにはならない。
デリ -
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全ての人にとって、真のフェアを実現させるためには、アルゴリズムを活用しながら、一人一人が特定のアルゴリズムに依存せず、自分がフェアと思うアルゴリズムを選択していくことが重要。
ポイント
・人間をある方向に導くための4つの方法
規範、法律、マーケット、アーキテクチャ
・ゲッペルスのラジオに相当するものが、今のYouTube
→無意識に動画を見続ける恐れ、二匹目のドジョウを狙う投稿者による類似コンテンツの乱立
・パワーバランスの発明こそが、ブロックチェーンの真骨頂
・一隅を照らす、これ即ち国宝なり 最澄
→自分の役割を楽観的に全うして人のために尽くすことは尊い
・有り難う→有ることが難しい
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製造業で働く身として、勇気をもらった。日本は、インターネットの到来におけるソフトウェアビジネスでは敗北したが、IoTの時代が進むと、そこは、ハードウェアがネットにつながっていくということであり、そこに、ものづくり日本の底力やニッチさを活かせるチャンスがある。そのため、日本の閉鎖的な村社会的なビジネスアプローチは改めるべき。すべてをオープンにはできなくとも、ギリギリの線でオープンにすることで、日本企業にしかできないネットワークビジネスが膨大に広がる可能性を感じる。アメリカもそれに気づいているだろうし、ドイツは先行して取り組みを始めている。日本もおちおちしていられない。武者震いがする。
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・ビフォー
中国のフーマーや信用スコアなど詳しくは解らなかったがなんとなしにそういうのがあるんだな。程度で知っていた。
・気づき
中国の進みは圧倒的。
日本のやろうとしているOMOの世界が3年前には構想としてあって動き始めていること
・あらゆるデータを簡単に14億のデータで集めて、解析と実行に移せること。
端的に中国は強いし、すごく技術、考え方ビジネスモデルを学びたいと思った。
・Todo
アフターデジタル2買う。
中国ビジネス調べる。
その他メモ:
中国は信用スコア(ジーマスコア)がデフォルト
→日本はお天道様が見ているの信念があるから元々だか、中国は他人を信用せず、損したら負けの考 -
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優位性を確立したとしても他社にすぐ模倣される。すぐ模倣されない持続的な優位性は何重にも利益を生み出す源泉を作りそれらを継続的にループさせることと説く。そしてそのループには人間も入ってデータを育てAIを成長させる。すなわち育てて収穫する農業のようにビジネスを行う時代だと啓蒙し具体的な進め方までしっかり解説しています。利益を生み出す源泉と考えたことが違っていたりすることもあるだろうし、試行錯誤のPDCAも回す必要もありそうで、実行するのはとても大変そうですが、うまく複数の収穫のループが見つかれば、それを回し続けることでビジネスが大きく成功しそうです。ちなみに、本書でもっとも刺さったのはエピローグで
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ネタバレ■単なるコスト削減にとどまらない
- [ ] 入力作業から解放された担当者がセールス業務に注力したことで、売上アップに繋がった。つまり、データ入力というのはセールス担当者にとっては余計な仕事にすぎないわけで、それを免除されれば、本来彼らにしかできない仕事に専念できる。
- [ ] 「業務標準化」の価値はコスト削減ではなく売上エンジンへの更なる注力となる。
■自社事業やサービスをつくらず全てをAPIやSaaSで賄おうとする弊害
- [ ] 自社にデータを貯める仕組みが無いため、強いループ構造を生み出すことができない。
- [ ] 最近複数のSaaSを提供されている企業は特に痛手になるのではない -
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読みやすさ★★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★★★
一気読み★ →読みやすいが単調で眠くなる。。
読み返したい★★★★
ネット界の歴史を俯瞰できる教科書的な一冊。
各サービスやアプリがなぜ広がり定着したのか、どの機能が時代や世代のニーズとどう適合したのか、国外との比較などがテンポ良くまとめられている。
本書の面白いところは、アプリやサービスの拡がった要因について、単に機能や最新テクノロジーからのアプローチのみに留まらない。その土地の背景や行動心理に基づき、「結果的にここがハマったのだ」というスタンスで考察されている、まさにタイトル通り進化論である。複雑に絡み合う様々な要因も振り -
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ネタバレ「アルゴリズム」
は優越を決めるもの
「フェアネス」
は公平・公正ということ
今は無意識にいろいろなものに誘導されます。
YouTubeの動画然りGoogleの検索然り。
そこに恣意的なフェイクが差し込まれたら…
アルゴリズムにフェアネスが欠かせないと言うことはよくわかると思います。
「信用スコア」
日本人は点数をつけて差別すると言う感覚になるかもしれません。
ただこれまでもありましたよね。
ブラックリストとか。
それをもう少し全体に広げてもう少し公平にした感じやと思います。
僕はフェアなスコア方法で評価してもらえるならその方が良いと考えます。
「自分の能力を最大限に発揮すること」
「主観 -
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ネタバレ今年発売された尾原氏の本。
ネットの本質と系統を見事に整理されていてさすが。教科書ともなりそうな一冊。
id決済の話など重要概念てんこ盛り。
メモ
・ネットの本質の一つは情報やものを小分けにして、離れているものをつなげること。そこから新しい流れが生まれ新たなビジネスが生まれる。
流れを滑らかに効率的にするとともに多様で過剰にする力も。
・繋がりの場所をおさえる権力
もの予約をつなげるコマース
情報をつなげるコンテンツ
人をつなげるコミュニケーション
有限資産をつなげる
仕事をつなげる
と分類可能。
・どこが儲の一等地として花開く場所なのか。つなげる接点となるのか。
・Yahoo スーパーアプ -
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現在のネットビジネスの進化の過程が、分かりやすく解説されている。日本(日本人)が、”中途半端な便利さ”を確立し、それに慣れていることがネックとなり、中国のような新たなサービスやアイデアが生まれない、というくだりはなるほど、と。
海外にいると、次から次に新しいサービスが登場して、便利になっている実感はある。一方、日本人として日本の既存の便利さというのは、海外にはない強みであったろう。しかし、このコロナにより、様々な限界が見えてきた。保健所の業務が手書き・ファックスとか、給付金の申請も、ネットで行っても結局役所の人がプリントアウトして・・・・、など唖然とする話がたくさん聞こえてきた。
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