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新自由主義の浸透によって格差や貧困,環境破壊が拡大し,人間の生きる場が崩されている.あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか.いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ,危機を克服しなければならない.日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し,人間らしく生きられる社会を構想する.
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Posted by ブクログ
はじめの章は抽象的でわかりにくかったですが、後半の章は具体的になってきてわかりやすくなってました。(それでも、かなり難しかっったです) 日本の財政は、税金と社会保険から成り立っているけれど、この二つのバランスが悪いようです。 困難な立場にある人たちへの支援が、現在の日本の財政では上手く届かないのかな...続きを読む、とこの本を読んで思いました。 おそらく、今の財政を根本的に変えなければこれからの日本はうまくいかないと思いましたが、今の政治家たちは国民から信頼されていないから、そういう改革はできないと思いました。 そうなると、私個人では、将来のために少しでも節約して蓄財しないといけないのかな、と思いました。
前半でギブアップしそうになるも、後半は圧巻。思想の領域、とも感じました。反復して噛みしめたい、自身にしみこませたい言葉が多発です。 日本の課題も新鮮な角度から見つめ直すことができました。「新しい資本主義」「全世代型社会保障の構築」。もっと深めていくことが重要ですね。 変容というより転回。創造・革新...続きを読む。大正デモクラシーならぬ令和デモクラシー。未来が楽しみになりました。 読後感は「税は国家なり」です。 ことあるごとに北欧国家と比べていますが、規模感やら歴史風土やら、日本のマッチするのかはよくわかりません。けれども、目指すべき国家観というか、ビジョンを輪郭明解に示していくことは急務である、ということはよくわかりました。ここらへんの漠然とした課題意識を、うっすらと自覚しながら本に助けを求めていた自分も見えてきたので、その意味ではこの本はしっかりと未来を示してくれていると思いました。コロナ以降、こういう未来の話をしてくれる本が増えてきているような気がするには私だけでしょうか。時代が変わってきていることを実感します。遅ればせながら、ようやく私のアンテナがそっちに向いているだけなのかもしれませんけどね。
財政は国家の血液であり民主主義はその循環を司る心臓である。神野直彦は「財政と民主主義」の中で両者の結びつきの深さを説いた。財政が弱者を顧みず富を偏らせれば社会の絆はほどけ民主主義は形骸化する。逆に市民の声を反映し税と支出を公正に配分すれば財政は民主主義を支える礎となる。だが現代の日本では「財政健全化...続きを読む」の名の下に負担は庶民へ恩恵は一部へと偏る傾向がある。財政は数字の均衡ではなく人々の暮らしを支えるためにある。その原点を忘れれば民主主義の根もまた枯れてしまうのではないか。
20240305-0322 財政学の泰斗神野先生による。財政のあるべき姿と地域自治体での共同意思決定にもとづき未来を選択していく必要性について語っている。
財政の役割は公共財を提供することで、経済、政治、社会システムの橋渡しをすることである。政治経済が新自由的に流れる中で、社会の機能が崩壊しつつあることを著者は憂いており、民主主義によって、財政が有効に機能し、社会、環境問題に適切に資源を配分できるようなシステムに財政がサポートできるようになってほしい未...続きを読む来を渇望している。
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財政と民主主義 人間が信頼し合える社会へ
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