首相支配―日本政治の変貌

首相支配―日本政治の変貌

990円 (税込)

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細川連立政権崩壊から一〇年以上が過ぎ、日本政治は再び自民党の長期政権の様相を呈している。しかしその内実は、かつての派閥による「支配」とは全く異なる。目の前にあるのは、一九九〇年代半ばから進んだ選挙制度改革、政治資金規正法強化、行政改革などによって強大な権力を手にした首相による「支配」なのだ。一九九四年以降の改革のプロセスを丹念に追い、浮かび上がった新しい日本の「政治体制」をここに提示する。

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首相支配―日本政治の変貌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平成以降の政治改革の流れや、それが実際にどのように機能してきたを知る上では必読だと思う。
    昨今、首相のリーダーシップについては様々な課題も指摘されるようになっているが、首相のリーダーシップが強くなったそもそもの背景や経緯の理解につながる一冊。
    また、官邸機能強化、省庁再編、選挙制度改革など、平成期の

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    1990年代、細川護熙政権の発足と選挙制度改革により小選挙区・比例代表並立制が導入されたことにより、従来の55年体制は崩壊し政治体制は変化の時を迎えた。小選挙区制の下では選挙基盤を持たない小政党は不利なため政党の改変が進み、小沢一郎を中心とする細川政権の重要人物は新進党を結成する一方、自民党内では政

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    橋本さんの業績に対して大きな誤解をしていた。
    マスコミが植え付けるイメージと実態とのギャップに、今更ながら驚く。
    しっかり情報を精査しないとね。

    0
    2016年07月26日

    Posted by ブクログ

    『首相支配―日本政治の変貌』(竹中治堅、2006年、中公新書)

    本書は、55年体制以降はじめて自民党が下野した細川政権の頃から、小泉首相の郵政解散までの日本政治史を詳細に研究した書である。この間の政局や政界再編の流れを詳しく見ることができる。

    (2010年5月17日 大学院生)

    0
    2010年05月17日

    Posted by ブクログ

    小泉政治をどのように評価するか、というのは非常に難しい問題だが、この本では、その意義が明確に描かれている。小選挙区制・省庁再編と大蔵省解体によって出来上がった「制度」を最大限に活用した最初(で最後?)の首相としての小泉純一郎。それが単純なポピュリズムにしか見えないのなら、そんな国にこの制度は不要だ。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    これは分かりやすいし、面白いですよ!!総選挙や総裁選やら、そういう政治のイベントに物を申したい人のうち、僕みたいにあまり物を知らない人はこれを読むべきです。簡単に言うと、小泉政権は今までとどう違っていて、どうやって確立されたのか、ということが書いてあります。彼は55年体制を意識して、2001年体制と

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    自分が学生時代からの政治の動きがわかりやすくまとめられていて参考になった。
    「田中角栄」からこの本で「小泉純一郎」までの流れ。この次は、民主党政権から第二次安倍政権までの流れがわかる新書はないものか?

    (108)

    0
    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

    小泉首相が、あんなにリーダーシップを取れていた理由が解けて面白かった!即ち、法改正によって、人と金を握る人物が首相になったから。また、首相になるにあたり、それまでは派閥の力が必要だったのが、国民の人気が必要になったというのも面白かった。確かに、属人性だけであんなに強権を振るうのは無理があるよな。

    0
    2016年07月28日

    Posted by ブクログ

    小泉政権が、なぜかくあり得たか。選挙制度の変遷と、首相の支配力の強化を平易な言葉で分かりやすく示した解説本。読みやすく分かりやすい。

    0
    2015年06月28日

    Posted by ブクログ

    小泉政権で首相のリーダーシップが叫ばれたが、それは細川政権の選挙制度改革、政党補助金、橋本政権の行政改革、加藤の乱などの歴史があってこそ、首相に権力が集中し、世論を味方につけた政治が可能であったことを証している。

    ただし、歴史的にはそこで終わっているのが問題である。

    0
    2012年11月03日

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