皆川博子の作品一覧
「皆川博子」の「ジンタルス RED AMBER」「開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
ページ数が多く、重厚なので連休に読み進めた。すごかった…とにかく圧倒され、美と狂気の世界に没頭した。
マルガレーテの手記形式の1章から、ギュンターやゲルトの視点から描かれる戦後の2章、そして登場人物の人生が一ヶ所に交わる怒涛の3章。
エーリヒ(とされていた本当のミヒャエル)に憎しみを植えつけてしまったフランツの背負ってきたものを思うと切ない。
この作品で(真として)描かれていたことはどこまでが本当のことなのだろう。「あとがきにかえて」のところで、ギュンターがクラウスであることが示唆され、マルガレーテが誰かと結合されているように思える。まだ狂気は終わっていなかった、という恐ろしい余韻。
Posted by ブクログ
再読。
以前読んだときの記憶が思った以上に曖昧で、どんでん返しがあったことだけは覚えていたものの、肝心の真相は盛大に忘れて勘違いしていた。おかげで再読なのに終盤までしっかり楽しめた。
文章そのものが難しいわけではない。ただ、時系列や場面、視点が次々と切り替わるので、初読では物語の全体像を掴むまで少し読みにくさを感じた記憶がある。
今回読み返してみてもその感覚は変わらなかったけれど、最後まで読むと、むしろその断片的な構成こそがこの作品の面白さなのだと改めて思う。ばらばらに置かれていたものが少しずつ意味を持ち、最後には一つの物語として繋がっていくのが気持ちいい。
そして何より、皆川博子先生の