尾原和啓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょっと体調を崩していたので、
寝そべりながら読める気楽な本を未読本の中からチョイス。
アフターデジタルの個人版とも言えそうな、
デジタルな世の中で個人の生き方を指南した本。
コロナ下になって、仮想空間でますます生きやすくなったと著者たちは言います。
対談なので気楽に読める反面、
コロナから2年ほどたった今は、
そこまで新情報ともいえる内容もなかったかなという印象。
そして、ロシアがウクライナに侵攻する現在、
予想以上に旧態依然とした勢力の権力保持に対する抵抗が強い印象も受ける。。
ロングスパンでは本に書かれていたような変化が起こっていくんだろうけど。
著者たちの予想に対して、現実がどのように進行しているのかを
チェック(確認)していくと面白いです。 -
Posted by ブクログ
チンパンジー 群れ限界50匹まで、人類 噂話により150人へ、虚構でさらに拡大
未来は予測できない、偶発的なもの
「コト」ではなく、コトが起こる「場」を提供
技術をオープンに、自由に接続し ネットワーク化、多様性
パーコレーション=浸透
スケールフリーネットワーク(尺度ない、ノード間格差)↔ランダムネットワーク
膨大なリンクのハブと小数のリンクの無数のノードの多様性 偶然のつながり
アメリカ方式:投資マネーで無料の商品でシェアを取りマネタイズ
デジュールスタンダード方式:公的規格を作り広める
アセットオープン化:製品の一部を開放、自由に接続 結果的にデファクト
どこまでを自社のビジネスとし、どこまでを公開するか?
例:東芝 スマートレシート、ifLINK
データは人とモノからしか出ない
インターネット革新は小売りと広告だけ(アメリカのGDPのわずか7%)
選択と集中(効率化)できない日本に残る多様なものづくり × ネットワーク -
Posted by ブクログ
山口さん、尾原さんのお二人の著作は何冊読んでおり、講演も聞いている状態で、本書を読んだ。
ウィズコロナからアフターコロナへの社会や個人の変化を論じている内容だが、すでに別の著書や講演で聞いた内容が多く、目新しさは無かった。
お二人の考えに触れていない方には、考え方のスタンスが見えるので、良いと思う。
良かった内容は、第五章にまとめられている
・境界性領域を作る
自分のアイデンティティの切り替えができるアイテムを持つ
・ナメすぎず、ビビりすぎない
相手の時間を奪いすぎず、質問をする
・アジェンダを設定する
何のための会議なのかを明確にする
・仕事に意味合いを作る
モチベーションは、リソースの差を覆す
・共感できる人と組む
効率の良い監視機能は「美学」
・ライスワークとライフワーク、リスクとリターンのバランスをとる
・問題提起に敏感になる
意味のある問題提起が必要であり、見つけるには身近な問題に敏感でなければいけない
「不快」に敏感になる 「不快の海に飛び込め」
・問題にきちんと向き合う
me、we、now理論
自分自身の問題としてひたむきに取り組める問題に出逢う
・階段のステップを小さくする
ためらうよりもまずは行動する
自分がやりたいものを探し、その中から得意なものや人に喜ばれるものを見つけ出す
・変化を前向きに受け入れよう -
Posted by ブクログ
AI戦略で勝ち続けるには、
リアルタイムにデータをとり続けてその都度AIに正解を教えて精度を継続的に高めていくことが重要。
構造化データよりも非構造化データが価値を発揮する時代。
動画データでも音声でもとりあえず溜めておいて、必要になったら使うという選択肢も、本書では推奨している。
動画とかかなり容量使いそうだけど、研修の動画から受講生の表情や講師の声のトーンなどを分析し、理解度や満足度の向上につなげるのは面白そう。研修の動画録画しといて、逐語禄を作成してAIに要約させて講師マニュアルにするのも業務効率化の観点からよさそう。でもスライドどんどん変わっていくから標準化するの難しいなあ。
あと最後に目的ドリブンでUIUXやAIをデザインする重要性はまさにその通りで、未来を考える時、自分が何をできるようになりたいか?ではなくて、どんな未来になったら嬉しいかを考えたいと思った。 -
Posted by ブクログ
最近多方面でご活躍の3人による対談集。
テーマは、タイトルから推察するに「DX」かと思って読んでいましたが、
若干ズレているような気がしてなりません。。
どちらかというと将来の未来構想について、3人(ときどき一人増えて4人)で議論しているのが、
本になったという感じ。
よくよくタイトルを見ると、DXではなく、
DX「進化論」とある。。
つまり、DXのその先の姿という意味合いなのか…!?
まぁ分かりにくい…。
自分は山口さんの論調は比較的好み(賛成)なのですが、
山口さんの考えが簡単に復習できるという意味ではよいものの、
クオリティとしては、やっぱり山口さんの本には敵わないかなぁ…という印象。
3人の中の誰かのファンであれば、読んでみたらいいんじゃないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
東芝のDXの信念の話、って感じかな。「日本の企業」という括りで語られるが、「日本の製造業系大企業」という話になると思う。この打ち手が使える企業は、社員2桁の企業ではない。ゲーム開発者は、オープンなコミュニティで、スケールフリーネットワークになってるし、UnityとかOclusとかをプラットフォームに生態系できてるけど、そーゆーのを東芝の土俵で、企業をプレイヤにやりたいのかなと思った。VRにコミットする有志の延長としてホロラボが生まれたように、東芝のプラットフォーム上にそうした現象が起こるかどうか、ということかなと思った。あと、ifLinkの話でIFTTTって一言も出てこないのは、ちょっと気になった。ユーザ体験が違うから競合じゃないという整理なのかも知れないけど。IFTTTがデファクト取りに行くアメリカ型としたら、ifLinkは標準化ベースの欧州型のアプローチって言えるし、書けたと思う。
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Posted by ブクログ
「アフターデジタル」で語ってもらったことと内容は一緒だ。
もう少しかみ砕いて初心者でも分かりやすい形で言い直してもらったような感じ。
それだけに正直物足りない部分も多かった。
(「はじめに」で「自由」についての前振りはしているが)後半になっての「自由を得る」ための話は「なるほど。そういう考え方もあるか」という他者視点を得ることが出来た。
すべてがデジタル化、データ化していく中で、我々に選択肢は残されているのだろうか?
データからは、アルゴリズムからは、我々は決して逃れられない。
しかしそれを単純に受け入れるだけでなく、きちんと権力者側を監視することが必要なのだと説く。
これはその通りだ。
どうしても日本人は受け身だ。そして、上が考える事に従う忠誠心が良しとする文化があるのも事実。
上は正しい判断をするはずだという幻想を抱いているのも日本人ならでは。
(だからお花畑感が出てしまう)
ある意味で「思考停止」なのだ。
何かあれば上のせいにすればいい。
新しい上が来れば、その人が新しくただしい判断をしてくれるはずだ。
つまり上が入れ替わって、我々はその時々の上に従えばいい。
それって完全に考えることを放棄しているような気がする。
日本は日本で本当に素晴らしい文化もあるし、独特の思考回路もある。
しかし、権力を握る上を、我々は監視し、我々の自由を手に入れるのだ、という発想は乏しいと思う。
そもそも日本では、多少不自由でもそこそこで十分という感覚もある。
清貧を善しとする文化もある。
「権力を監視する」
これだけグローバルレベルでGAFAが席巻をしている。
そのまま受け身でいることが、非常に危険だという警戒感を持った方がいい。
国内だけの国内での上の考え方なら受け身でよかったのかもしれない。
しかし、GAFA含めて世界のルールを決めているのは日本国外の状況だ。
我々が搾取されないためには、正しい知識を持って、権力を監視しなければならない。
それでないと我々の自由はどんどんと浸食されてしまうのだ。
もっと危機感を持った方がいい。そういうことだ。
(2021/7/23) -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの意味は、1回収穫して終わりではなく、AIを組み込んだ戦略を正しくデザインし、自走する仕組みを作ることで、二重に実りを収穫し続ける、という意図だそうで、AIの技術論ではなく、AIを活用したビジネスのあり方について述べた本。
この収穫を得続ける=他社に勝つだけではなく、勝ち続ける仕組みが重要で、AIというと、自動化する、人の手間を省くというイメージが先行していますが、少なくとも実務ベースの効率化と金融ベースの収益の拡大、という二重のループがどんなビジネスでも理論的に可能であり、そのループ(仕組み)を回し続け、他社は追いつけなくなるはず、というのが最大のメッセージ。
割と初めの章で、「3人で行っているチェック作業が一人で済めば効率は3倍よくなる」、「3割自動化するだけでもコストダウンにつながる」とありますが、自動化した分だけ、違う人の手間がかかっている企業や部署も多いのではないか、とも感じるので、通常業務のどこにAIを組み込んで、どのようにアウトプット出していくかということを、ビジネスができる人とAIが分かる人がうまくタッグを組まないといけないだろう、というのが所感。2章に、システムの範囲内でけでみるとAIで効率化できる部分は限られる、と述べており、むしろシステムの外側で人間が作業している部分に着目すること、という指摘は確かにその通りなので、明日から会社にいって、よしやこれをやろう、とならないのがもどかしいです。
AIを活用した、人の作業を減らせるなら、本当にそうしたいと考える人は多いのではないでしょうか。会社の偉い人から「これからAIだ。なんでもいいからやれ!」と本には、よくわかっていないにくせに、キラーパスを不運にも、もらってしまった人などには、いいのではないでしょうか。
なるほどと思ったのは、AIは最初の精度はいまいちで、データを与え続けて賢くなるという性質上、開発案件などでよく使われるウォータフォール型の思考で進めるとうまくいかないことが多い、というのが印象に残りました。