政権交代 民主党政権とは何であったのか

政権交代 民主党政権とは何であったのか

902円 (税込)

4pt

二〇〇九年夏、日本で史上初の民意に基づく政権交代が起こった。だがその後の民主党政権は、鳩山、菅、野田と首相が変わるたびに政策が大きく変容、小沢をめぐるカネの問題に苛まれ、離党者が相次ぎ、決められない政治が続いた。当初、八割近くの人びとが支持した政権交代とは何であったのか。本書は、民主党政権の軌跡を辿るとともに、政権交代を経ても、なぜ民意を反映しない政治が続くのかを明らかにする。

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政権交代 民主党政権とは何であったのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年02月27日

    [変わったもの、変われなかったもの]長年にわたる自民党政権に代わり、国民の期待を背負って民主党が政権に就くことになった2009年の政権交代。その政治的事件をもたらした原因、そして政権交代後の民主党の「凋落」を踏まえつつ、日本のあるべき次の政治形態について考えていく作品です。著者は、米国の数々の大学で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月20日

    民主党の政権交代の3年3ヶ月を単なる無駄ととらえるのか、それとも歴史の中のある意味必然と捉えるのか、アンケートなどの結果を生かしながら、新書の枠内にうまくまとめていると思った。

    最初の150ページは、政権交代の小史である。小泉総理の郵政選挙から、安倍、福田、麻生総理から民主党への政権交代へは、自民...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月28日

    初めての本格的政権交代が何故、期待通りに進まなかったのかを淡々と客観的に記録に書き、その上デモクラシーの機能を数値化して改革案を述べた本。新書ではあるが、通常の本一冊分の意味がある。

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    Posted by ブクログ 2012年12月26日

    この本の価値は終章に尽きる。よく民主主義がうまくいっているとかいないとか言葉だけの議論はあるが、民主主義の機能をデータで測定する研究は独創的である。前半部の民主党政権に関する記述は、終章のケーススタディとして読めば良いのではないか。

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    Posted by ブクログ 2012年10月29日

    「政権交代するほど良い政治」といわれて行われた九〇年代の政治改革。
    その実態は、権力の担い手が変わっても政治が変わらなければ、有権者にとっては意味がないことを「民主党政権の三年間」を例にとって丁寧に記述したもの。本書の焦点は、選挙前に政治家が約束したことが選挙後に国会で遵守しているかどうかにある。そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月09日

    今となっては空手形の別名扱いの「マニフェスト」だが、理念自体は決して否定されるものでないと思うし、考えてみれば公約のない選挙なんて怖くて参加できるものではない。公約の重要性は民主党政権の未熟さとは明確に切り離して冷静に議論すべき問題なのにと思っていたら、この本で見事に論じられていた。

    著者によれば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月11日

    民主党への政権交代前夜から、
    民主党政権における政権運営を概説し、
    日本の選挙制度の問題点を探る一冊。
    語り口が非常にわかりやすく、民主党政権を振り返るのにちょうど良い。
    また、有権者が選挙に際し何を見ているかを明らかにした上で、
    その態度を受け入れた上で最適な選挙制度を提言する姿勢には
    好感が持て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月28日

    今になって本の表題の意味がわかった。有権者の目線で何故、民主党政権が誕生したのか、そしてマニフェストがどうして実現できていかなかったのかを冷静に綴り、読んでいて2009年以降の3年あまりを整理でき、面白かった。その上でどうすれば日本政治が良くなるのかについての提言を提示しており、頷けた。一読を勧めた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月09日

    選挙公約も国会での活動業績も有権者の投票行動には、影響を与えていない。所属政党と僅かに経歴が影響を与えている。

    選挙公約の策定方法、候補者の予備選、選挙への公費助成のあり方、選挙制度などについての提言には、斬新な内容が多く再読の余地あり。

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    Posted by ブクログ 2012年11月28日

    小泉政権から野田政権までを概説。特に目新しいことは書いてないけどわかりやすい。後半は選挙制度の話に逸れる。まもなく衆院選ですな。67点。

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