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  • ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    この30年、日本企業はグローバルでの存在感を徐々に失っていきました。 「GAFA」に代表される米国企業、「BAT」に代表される中国企業。 後塵を拝している日本企業ですが、今、新たに活躍の場が生まれています。 それが、「DeepTech(ディープテック)」です。 東南アジアをはじめとする新興国は、成長の過程で生まれる多くの課題を抱えています。 そして、その課題から目を背けることなく、対峙する起業家たちが次々と生まれています。 先端技術だけでなく、枯れた技術も応用しながら、直面する課題に対し、中長期的な視点に立って解決を目指していく。 Deep Issue(ディープイシュー)をテクノロジーで解決していこうという取り組みを「ディープテック」と呼びます。 日本は戦後、製造業を中心に技術を磨き、世界でも有数の経済大国へと成長しました。 磨いてきた多くの技術はテクノロジーの進化の過程で、過去のものになりつつあります。 しかし、それらの「枯れた技術」が、もし新興国の課題解決につながるとしたら? 新たな市場創造につながるとしたら? ディープテックの領域では、必然的に投資期間は長くなるものの、解決したときの社会的インパクトはとてつもなく大きいものになります。 しかも、日本企業が本来、得意としてきたすべてが活きてくる世界でもあります。 日本のディープテックの始祖ともいえるリバネス代表取締役グループCEOの丸幸弘氏、『ITビジネスの原理』や『アフターデジタル』などのベストセラー本を通じて日本が進むべき道を照らし続けるフューチャリストの尾原和啓氏が、ディープテックの世界を描きます。

ユーザーレビュー

  • ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」

    Posted by ブクログ

    テクノロジーが民主化され、身の回りにある社会課題を解決するテクノロジーのことをディープテックと定義している。科学者のテクノロジーであるハイテクの時代は終わり、新しい時代がきているという見解の様子。
    一方で、ディープテックが最も生まれてきたシリコンバレーでのイノベーションは均質化されつつあり、破壊的なものの創出は難しくなりつつある、という見解も併記されている。

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    2020年09月23日
  • ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プロジェクトの立ち上げ時は確かにQPMIサイクルの方がしっくりくるかも。実行計画はPDCAサイクルかもしれないけれど。まずはディープイシューの発見が重要なのは色々な事に通じると思う。
    以下内容メモ。時々読み返す。
    ディープイシューは個人のパッションにより発掘され信頼できる仲間たちとともにミッションへと変えることで解決へ。
    QPMIサイクル:質の高い問題に対して、個人が崇高なまでの情熱を傾け、信頼できる仲間たちと共有できる目的に変え、解決する。そして諦めずに試行錯誤を続けていけば、革新や発明を起こすことができる。
    ディープイシューに出会う5つの方法:①自分たちの常識を捨てる、②目の前の売上や利益

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    2020年05月10日
  • ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」

    Posted by ブクログ

    具体例が豊富で非常に読みやすいが、もし「古びた技術」を知っている人ではない自分が当事者としてかかわるとすれば、課題に対してどうやって「古びた技術」を知っている人を見つけるかが課題になるかなと思った。

    いずれにせよ、ベンチャーを見る新たな切り口を知ることができたのはとても参考になった。

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    2019年12月08日
  • ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」

    Posted by ブクログ

    未来のビジネス(の潮流)を考える上でのキーワードが散りばめられている
     ・ソーシャルバリディティ
     ・外部不経済を起こさない
     ・バイプロダクト(副産物)
     ・ディセントライズド:非中央集権的、分散的
     ・相利共生
     ・保有の時代から利用の時代へ
     ・課題解決の為に複数のテクノロジーを掛け合わせる
     ・リープフロッグ:一気に最先端の技術に到達すること
     ・インバウンドグローバライゼーション
      :日本の町工場×日本企業
       →東南アジアに進出→日本でIPO
     ・変化受容性
     ・イノベーション類型:問題の状態(課題が分かっている/分かっている)×解決策の在り方(作り方が分かっている/作り方が分

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    2019年09月23日
  • ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」

    Posted by ブクログ

    ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」
    著:丸 幸弘  尾原和啓
    人とテクノロジーの関係に誤解が生じている今、改めてテクノロジーの本質を見つけ直すときが来ている。誰一人取り残さず、持続的に人類が発展を遂げていくためにテクノロジーは存在している、社会の課題をどう解決していくのか、社会にどう貢献していくのか。
    この先の30年、日本はどのような新しい日本を創っていけるのか。ディープテックという大きなうねりの中に身を置き、アジアをはじめとする海外の人たちと手を取り合い、直面する喫緊の課題から決して逃げることなく、立ち向かっていく。日本の未来を日本人が創っていく。
    本書の構成は以下の4章から

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    2024年09月23日

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