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この30年、日本企業はグローバルでの存在感を徐々に失っていきました。
「GAFA」に代表される米国企業、「BAT」に代表される中国企業。
後塵を拝している日本企業ですが、今、新たに活躍の場が生まれています。
それが、「DeepTech(ディープテック)」です。
東南アジアをはじめとする新興国は、成長の過程で生まれる多くの課題を抱えています。
そして、その課題から目を背けることなく、対峙する起業家たちが次々と生まれています。
先端技術だけでなく、枯れた技術も応用しながら、直面する課題に対し、中長期的な視点に立って解決を目指していく。
Deep Issue(ディープイシュー)をテクノロジーで解決していこうという取り組みを「ディープテック」と呼びます。
日本は戦後、製造業を中心に技術を磨き、世界でも有数の経済大国へと成長しました。
磨いてきた多くの技術はテクノロジーの進化の過程で、過去のものになりつつあります。
しかし、それらの「枯れた技術」が、もし新興国の課題解決につながるとしたら?
新たな市場創造につながるとしたら?
ディープテックの領域では、必然的に投資期間は長くなるものの、解決したときの社会的インパクトはとてつもなく大きいものになります。
しかも、日本企業が本来、得意としてきたすべてが活きてくる世界でもあります。
日本のディープテックの始祖ともいえるリバネス代表取締役グループCEOの丸幸弘氏、『ITビジネスの原理』や『アフターデジタル』などのベストセラー本を通じて日本が進むべき道を照らし続けるフューチャリストの尾原和啓氏が、ディープテックの世界を描きます。
Posted by ブクログ 2020年09月23日
テクノロジーが民主化され、身の回りにある社会課題を解決するテクノロジーのことをディープテックと定義している。科学者のテクノロジーであるハイテクの時代は終わり、新しい時代がきているという見解の様子。
一方で、ディープテックが最も生まれてきたシリコンバレーでのイノベーションは均質化されつつあり、破壊的な...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月23日
未来のビジネス(の潮流)を考える上でのキーワードが散りばめられている
・ソーシャルバリディティ
・外部不経済を起こさない
・バイプロダクト(副産物)
・ディセントライズド:非中央集権的、分散的
・相利共生
・保有の時代から利用の時代へ
・課題解決の為に複数のテクノロジーを掛け合わせる
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月06日
読み終えても結局ディープテックってなんだ?となったので色々調べてみたが、「深いところに眠る技術」「社会に深く根ざした問題を解決する技術」というフレーズが簡潔で他のディープテックの定義も連想できるので腑に落ちた。
私自身も製造業の中でも斜陽産業と言われる分野に技術者として携わっているが、本書にあるよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月30日
「#ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」」日経BP、丸幸弘、尾原和啓著
Day14
ハイテクとローテクを「知」によって新結合し、その集合体をテクノロジーと捉えるという概念(…)が、ディープテック(★必ずしも新しい技術で新しい市場を作る必要はない。古い市場に不便や不自由が存在し、それを新...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月22日
ディープテックというのは「テクノロジーを使い根深い課題を解決していく考え方、もしくはその活動」を指す言葉らしい。必ずしも最新テクノロジーとかハイテクを意味するわけではない。グローバル化の進展は所謂途上国、アジアの国を含めて生活レベルの底上げには大きく貢献しているのだと思う。さらに、そうした国々は人口...続きを読む
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