尾原和啓のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレプロジェクトの立ち上げ時は確かにQPMIサイクルの方がしっくりくるかも。実行計画はPDCAサイクルかもしれないけれど。まずはディープイシューの発見が重要なのは色々な事に通じると思う。
以下内容メモ。時々読み返す。
ディープイシューは個人のパッションにより発掘され信頼できる仲間たちとともにミッションへと変えることで解決へ。
QPMIサイクル:質の高い問題に対して、個人が崇高なまでの情熱を傾け、信頼できる仲間たちと共有できる目的に変え、解決する。そして諦めずに試行錯誤を続けていけば、革新や発明を起こすことができる。
ディープイシューに出会う5つの方法:①自分たちの常識を捨てる、②目の前の売上や利益 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本を読むまで、恥ずかしながらこのタイトルの意味がピンと来ませんでした。サブタイトルは「もっと自由に生きるために、僕たちが知るべきこと」です。
AIの発展には三段階あって、分析(Analysis)、予測(Prediction)、処方(Prescription)という段階がある。渋滞しているという道路状況の分析から始まって、渋滞しそうだという予測ができるようになる。そして、その予測をベースに信号を制御すれば、渋滞を緩和することができる。そんなイメージだ。ただ、渋滞の緩和させ方がアルゴリズムであるなら、そこに恣意性を持たせることで、ある人にとって利益を、逆にある人にとっては不利益を被らせることも可能 -
Posted by ブクログ
ネタバレグローバルIT企業によって与えられる自由と、そのアルゴリズムによって与えられる機会によって作られた世界は、本当に全員にとって平等な世界なのかを考えさせられる本だった。事例が豊富で、個人的には第3章の中国、ヨーロッパ、アメリカ、そして最先端のIT立国 エストニアの対比が面白く、わかりやすかった。
・どこまで行っても「100%フェアネス」にはならない。フェアネスを求めるために、①プラットフォームによって奪われようとしている国家権力を国家によって規制・監視を行うこと。②ブロックチェーンを活用したフェアネスをめざすこと。③ユーザーが監視を続けること。アンフェアだと思えば声を上げること。
・人口オーナ -
Posted by ブクログ
アルゴリズムが支配する世界は、一見するとジョージ・オーウェルが「1984」で描いたディストピアのように思われるが、そこに「フェアネス」が保障されていれば、むしろ多くの人々がより幸福になれるユートピアになるだろう。
たとえばあらゆる仕事はAIのアシスタントによってより効率化され、さらに多く稼ぐための手段まで提案されるようになる(Didiが実践しているように)。
また限界費用がゼロに近づき、情報が民主化されることで、世界中のどこに生まれても人生をより豊かにするための選択肢を得ることができる(Googleの検索エンジン、プラットフォームによるBIなどによって)。
ただし、そのユートピアを守るためには -
Posted by ブクログ
未来のビジネス(の潮流)を考える上でのキーワードが散りばめられている
・ソーシャルバリディティ
・外部不経済を起こさない
・バイプロダクト(副産物)
・ディセントライズド:非中央集権的、分散的
・相利共生
・保有の時代から利用の時代へ
・課題解決の為に複数のテクノロジーを掛け合わせる
・リープフロッグ:一気に最先端の技術に到達すること
・インバウンドグローバライゼーション
:日本の町工場×日本企業
→東南アジアに進出→日本でIPO
・変化受容性
・イノベーション類型:問題の状態(課題が分かっている/分かっている)×解決策の在り方(作り方が分かっている/作り方が分 -
Posted by ブクログ
2016/1/15
ITビジネスの成長を、優しく教えてくれている本。
なぜITが必要とされるのか、iモードやgoogleやFacebook等のIT企業がなぜのし上がることが出来たのか
・インターネットによるマッチングの最適化
・iモードのコンセプトは24時間、7日間、30cm以内
・情報を発信することで自分が豊かになるという考え方
・ひとつの広告あたりの売上は、日本はアメリカの3分の1
・日本のようなハイコンテクストの国は、言葉ではない(阿吽の呼吸のようなもの}部分を楽しむことができるのではないか、という筆者の仮説⇒アメリカのようなローコンテクストな国が目指す「無駄なき社会」とは違い、日本はコ -
-
-
-
Posted by ブクログ
企業の経営戦略を考える上でも大変参考になった!
□ OMO(Online Merges with Offline またはOnline Merge-Offline) オンライン、オフラインは、すでに溶け合って違いはない⇛チャネルの自由な行き来が成立している
□ 自社のサービスをオンライン、オフラインで分けるのはナンセンス。顧客には関係なく、顧客が欲しいと思ったときに、タッチポイントがどこかということだけ
□ オンライン、オフラインを問わず最適なタイミングで最適なコンテンツを最適なコミュニケーション形態で提供すること
□ 企業視点のビジョンから体験寄り添い型に変化させる
⇒顧客がどのような状態に