尾原和啓のレビュー一覧
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ネタバレ前半は非常に面白く読んだ。現在のITビジネスの仕組み(まさしく原理的なもの)が理解できたように思う。プラットフォームを作り、ユーザー(の情報 = demand)を集め、それを活用しビジネスする。
以下、印象に残ったポイント。
・以前は、空間的・時間的差異による情報の非対称生が、価値と利益を生んでいた(ex 香辛料貿易)。
・インターネットは、利益の源泉である空間的・時間的差異を無くし、ビジネスの仕組みを大きく変えた。
・商材がモノから情報へ。
・インターネットは、情報を集めるのが得意。プラットフォームを作れ。そして、集めた情報を、欲しがるところに売る。
・ユーザのインテンションを先鋭化させて正しく把握する。そしてそのインテンションに基づいて最適なものを表示する
・純粋想起をとる
・合理的な無駄のない世界は、いずれ代償を払うことになる
・インターネットは、よりハイコンテクトな世界に。 -
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・仕入れ値(商品の価値をそれほど感じない)⇔消費地(商品に価値を最も感じる)
・「点在する情報を一カ所に集める」という作業は、インターネットが非常に得意とするところ
・ユーザーが求めている物は何かを明確にする、ユーザーのインテンション(意図)を先鋭化する
・情報そのもののコスト、その情報を探すための探索コスト、情報を手に入れるためにひつなコスト。その3つをあわせた物が、価格に見合うかどうかでユーザーはお金を払うかどうかを決める
・サンクコスト(sunk cost)とは回収できない費用のことで、この場合はゲームを進めるためにこれまで使ってきた時間、取り返しのつかない時間
・これまでは商品としての単位に足りないために売れなかった物が、仕事を細切れにすることで、売れるもの、価値ある物にできる
・SNSではまとめて話すことができるから、みんな何となくその人のことを知る。知られることがいいのは、リセンしー効果があるため、ほんとうは会ったことはないんだけど、毎日ポストを見ているからライクしておこうか、ということになる。
・情報は「ディレクトリ型」「サーチ型」にわかれ、前者は上位階層からしか検索できないのに対し、後者は下位の粒度から関連情報を拾い上げることができる
・電話というメディアは相手の時間を奪う物です。発信する側にするととても心理的な発信コストの高いコミュニケーション手段です。
・役に立つかどうかは知らないけれど、とりあえず情報を垂れ流していても怒られない、迷惑じゃないとなると、発信者も心置きなく垂れ流せるわけです。まあ出しちゃえとなると、発進力が強まるわけです。情報が情報としてあるために、リアクティブな受信技術は不可欠なのです。
・メールのようなメディアを、非同期的なメディアといいます。共時性はない、参加者は自分に都合がいい時だけ参加すればいいから、発信者、受信者ともにコストが低い。
・情報を発信するときには自分の持っている情報や志向を整理しなければなりませんが、その作業自体が自分を成長させてくれます。
・他人から尊敬され、名誉欲を充足させることができる。だから人はせっせとFacebookやTwitterに書き込むことになるのです。
・日本人にとってはハイコンテクストな機微こそが重要で、その機微を文章以上に表現できるから絵文字を使いたいのです。
・ダイソーという会社は100円の商品を売っているのではなくて、このお客さんが店に滞在している30分という時間を売っているのだ。店内に並んでいる100円の商品を見て、これを買ったら生活にどんな彩りが増えるだろうとか、100円でもこんな物が買えるんだとか、色々考えを巡らせながら過ごす時間を売っている
・ほんとうにいけてるグローバル企業は英語よりも非言語化を重視しているのではないか
・グーグルグラスは、情報取得のコストや不安を取り除くことで、人がより人間的な生活を送れるようにしてくれます。(よけいなことを考えるコストが減り、代わりにほかのことに気がつける。) -
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気鋭の若手批評家が、さまざまな分野で新しいことに取り組み中の7人のイケてるメンズたちと対談した一冊。
経験をデザインする自動車づくり、新しい働き方をつくるクラウドソーシング、市民運動としての新しいロビーング、オリンピックと新しい東京の都市計画、日本の美的感覚の更新、などなど、最先端の面白い取り組みや考え方が具体的に紹介されている。
対談する宇野常寛さんも、単なる聞き役に徹しているわけではなく、けっこうガッツリと自説を展開しているので、かなりお腹いっぱいにはなる。しかし彼の言う事はとても面白くて、対談者ともかみ合っているので読みにくいということはない。
オリエンタリズムやジャポニズムを切り売りして日本らしさにするのか、この国の雑種な文化をニュートラルなものとして受け止めるか、という話が面白かった。
「ジャポニズムと心中するアーティスト」ってわかるわ。個人的には、ジャポニズムを徹底的に利用して新しい伝統を造り上げるぐらいの気概が、今の日本には必要だと思うけれど。
読んでいて、日本の明るい未来を「具体的に」ディティールとともに感じることができ、希望にあふれた、魅力のある本だなと思った。 -
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ネタバレ編著者の宇野氏は、1978年生まれの評論家。『PLANETS』という
批評誌の編集長でもあるそうです。本書は、その30代後半の若い批
評家による対談集で、対談相手として選ばれたのは、「それぞれの
ジャンルで具体的な手触りをもった、〈今、ここ〉から未来に確実
につながる、進行中の『静かな革命』の存在」を確信させる面々。
具体的には、デザイナー/ツナグデザイン代表・根津孝太(1969年
生)、クラウドワークス社長・吉田浩一郎(1974年生)、社会起業
家/フローレンス代表・駒崎弘樹(1979年生)、建築学者・門脇耕
三(1977年生)、デジタルクリエイター/チームラボ代表・猪子寿
之(1977年生)、楽天執行役員・尾原和啓(1970年生)、メディア
アーティスト・落合陽一(1987年生)、の7人です。
対談のテーマは、「産業とデザイン」「これからの働き方」「政治
と社会運動」「建築と都市開発」「アートとサブカルチャー」「IT
ビジネス」「メディアとテクノロジー」と多岐にわたっていますが、
どれも、〈来たるべき社会〉を構想しようという、強いモチベーシ
ョンに貫かれているがために、非常に刺激的な内容となっています。
最も刺激的だったのが、トリを務めた落合陽一氏。まだ27歳の大学
院生ですが、この人は凄い。ぶっ飛んでいます。テクノロジーの力
で、本気で魔法を起こそうとしている人です。彼の言う魔法とは、
モノ自体を変えるのでも、自分自身を変えるのでもなく、モノの出
す信号を書き換えることによって、モノと自分との関係を変えるテ
クノロジーの使い方のこと。彼のやろうとしていることが実現すれ
ば、人間の認識は確実に進化します。その時の人類は、まさに〈ニ
ュータイプ〉となるのでしょう。こういうテクノロジーの使い方が
あったのか!とびっくりすると同時に、その方向性に、凄く可能性
を感じさせられます。
そういうぶっ飛び感・未来感はないですが、これからのビジネスの
ヒントに満ちているのが、クラウドワークス・吉田氏と楽天・尾原
氏との対話でした。どちらも40代ですが、やはり40代になると、現
実と夢との折り合いがついてくるのでしょうね。ああ、確かにこれ
からこうなっていかないといけないよなあ、とか、こういうところ
にビジネスチャンスがあるんだよなあ、ということを冷静に考えさ
せられます。こういう世代の違いを感じることができるのも、本書
の面白さでした。
これからの社会を考える上でヒントの詰まった一冊です。次の時代
はこういう若者達が作っていくんだろうな、ということを予感させ
る一冊でもあります。キラキラした若者達に追いていかれないため
にも、是非、読んでみて下さい。
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▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)
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「ソニーらしさ」なんて考える必要はないんですよ。それと同じで、
「日本人らしさ」を考える必要もない。この日本の風土で育ってき
た人が一生懸命やれば、それが「日本らしさ」になるんです。日本
らしくあるためにはどうすべきかなんて考えるのは、時間の無駄で
すよ。今、精いっぱいやれることをやれば、それが今の日本らしさ
なんだと僕は思う(根津孝太・カーデザイナー)
動機が怒りから楽しみに変わったことで、自分のなかでも変化があ
ったんです。怒りが動機だったときは、いろいろな人を巻き込むの
に失敗した。怒っている人には誰も近づきたがらないからね。特に、
怒る対象だった行政などは、うまく巻き込むことができなかった。
でも、楽しいと思うようになってからは、巻き込める人が多くなっ
た(駒崎弘樹・社会起業家)
アートによって「カッコいい」という概念をバージョンアップさせ
ることがレバレッジとなって、ゆくゆくは社会全体の価値観が変わ
っていくことになる。もちろん、社会を変えるのはアートだけでは
なくて、思想を使う人もいれば、政治を使う人もいる。僕の場合は
アートを通して「カッコいい」の概念を変えることで、人々がなん
となく直感的に新しい社会の価値観に向かう、みたいな役回りなの
かなと思っているんだよね(猪子寿之・デジタルクリエイター)
やせ細ってしまった中間のコミュニティを、今までとは別のかたち
で太らせるしかない。メディアの肥大に対抗できるのは別のメディ
アではなく、コミュニティなんです。だからインターネットの双方
向性を活かして、趣味やライフスタイルのような共通性にもとづい
たテーマコミュニティをたくさんつくっていくべきなんです(宇野
常寛・評論家)
生活サービスの民主化ってものすごくいいテーマだなあ(…)。
これまでは国や地方が提供していた生活インフラを、それぞれのテ
ーマコミュニティで提供できるということになれば、人々が集まる
理由になってくると思う(尾原和啓・楽天執行役員)
ぼくたちは「ここではないどこか」を仮構する技術=虚構ではなく、
「いま、ここ」を書き換える技術=虚構を求めるようになった。こ
れは実はすごく大きな問題で、僕らより上の世代はどうしても昔の
革命思想に向かうか、脳に電極を挿す自己変革に向かってしまうん
だよ。革命で現実を変えるか、ドラッグや電極で自分を変えるかの
2択になってしまう。しかし今起こっているのは、人間と現実との
関係を変えるテクノロジーの発達なわけだ。これは言い換えれば革
命とは異なる新しい方法での現実の変革方法が生まれたことを意味
するのだけど、20世紀的、映画的、仮想現実的な虚構感の持ち主
には、自分と現実との関係をテクノロジーによって書き換えていく
ことが社会の変革につながるというイメージをどうしても持てない
みたいなんだよね。まだ表面化していないけれど、実はこれは大き
な思想的対立になっていくと思う。
(…)
自分が他ではないこの場所にいることを大切にしたいんです。物理
存在としての人間に立ち戻る、という感じです。(…)
僕としては、「今、ここにいる」こと??「一人で、もしくは誰かと
ここにいること」の価値に立ち戻りたい。
(落合陽一・メディアアーティスト)
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●[2]編集後記
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秋分の日の23日、仕事で東京に行った妻の代わりに、風邪で体調を
崩していた娘の子守りをしていたのですが、様子がどうもおかしい。
ぐったりして、ヒューヒューと苦しそうに息をしています。これは
ヤバいなと思って、救急病院に連れていったら、そのまま入院にな
ってしまいました。どうやら喘息から来る気管支炎のようです。
喘息って言葉、なんかショックですよね。食べ物も気を使ってるし、
東京よりはずっと空気の綺麗なところに住んでいるし、それでも喘
息になってしまうというのは、何故なんだろうなあと思います。ま、
未熟児で生まれたため、もともと呼吸器系は強くはないのですが。
というわけで、今週は娘優先シフトです。面会が9時までなので、
できるだけ娘といられるよう、早い時間にあがり、病院直行です。
久しぶりの病棟、しかも小児病棟に来てみると、ほんと、色々な人
がそれぞれの苦労を抱えて生きているんだよなあと思い知らされま
す。健康な時には見えない世界が、病棟の中にはあります。そうい
う世界を知るためにも、たまにこうやって病院で過ごすのは、決し
て悪いことではないと思います。
一方で、病院って、ほんと病人をつくるところだなあとも思うので
す。薬漬け、チューブ漬けで、柵のついたベッドに閉じ込めて。安
静が一番なのはわかるけれど、これじゃあ生命力が低下していくだ
けじゃないか、と現代医療のあり方に対する疑問もわいてきます。
とまあ、病院にいると、色々なことを考えさせられ、気付かされる
のですが、ここのところ、休日以外、なかなか娘と話す時間もなか
ったので、娘とゆっくり過ごす良い機会になっているのも事実。色
々立て込んでいる時期ですが、実り多い入院時間となるよう、娘に
尽くそうと思います。 -
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点在する情報を一箇所に集めるのがインターネットの得意な所
ユーザーを獲得するために払っているコスト(=TAC)をゼロに近づけるのがビジネスの課題。ゼロに近づけることはつまりユーザーが勝手に集まってきてくれること
1.ユーザーのインテンションを正しく把握する、2.インテンションに基いて最適な物を表示する仕組みをきちんと回ることがインターネットビジネスでは重要
ネット印刷通販会社ラクスル=各印刷所の印刷機の空き時間を使って印刷を行い、通常より安く印刷物を提供する。日本の印刷機の稼働率は45%程度。
ITにより情報を細切れにして配ることでプライバシーの問題にも対処している -
Posted by ブクログ
マッキンゼー、リクルート、google、楽天、などなど転職を10回も重ねた、
それも一流企業を渡り歩いた著者による、ITの歴史を辿りながらのITビジネス分析考。
ITビジネスに限らず、日々インターネットに触れて暮す僕らみんなにとって
興味深いことが書いてある本でした。
IT企業はどうやって利益を生んでいるか、だとか、
「パズドラ」に代表されるソーシャルゲームを分析すると、
どんなタイプのゲームがあり、それはどんな要素で構成されているか、だとか、
クラウドソーシングという新しい就労のバリエーションについて、だとかが
まず中盤までの間に説明がされ、
そこからは、ITのコミュニケーション面を重点的に、
そのテクノロジーやコミュニケーションの変容や、
そもそもの人間の所属の欲求や承認欲求というところにまで対象化して
説明してくれます。
「薄いつながりを強化する」というキーワードもあったなぁ。
学者や専門家と違って、難しい言葉では語られていません。
それは、いっぱしの知識は必要なのですが、
大抵の言葉は理解できるレベルでした。
ビジネス語も含めて、よく使われる言葉で書かれた本と言えるでしょう。
そして、ITの大筋がよくわかりますし、
いま、この時期の必読書、と言えそうです。
この時期というのは、著者の言葉を借りれば、
時代の曲がり角ということなんですよね。
インターネットの環境が整ってきて、
それをどう使うかというのが今求められていて、
その曲がり角ということです。
今回の読書でも、また僕の頭にひっかかる言葉がありました。
___________
モノを買うというのは、ただ品物を買っているだけではなくて、
その商品にまつわる物語を買っていたり、売っている人との関係性を買っていたりする
と思うのです。その関係性を手に入れたとき、人はもっと幸せになれるし、
インターネットというのは、それを実現できる力を持ったツールであるはずだ、
と思うのです。
__________
そして、著者は、それこそを楽天という会社はできるはずだ、
というように話を流れさせていましたが、
これはもう気持ちの持ちよう、意識が何かのきっかけで変われば、
楽天に限らず、いたるところでそういうアニミズム的な、
モノに宿っている作り手や売り手などの物語や関係性、魂のようなものを
みんな感じとるようになるんじゃないのでしょうか。
この間読んだ、大森荘蔵さんと坂本龍一さんの
『音を視る、時を聴く。』でいう「あったかみ」であり、
佐々木俊尚さんの『レイヤー化する世界』でいう「いとおしさ」であり、
そういった他者への敬意が、マルセル・モースに言わせると、
「自分自身の何か、自分の生命、自分の時間がモノに宿っていてそれを交換している」
でありますが、そういうのが、技術革新に劣らない生産性の向上あるいは維持にも
なるとモースは言っています。さらに、社会的包摂というものも、
それらに関連してくるような予感があります。
ひいては、生きづらいこの社会が、生きやすくなることにも繋がっていくことが
可能のようにも思えてきます。
要するに、先にも書いたように、
「他者への敬意」をちゃんと持つということなんですよね。
「他者への敬意」については、糸井重里さんが「ほぼ日」で書かれていたことが
何度もあると思います、僕もそれに影響を受けていたりするわけです。
というように、話は逸れたかのようでいて、
これは本書の中心的な内容でもあります。
社会学、というほど堅苦しくない、やっぱりITの本なので、
インターネットが手放せないみなさん、未読の方は手に取ってみてください。 -
Posted by ブクログ
日々、仕事でAIを活用することが増える中、モヤモヤしたものを感じて、本書を手に取る。
本書は3人の著者が、各々使っているメタスキルを解説し、自分らしい価値発揮についてのあり方を提示する内容。3人のメタスキルは下記の通り。
深津さんは、死なないためのリスク管理と構造化。
けんすうさんは、構造を捉え、ゲームをずらす。
尾原さんは、圧倒的な情報量と自分のモジュール化により、高速に独自のアウトプットを出す。
私と同じように、AI活用の中で自分の価値とは?と、モヤモヤしている人におすすめです。
印象に残った点は、下記の通り。
・正しい状況把握のため、生データの純度にこだわる
・効率ではなく、実体験の濃さで勝負する
・戦わずに勝てる状態を作ることが理想
・ルール内最適ではなく、構造のハックを目指す
・ゲームをずらす際、極端な条件設定をしてみる
・自分の知能やスキルをモジュール化し、AIに渡し、動いてもらう
・スキルから信頼(社会資本)への移行
・人生で何回、心からありがとうを言ってもらえたか
・ループの中にいる相手へのリスペクトを失わない
・身体性と責任は人間
・センス・オブ・ワンダー
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Posted by ブクログ
ここ5,10年のこの変革を楽しむためには、技術とその社会変革に振り回されながらも、足掻いて、変わっていくことを楽しんだほうが、面白いと思う。
この本を読んでそう思った。
AI社会で「自分の仕事」や、「子供の今後の世界」はどうなってしまうんだろうか?と良く考えるし、コテンラジオで尾原和啓さんの話が面白かったので手に取った。
「自分を知れ」「自分をAIや世界に知らせろ」ってことがこの本の言いたいことだと思った。
今いろんな技術進化が文字通り毎週のように起こっているのがAIの分野。AI懐疑論やポッと出でAIブーム終わるのでは?っていう疑問や疑いはもうないと思う。
そして、あと10年もすればAIが生活や思想、社会の中心になっていくと思う。
でも、それまでの過渡期の中で「AIをどう使いこなすか?」みたいな論点は、AIネイティブでない私のような世代には重い問題になると思う。
ただし、それもあと10年、もしかしたらあと5年の話。エクセルを使うことが当然のようにAIもそうなるはずなので5,10年後には、AIをどう使いこなすか?なんて論点は消えてると思う。
それでも、AIがない時代で教育を受け、ある程度キャリアを積んできた我々にはこの「AIをどう使いこなすか?」って、非常に重要。
気がついたらAI中心の世界になってましたー。でも普通に、とくに日本は人口が少なくなるからなんとかなると思う。
そのために、冒頭の「自分を知れ」っていうことが必要。
何をしたいのか?あなたは誰なのか?今どこに立っているのか?
これらをAIと深めながら、同時にAIに記録し保持させていく。
これは仏教の瞑想というか対話に似てると思う。自分との対話的な。
早速今日からこれをやっていこうと思う。