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Posted by ブクログ
「メメンとモリときたないゆきだるま」にすごく救われた。
「なんかみんながボクを見てガッカリしてる。わかるよ。こんなはずじゃなかったって思うよね。」
「こんなはずじゃなかった」
私は今まで何回この言葉を自分自身に使っただろうか。
そして、何回言われただろうか。
すごく重たい言葉だなー。
他人から貰ったときはやっぱりつらかった。
自分は、その人が思い描いていた「理想」から外れてしまったのだと感じるから。
でも、これを読んで、自分の心の中にいるかつての「きたないゆきだるま」にもう一度会えたような気がする。周囲が本当にガッカリしていたのかどうかは分からない。それでも、そう捉えてしまうほど、私は疲れ切っていたのだと思う。誰かの期待に応えられなかったことよりも、そんな私を自分自身が許せなかったのかもしれない、と。
そして今、私もどこかの「きたないゆきだるま」に会いに行きたい。私は「人は経験した分しか優しくなれない」と思っている。もちろん、経験しなくても思いやることはできるけれど、それはきっと想像の範囲内。そして、想像の仕方も、想像力の大きさも、想像の方向性もみんなバラバラ。「いろんな意見がある」という一言で片付けてしまえばそれまでだけれど、やはり自分が傷ついた経験があるからこそ、気づける痛みがあるのだと思う。寄り添える感情があるのだと思う。同じ目線に立つことができるのだと思う。
「だれもわるくない。だけど、だれも、しあわせじゃない」
この苦しみの渦中にいる人に「あなたはあなたのままでいい」と伝えられる人でありたい。そんなどこかの誰かを想うことは、本来の自分を救うことでもあるのかもしれない。