BL小説 - 竹書房作品一覧
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4.0家庭の事情で美大を中退した神原亮は、生活のために仕事探しながらも、絵への未練を捨てきれないでいた。そんな時、業界でも有名な画商の澤と出会う。澤は亮が描きたいものを描き、画家として稼げるようになるまで生活費も含めて面倒を見てやると言う。その代わりに出された条件は、澤が望むときにいつでも身体を差し出す「愛人」になることだった。悩みながらも、どうしても絵を諦められない亮は澤と「愛人契約」を交わしてしまう。しかし、澤は画商として誰よりも優秀な目を持ちながら、絵をまったく愛さない男だった。そんな澤の中に、過去の暗い影を見た亮は…。絵を愛せない画商と、絵しか愛せない画家。それでも惹かれあう二人の狂おしい恋物語。
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3.2「俺の命が欲しいなら、俺を満足させろ」落ちこぼれ悪魔リルは、次の任務を成功させなければ消滅(死)してしまうというピンチに直面していた。悪魔の仕事は人間と契約し、その命を奪うことだが、優しいリルは一度も人の命を奪ったことがなかった。そんなリルに与えられた最後のチャンスは、由緒正しき公爵家の長男、九条直次の命を取ること。直次は、家の財力と権力にものを言わせ、やりたい放題に生きてきたが、誰にも言えない本当の望みがあることを隠していた。リルが直次の望みをみつけられれば、その命はリルのもの。できなければ任務失敗でリルは死ぬ。どちらが勝っても、どちらかがいなくなる…。恨みっこなしで始めた勝負だったが、心優しき悪魔は、いつしか……。
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3.3順風満帆、今が楽しけりゃそれでいい。毎日をだららだらと適当に送っている美容師・二戸島由有(にこしまゆう)の快適な生活は、ある日、店の異動を命じられ激変する。異動先には、二戸島が最も会いたくない先輩、橋本すばるがいるのだ。 「いつも楽そうにやってたお前が、困ってる姿を見るのは楽しい……いいザマだな」 『美容師界の王子』と呼ばれ、メディアでも人気絶頂のすばるは、何故か「王子」の仮面を二戸島の前でだけ外す。地味で暗かった過去とまったく違い、傲慢で美しく変貌したすばるに、過去の「秘密」を握っている二戸島は、巧みな飴と鞭で翻弄されてゆき――。
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3.3「後任の会長に日本語とパソコン操作を教育する」外資系企業に勤める翠にイギリス出張の辞令がおりたのは、会社の会長が交代すると噂がたってすぐの事だった。後任の会長は、世界的にも容姿端麗で有名なイギリス貴族のリチャード・トレンサム。リチャードは一族の中でも特に遊び人で、日本語どころかパソコン操作さえもままならないらしい。そんな貴公子様の教育係に任命された翠は、完璧に教育が終了するまで、日本に帰してもらえない事になっていた。しかし、出張初日からワガママで傲慢なリチャードに、アヤシイ“いたずら”をされ、事態は大ピンチに!遠くの海を越えた豪華な屋敷の中で、エリートサラリーマン翠の受難の日々が始まった!
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4.0霞ヶ関・法務省で起こった立てこもり事件――。死刑囚が無罪を訴え、数人の幹部を人質に立てこもっている。 警視庁に所属する交渉人の兼坂鴻一は、犯人説得のすえ、自らも人質となり、事件現場に潜入することに成功した。しかし、死刑を宣告されるほどの凶悪犯である悠木は、ひどく冷静で、駆け引きの主導権を握るため、鴻一に快楽の拷問を繰り返す。 そうして強制されるまま、鴻一は悠木の起こした殺人事件を調べ直すことになったのだが、そこに潜む残酷な陰謀は、鴻一の身も危険に晒し…。壮絶な心理戦ののち、お互いが手に入れた真実とは…。 地下オークションを暴く番外編『悦楽の限界(リミット)』大幅収録!
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3.5倒産寸前の両親の会社のために、お金持ちの幼なじみのところへ、妹がお嫁にいく。 如月莉久(きさらぎりく)は、戦略結婚に複雑な思いを抱えながらも、自分の幼なじみを信じて、ふたりを祝福しようと決めていた。 しかし結婚式当日、ヴァージンロードの上で新郎に手を握られたのは、なぜだか莉久で!! 「このまま逃げて、俺に身体を差し出せば、会社は潰れずにすむ。どうする?お前に選ばせてやるよ」 新郎の黒須宗士郎(くろすそうしろう)の真意は分からないが、莉久に選択の余地はなかった…。 傲慢な幼なじみに連れられて、波乱万丈な逃避行が始まる!! これって誘拐!? 新郎にさらわれ、甘くて危険な逃避行へ!!
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3.0「君を俺たちのものにしてしまおう」 誰が見ても冴えないオジさん・桜田は、ある日、アクシデントで『35歳以上の男性以外は入店禁止』のバーを訪れる。そこは、地位と名誉と渋いルックスを持った『イケてるオジさん』たちが常連の店で。しかし、『イケてないおじさん』のはずの桜田は、何故だかそこで注目を浴びまくってしまう!! 「俺が場違いだからか?」 その疑問とは裏腹に、俳優、小説家、医者、大工――、桜田に接近してくる男たちは着実に増えていき……!! とびきり極上の男たちに、巧みなてだれで手管で追い詰められた、しがないオジさんの運命は!?
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4.3「この賭けに君が負ければ、君の人生は私がもらう」「それでも逃げるのは性に合わない」仕事、恋愛。遊佐の人生はまさに順風満帆のはずだった。社運をかけた大きな契約が破談になるまでは…。理不尽なリストラをされ、その退職金で憂さ晴らしをする為に遊佐はラスベガスのカジノを訪れていた。そこでヨシュアと名乗る美形の日系人と勝負することになる。自棄になっていた遊佐は勝負に負け、約束通りヨシュアに身体も、これからの人生も握られることになるのだが、ヨシュアは遊佐をベットに押し倒しながら、更なる賭けを持ちかけてきた。今度こそ、勝負に負ければ一生囚われの身…。遊佐はその勝負を受けて立った。
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4.0ある日、阿見川政士(あみかわまさし)に脅迫状が届く。政士と息子の樹は「社長と秘書で、仲の良い親子」という体面を保ちながら、その裏で樹は父に虐げられて生きてきた。脅迫状の要求通りに金を渡しに出向いた樹は、栂恭介(とがきょうすけ)という男に酷い辱めを受けてしまう。 「お前の親父がそれだけ憎まれるような真似をしたってことだ」 恭介は、樹を汚すことで政士にダメージを与えようとしたのだ。何の効果もないと知らずに。樹は、理不尽な陵辱に堪えかねて、父と恭介の両方に復讐することを決意するが…。 危うい謀(はかりごと)の行く先は――!?
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3.7過去23年間、地味でずっと冴えない人生を送ってきた主人公の圭司は、会社をリストラされ、そのうえアパートが火事になって住む所も失ってしまった。頼る友人も行く所もなく、途方に暮れて酔いつぶれた圭司は、あるバーで目覚める。そのバーの美形オーナーとクールなマスターに気に入られ、とりあえずバーでバイトをさせてもらえる事になったのだが、そこに来店する客は男性ばかり。そこは「男好きな男」が通うバーだったのだ!ノーマルで彼女のいない歴23年の圭司は、見た事もないアダルトな世界に戸惑うが、店に訪れる上品で金持ちの男達には、なぜだかモテモテで…!!
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4.1「眠れる獅子を起こすのが、あなたの仕事です」世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部に所属する弁護士の梶谷英令は、契約問題で上海出張を命じられる。しかし、上海の表と裏社会、両方の頂点に立つレオン・リーという若い男は、ウェルネスの上海出店になどまったく興味を持っていなかった。「でも傲慢でプライドが高そうなあんたには興味がある」。レオンは、ウェルネスと契約をする代わりに梶谷に屈辱的な要求をしてくる。レオンに抱かれることと、決して裏切らないという覚悟の証に、その身体に刺青を入れること―。仕事の領域を大きく超えるレオンの要求だが、会社に逆らえない弱みがある梶谷は、苦渋をのみ…。
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4.4「この爪と牙は、お前を守るため、そして弄ぶためにある…」 世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部である弁護士の梶谷は、上海進出を成し遂げるため、マフィアのレオンと交渉する。その結果、プライドの高い梶谷がレオンに抱かれ、身体に刺青を入れてもらえて、ようやく進出の許可を得た。しかし、その後もレオンとの関係は切れず、次第にレオンを受け入れてゆく自分自身を、梶谷は持て余すようになっていた。そんな時、突然、レオンが姿を消してしまう。梶谷をさんざん翻弄し、深い爪痕を残したまま…。レオンの行方を捜す梶谷にも黒い影が忍び寄り…。
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4.0「お前は、あいつをおびき出すための餌だ」 世界屈指の優良企業・ウェルネスマート。そこのNY本社出身である弁護士の梶谷英令(かじやひではる)は、恋人であるレオンとケンカしたまま、久しぶりに日本を訪れる。しかしそこには、東京・新宿の裏組織による妖しい陰謀が待ち構えていた。 裏組織の罠に堕ちた梶谷は、レオンによって彫られた腰の刺青を暴かれ、上海の陰の権力者であるレオンを日本に呼び出すよう、強要される。 「私をこんな目に遭わせても、『上海の獅子』はここへは来ない」 気丈に振る舞いながら、屈辱に耐える梶谷だが…。 眠らない街で、男たちは真実の愛を求め彷徨う。
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3.7霞ヶ関・法務省で起った立てこもり事件――。 警視庁に所属する交渉人の兼坂鴻一は犯人との交渉を試みるが、冷静且つ、暴力的な犯人を、なかなか説得できずにいた。犯人は28歳の死刑囚・悠木仁。無罪を主張して、法務大臣の他、数人の幹部を人質にとっている。 「綺麗な刑事さんが、お高くとまって檻の外で喚くのは簡単だ。心理戦で俺をねじ伏せたいのなら、ここに入ってきたらどうだ?」 まだ若い年下の犯人の挑発に乗って、鴻一は自ら人質になることを選んでしまう。犯人の領域に閉じ込められた鴻一は、そこで快楽の拷問を加えられ――。 屈辱の中、主導権を握られた鴻一に勝機はあるのか…? 破壊と防御の心理戦!!「交渉人、弄ばれる気分はどうだ?」
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4.0新宿にある『便利屋の早乙女』。お金持ちで、まったくやる気のない所長・早乙女に、所員の友紀(元刑事)はぶち切れ寸前の毎日を送っていた。ふたりはただの雇用主と従業員というわけではなく、肉体関係はあるものの恋人とも違う。友紀が中途半端な気持ちを持て余したまま、いつものように素直になれずにいたある夜、突然、早乙女を訪ねて友紀の元同僚の刑事が事務所に現れる。そのまま連行されていく早乙女の様子に、友紀は激しく動揺し……。 早乙女を救うため、友紀のもとに個性派揃いの仲間が集まり、『早乙女ご一行』の面々が無敵のホーム・新宿で大暴れ!!
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4.2新宿にある『便利屋の早乙女』。お金持ちでまったくやる気のない所長・早乙女に、所員の友紀はぶち切れ寸前の毎日を送っている。 そんなある日、早乙女の幼なじみで、世話係の美人が行方不明になってしまう。眉目秀麗、常に冷静沈着な美人が、黙っていなくなるなんて、何かの事件に巻き込まれたのかもしれない。今まで見たことのない早乙女の真剣な表情に、友紀は戸惑いを感じていた。 もしかすると早乙女は美人のことが…? モヤモヤする複雑な友紀の想いを乗せたまま、『早乙女事務所ご一行』の飛行機は、美人の行方を追っていざ南国島へ! 赤道直下型!! 灼熱のラブ&ミステリー。
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3.8「俺かあいつか、どっちかにしときゃよかったって、たっぷりと後悔させてやるよ…」ロスタ・プロダクションの敏腕マネージャー、岡崎遼一は事務所の新人、幸村京を売り出すため、人気監督の佐野のもとを訪れる。しかし、幸村を起用する代わりに佐野が出してきた条件は、岡崎の「奉仕」という、とんでもないものだった。動揺する岡崎とは反対に幸村は激怒し、映画には出ないと言い出した。幸村もまた、岡崎を自分のものにしたいと思っていたのだ。美貌の俳優と、高慢な監督の巧みな罠に絡め取られ、岡崎は―― …。誰にも知られてはいけない大人のシークレットラブ。
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3.4「兄からの褒賞を断ったSPは貴様か?」日本に華々しく降り立ったノルド王国軍総帥、ユーリは、ずらりと並ぶ警視庁のSPの中から、迷うことなく東堂喬也を選び、自分のいちばん近くに付くことを命じる。以前ユーリの兄が来日した時も、喬也は警護班に抜擢され、活躍が認められたが、ノルド王国からの褒賞を断っていた。その事をユーリは不快に受け取ったのか、今回の喬也の役目は警護だけではなかった。「貴様を呼んだのは、私が愉しむためだ」ユーリは喬也に身体の関係を要求してきたのだ。「SPは男娼ではありません」SPのプライドをかけて喬也は毅然と断るが…。
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-毎朝、満員電車でチカンの被害に遭っている益田愛音は、男ということが災いして、恥ずかしさのあまり、誰にも相談できずにいた。そして、決死の覚悟でたどり着いたのが、噂で聞いた怪しげなカウンセリングルーム。そこのセラピスト・十和田秀哉は、噂に反してとても優しそうな美男だった。しかし、愛音に適しているのは「催眠術」だと妖しい治療を施されてしまう! しかもその施術中に見る幻覚は、色んな人物に扮した十和田に辱められるというもので!! 森の狼男、双子、ペットの飼い主…。様々な幻覚の十和田に恥ずかしい行為を迫られ、次第に不安になる愛音だが…!?
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3.7朝陽(あさひ)の勤める小さな『何でも屋』に、報酬500万円の高額な依頼が舞い込んで来る。依頼内容は、『誰にもバレずに、ある豪邸の隠し財産を探し出すこと』。さっそく豪邸に住み込むことになったが、そこで朝陽を待ち受けていたものは、とんでもない出来事だった。 真夜中、突然、屋敷に現れた怪しい男に、無理やり身体の関係を持たされ、翌日には、更に最悪の事件が起きてしまう。すべての謎の鍵は、その後も夜ごと朝陽を抱く、真夜中の男が握っているようで…。 隠し財産を巡って起きる、姿の見えない者達の陰謀に、次第に巻き込まれていく朝陽だが…!?
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4.4世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳はそこで大手スーパーの香港出店を任されている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気がついていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され…。香港VS上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す――…。
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5.0米国の大手企業、ウェルネスマートに勤める高柳智明は、会社の重役であるヨシュアの命令で、シンガポールを訪れていた。しかし、その呼び出したはずの張本人が、突然、高柳の前から消えてしまう――。 慣れない国で、ヨシュアの行方を探す高柳は、同僚で恋人のティエン・ライの力を借りることにするが、その『獅子の都』と称される灼熱の地では、ティエンの裏の顔、香港マフィアの力が及ばない事実を知ることになる。 「あなたからの連絡を待っていましたよ。私のところにひとりでお越しください」 それでも、唯一の手掛かりとなる人物を探し当てた高柳を、その男は優雅な物腰で危険な場所へと誘う。敵か味方か、罠か…? 男に導かれ、高柳は…。
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4.0世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その香港支社に勤める高柳は、香港一号店のオープニングセレモニーで事件に巻き込まれる。 原因は、香港の闇社会を治める『龍』であるテイエン・ライ。テイエンは高柳の身体と引き換えにウェルネスに協力していたが、いつしか高柳の「心」を手に入れたいと思うようになり、闇社会から消えようとしていた。 「高柳と同じ世界で向き合いたい」 そんなテイエンの真摯な決心とは裏腹に、次の『龍』の座を巡って、深い闇が動き出している。その闇は美しい『麗人』に形を変え、高柳に近づき…。 あなたのためなら、僕は死んでもいいと思ったんだ――…。
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4.4高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエイに売るから、それでマフィアを何とかしてほしいと頼む。必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取引を持ちかけてきた。「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。
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3.4麻薬捜査官。竜野真紀は、大がかりな麻薬取引の情報を掴むが、摘発直前で突然拉致され、香港へ連れ去られてしまう。マフィアのボス・王の屋敷に監禁され、お前は親友に売られたのだと告げられるが、真紀は頑なにその言葉を信じようとしなかった。「刑事である弟や親友が必ず助けに来る」その真紀の思いを踏みにじるように王は、「俺から解放して欲しければ、お前が頑固に信じている親友や弟を殺してくれと乞え」愛玩具として王に嬲られ、凌辱の限りを尽くされる真紀を、さらに卑劣な条件で追いつめてくる。人を信じようとする男と、信用しない男。二人の感情は激しく縺れ合い…。