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Posted by ブクログ 2017年01月05日
大佛次郎論壇賞で名前を知り、NHKスペシャルのマネーワールドの格差の回で顔を知り、いよいよ「経済の時代の終焉」を開く前に井手英策という財政学者を軽く知ろうと思って開いた新書です。でも全然軽くなくて財政という学問の重さに衝撃を受けました。ついついお金の問題としてしか受け止めて来なかった負担と受益の関係...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月02日
日本の財政構造をわかりやすく時系列に述べられています。個人的にはとても「すっきり」しました。
そもそも、国が投資するのが何で公共事業ばっかりなの~?産業構造がこれだけ変わってるのに~。と、いつも思っているのですが、そのあたりも含め、現在の産業構成と、財政の使いかたがどうしてこうなっているのか?という...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月17日
自分は財政学の門外漢であり、基本的なこともわからず、著者が財政学上では主流派の考えなのかわからない。しかし、戦後の歴史の中の社会や生活の分析、政治の分析、小さな政府vs大きな政府の対立などの社会の進むべき方向の示し方など共感することが多く、非常に好感が持てた。
他書のような数学的な手法を使った説明...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月24日
確かに財政学の本ではあるが、財政学にありがちな技術的な話から出発していない。人間社会にとって財政はなぜ必要で何を目指すべきか、何に価値を置くべきかの議論を踏まえている。この点に非常に共感できた。標準的な財政学の教科書からすると、一段上がったメタレベルの議論を踏まえている印象を受けた。
そもそも、日...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月12日
日本財政の今後のあり方を問う書。日本の財政赤字の原因は支出の増大ではなく、減税に伴う税収の減少だという指摘。財政再建のための増税では租税抵抗を受けるだけなので、財政学の伝統的な考え方である量出制入原則に基づき、国民のニーズを満たすことが必要と説く。これによって増税も受け入れやすくなるという話。ニーズ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月08日
読み進むにつれ、おやっ・・・と思う。
日本の財政というからには、経済の話一辺倒だと思っていると、著者の言うように、これは「人間の学」
日本国が取った戦後経済策は公共事業とともに減税だという。
減税をセットにされたものだったから、増税には常に抵抗を感じるのが現代の日本人。
なぜ租税抵抗が強いのか・・・...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月19日
一刻も早い財政再建が望まれる日本。なぜ財政再建ができないのか。本書は、政府債務が対GDP比で200%を超えている日本の財政構造を明らかにする。
我が国民は痛税感が強い。なぜか。税が債務の返済や低所得者ばかりに費やされているからである。そのため、多くの中間層は、受益なき負担を強いられている。ここに日本...続きを読む
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