尾原和啓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アフターコロナにおける仮想空間シフトによって社会がどのように変化し、人々に求められるものは何か対談形式で語られている。
学校現場に携わるものとして、Z世代の子供達がこれから生きる社会がどのように変わっていくのかを俯瞰するためにとても参考になった。
一方、本書で述べられているデジタルディバイドが教師間で広がっているというのもひしひしと感じる。
コロナによって前倒しされたGIGAスクール構想はこれからの社会に生きる子供たちにとって必要不可欠だが、教師がそれを「使おうという価値観を持っているかどうか」は大きい。
この価値観を持っていない教師にとってはこれから大きなハンディキャップになりうる。
と同時に、使いこなすことができれば本書で語られているように、自分自身とてつもない勢いで進化することができるだろう。
改めて、来るべきその時に備えておこうと思えた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ尾原さんへのインタビューや投稿を「ユーザーの自由の選択の幅」と「データ管理者に求められるフェアネス」にフォーカスさせたエッセイ的な一冊。広大かつ深遠なテーマだが、正直、浅い所をピョンピョン跳ねてる感否めない。編集者とライターに拍手を送りたいです。よくまとめたなぁと。
★★★★☆の高得点にしたのは、尾原さんの新たな視座として今後に期待してるから。「ITビジネスの原理」も同じ印象を受けた。広いが浅い。でもその後「The Platform」「アフターデジタル」「ディープテック(未読)」「ネットビジネス進化論」と視座として深められている。この本も「モチベーション革命」「どこでも誰とでも働ける」を経て行き着いた着想と思われる。「アルゴリズムを軸とした個人の自由と管理者のフェアネス」という視点もライフワークにして書き続けてもらいたいなぁと期待している。
自由やフェアネス(公平性、平等、道徳、善悪、人権など)に関する哲学用語のwiki的解説と実例をサクッとつなげる浅さから一歩踏み込んで、アフターデジタルやディープテックのようにひとつひとつについて読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
「#ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」」日経BP、丸幸弘、尾原和啓著
Day14
ハイテクとローテクを「知」によって新結合し、その集合体をテクノロジーと捉えるという概念(…)が、ディープテック(★必ずしも新しい技術で新しい市場を作る必要はない。古い市場に不便や不自由が存在し、それを新旧技術の組み合わせで解決できるならディープテックと呼んで良い)。
技術の掛け合わせは、段階的でも構わない。あらかじめ計画し、計画通りに進める必要もないし、そのやり方では真のイノベーションは生まれない…★なるほどだ!
後半の納得感が大きいだけに、前半のリズム不足がもったいない。手にとられた方は、むしろChapter 3あたりから読み始めるたほうが良いかも。帯も含めた表紙デザインもいけてないよな…もっと多くに人の手にとってもらえる装丁を! -
Posted by ブクログ
ネタバレドコモのIモードやリクナビの立ち上げに関与したり、グーグルから楽天に転職したりアクティブなサラリーマンが、IT発展(2015年のAIの前まで)の経緯を振り返って説明。ビジネス本を読んだことのある人にはおなじみの話も多いけれど、ITという観点で掲示板からSNSへ展開した背景などや、24時間30センチ以内の距離というアクセスの容易さによるスマホの爆発的普及などを、一気に振り返るには有用です。
■ビジネスのキーは、商品・仕入地(安く売ってる)・消費地(高く買う)のマッチングだったが、時間と空間の制約をネットが飛び越えた■点在する情報を集める作業はインターネットが非常に得意。商品が情報に置換された■ネットではユーザー獲得コストTACをいかにゼロに近づけるかが課題■純粋想起(レストラン探しなら食べログ、金額比較ならカカクコム)を勝ち取ったサイトに人は集まる→強い所がますます強くなる収穫逓増の法則■従来の仕事のロットを細切れにするクラウドソーシングによってこれまで眠っていたものを有効活用し新しい価値が生み出される=レイヤーアンバンドル(階層の細分化)をITは起こしやすい■いまは情報を発信しないメリットは劇的に小さくなりむしろ隠しておくデメリットが目立つようになった■日本はハイコンテクスト(阿吽の呼吸)でアメリカはローコンテクスト。IT技術はアメリカ発信なのでそのまま輸入すると日本の文化メリットが活きにくいのが実情。