杜氏作品一覧

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  • 京都はんなり、かりそめ婚 洛中で新酒をめしあがれ
    4.3
    京都の趣深い建物にあこがれ、リフォーム会社の契約社員として働く沙耶。しかし生来のおひとよしから余計なお節介をやいてしまい、クビに……。途方にくれていた時に出会ったのは、小さいながら歴史のある酒蔵の杜氏・新堂。酒蔵の存続のため嫁探ししていた新堂と、沙耶は利害の一致から契約結婚することに――!? 「寺嫁さんのおもてなし」著者がおくる、仕事一筋のイケズ京男子とのかりそめ夫婦生活!!
  • 日本全国旨い地酒を求めて 釣竿片手に
    -
    釣竿片手に知られざる銘酒を訪ねて、日本全国ひとり旅。ヤマメやイワナを育む日本の渓流は、やがて芳醇な地酒となって、我々の喉を潤す。ただひたすらに旨い地酒を求め、各地の酒蔵に足を運ぶ。静かに語る杜氏の秘伝に耳を傾け、渓流魚への想いを胸に、酒を酌む。釣りを愛し地酒に魅了された著者のエッセイ。
  • 菊子の恋酒~大好きな彼は絶倫で旨口なお酒の貴公子でした。~
    4.5
    1巻660円 (税込)
    蔵元の娘・菊子は、日本酒造りに情熱をそそぐ杜氏の大和に恋心を抱いていた。ひょんなことから気まずくなった二人は、お互い意識しながらもなかなか仲直り出来なくて…!?甘いメロンの香りがエッチなムードを誘う――男前杜氏と蔵元純情娘のふわとろエッチをご堪能あれ♪ 表題作2エピソードほか、お酒と恋とエッチのお話全6編を収録。
  • 泡盛はおいしい
    3.5
    独特の香りと風味をもつ酒として人気を集める沖縄の泡盛。個性豊かな泡盛をつくる杜氏たちのこだわりや泡盛に対する人々の熱い思い、数々のエピソードを紹介する。泡盛造りの全工程の解説や自分だけの古酒(クース)の育て方、おいしい飲み方など、ファンにはたまらない泡盛の楽しみ方を満載。酒造所一覧付き。

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  • うそつき、うそつき
    4.0
    国民管理のために嘘発見器である首輪着用が義務付けられた世界で、非合法の首輪除去技術を持つ少年フラノが辿り着いた真実とは?
  • 旨い地酒が飲みたい
    -
    伝説の酒、知られざる銘酒を求めて、ただひたすらに全国を歩く。各地の酒蔵に足を運び、静かに語る杜氏の秘伝に耳を傾ける。土地の酒呑みたちと、新鮮な肴で旨い地酒を酌み交わす。歴史に育まれた芳醇な香りと味が、口いっぱいにひろがる。読みながら旨い地酒の手応えが、ずしりと伝わる感動のエッセイ。
  • 越後つついし親不知・はなれ瞽女おりん
    4.0
    1巻715円 (税込)
    越後の雪深い村。夫が京都・伏見の酒蔵へ杜氏に出ている冬の間に、妻は卑劣な村人に襲われ、子を身ごもった……。「越後つついし親不知」 幼い頃に瞽女屋敷にもらわれ、盲目の旅芸人となったおりん。だが、掟を破って男と契り、一座を追放され放浪の身に……。「はなれ瞽女おりん」 水上文学を代表する表題作2編に、男女の哀切、寒村の生死を描いた初期傑作3編を加えた珠玉短編集。
  • FX最強チャート GMMAの真実
    4.5
    著名FXアナリストの陳満咲杜氏がトレンドフォローの決定版GMMA(複合型移動平均線)を日本で初めて解説。GMMAのラジオ番組を聴いた投資家が続々大成功するGMMAの真実とは?

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  • 太田和彦の居酒屋歳時記 上
    4.5
    「居酒屋の達人が巡って選んだ名店の記録! 日本の誇る大人のための漫画雑誌『ビッグコミック』にて8年200話にわたり連載した大人気コラム「太田和彦のイケイケ居酒屋」が、名を改め、満を持して文庫化!! 日本各地を巡った8年間の、四季折々に出会った酒肴や居酒屋への思いを語った名コラムを加筆・再編集し全話収録!なかには、残念ながら店を閉じてしまったところもあるが、それでも気がつけば若い蔵元や杜氏、そして若い居酒屋店主が出てきた。 歳月とともに移ろう酒と肴と居酒屋の人間模様を訪ね歩いた達人・太田和彦の、記憶に残したい軌跡の記録。 同時期に発売となる下巻と併せ、書を持ちいざ居酒屋の旅に出よう!!
  • オリジナリティ 全員に好かれることを目指す時代は終わった
    3.5
    批判上等! 鮨さいとう、新政酒造、よろにく……超人気店がやっている閉塞感から抜け出すための51の信条 ◆オリジナリティのない人は、生き残れない時代が来る! ◆ 『ミシュランガイド』で星付きの飲食店、日本酒の蔵元、高級レストランに野菜を卸している農家、といった食の世界のプロフェッショナル15人に、大ベストセラー「レバレッジ」シリーズの著者、本田直之氏がインタビュー! これからのすべてのビジネスパーソンにとって、未来の生き方の大きな指針である「オリジナリティ」を突き詰めるためのヒントが詰まっている一冊です。 本書に登場する15人の食のプロフェッショナルたち ◆鮨 鮨さいとう 店主 齋藤孝司氏 喜邑(きむら) 店主 木村康司氏 すし処 ひさ田 店主 久田和男氏 鮨とかみ 前総料理長 佐藤博之氏 ◆日本酒 新政酒造 社長 佐藤祐輔氏 松本酒造 取締役/杜氏 松本日出彦氏 平和酒造 専務 山本典正氏 ◆和食 傳(でん) 店主 長谷川在佑氏 くすのき 店主 楠忠師氏 日本料理 店主 たかむら・高村宏樹氏 よろにく オーナー 桑原Vanne秀幸氏 ◆フレンチ Dersou(デルス) オーナーシェフ 関根拓氏 HAJIME オーナーシェフ 米田肇氏 Clown Bar シェフ 渥美創太氏 ◆農園 梶谷農園 オーナー 梶谷ユズル氏
  • 合本 続・日本酒
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 日本酒、堂々 【目次抜粋】 「仁井田本家」が考えていること 杜氏として生きる。 酒米のはなし。 料理人が飲み比べて選んだ、魚に合う19本 肉に合う日本酒があるのだ。 日本酒を、香りで選んじゃだめですか? 熊本と9号酵母 甘い酒が好き あたたかい酒とつまみ 「人形町 きく家」の女将に習う“酒鍋” 森枝幹の「パクチーだけど日本酒。」 ガストロノミーな燗酒つまみ 一升瓶を茶碗酒で。名お燗番がいます 燗酒ヒストリア 江戸っ子のつまみ 燗酒の話をしよう。 燗にしておいしい酒を探せ! 「善知鳥」の店主、今悟さんの燗のつけ方指南 西原理恵子と枝元なほみの超絶トーク! 地酒万歳! 真の「実力酒」の大勝負。 「コラム」徳利図鑑 情熱の酒販店ガイド ※紙版と一部内容が異なる場合があります。
  • 【合本版】老舗酒蔵のまかないさん
    -
    人に慕われる青年・響の酒蔵は、三百年続いた老舗。だが数々の難題が。目下、重要な収入源である梅酒の仕込みが人手不足だ。 そこに現れたのが、世慣れない乙女・三葉だった。響の役に立とうと、一途に勤める彼女は周囲に認められ、まかないも担うことに。 ふわふわ玉子焼き、採れたてトマトの胡麻酢和え、五目いなり。三葉の絶品料理と前向きな言葉の”おまじない”は、響や杜氏の背中を押す。信頼を培っていく二人だが、三葉には不可思議な点がーー? そんな中、響と三葉が挑んだ花火大会での販売が転機になり…!? ※本作品は『老舗酒蔵のまかないさん』シリーズ全3巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 合本 本格焼酎
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 焼酎、ムーブ 【目次抜粋】 鹿児島の芋焼酎、動く。 僕たちの焼酎の話をしよう 焼酎の割りワザ、合わせワザ ソーダ割りにしておいしい焼酎はどれだ! SHOCHU COCKTAIL 焼酎のきた道。 3人の醸造家がこの5年、考えてきたこと。 進化する芋焼酎 麹三兄弟が行く! ホームメイドさつま揚げ 焼酎に焼き鳥。 スパイス&ハーブで焼酎ペアリング 芋焼酎は芋くさい? 国分酒造の杜氏安田さん、芋焼酎なのに、どうしてライチみたいな香りの焼酎をつくったの? 大分の麦焼酎を変えた男。 麦焼酎の新地図 茶葉漬け込み焼酎、名付けて「茶葉酎」 最後の阿多杜氏、上堂薗孝藏、八十一歳。 低糖質がうれしい“油”おつまみ傑作集 情熱の酒販店ガイド ※紙版と一部内容が異なる場合があります。
  • 紅一献!~恋、ひとしずく~ 1巻
    完結
    4.3
    全12巻110円 (税込)
    その「一粒」「一滴」には熱い魂が宿っている!大手コンサルティング会社のバリキャリから一転、地元の秋田で個人コンサルを始めるも上手く行かない主人公・紅(べに)は、祖父のツテで今にも潰れそうな酒蔵の再建をすることになる。初めは日本酒に興味なんて無く、しかも酒蔵の杜氏である元同級生・コウジは経営の「け」の字も知らないようなポンコツぶり!こんなのなんの勝算もない…。そう思っていた紅だが、酒造りに向き合っていく中でだんだんとやる気に火が付き―。ついに、コウジの長年の「夢」である、とある製造困難な日本酒づくりに挑む決意を固めて再建に乗り出していく…!
  • 紅一献!~恋、ひとしずく~【単行本版】 1巻
    完結
    -
    全2巻679円 (税込)
    敏腕経営コンサルタントとして働いていた天野 紅。彼女は辞職、失恋と不運が重なり、心機一転、秋田の実家に戻ることに。そこで祖父のツテで山田酒造の経営コンサルを依頼されて…!?山田酒造は最近、紅の元同級生・コウジに杜氏を譲ったばかりで経営がうまくいっていないとのことだった。はじめは気乗りしない紅だったが、彼らの酒造りに触れることで、日本酒の奥深さや魅力、コウジの熱意に次第に動かされる…!日本酒づくりに命を燃やす!酒×経営コンサルの異色ストーリー、開幕!◆収録内容◆「紅一献!~恋、ひとしずく~」第1話~第6話+単行本収録の描き下ろし※本作品は、電子書籍「紅一献!~恋、ひとしずく~」1~6巻を収録した単行本「紅一献!~恋、ひとしずく~1」の電子書籍版です。
  • 現代の職人 質を極める生き方、働き方
    3.5
    日本酒、魔鏡、甲冑、火箸風鈴……世界を魅了する日本の匠の凄さがわかる! ものづくりを未来につなぐ「平成の匠」を全国に訪ねる。「働く」という行為は、人間にとって何なのであろう。金を稼ぐ行為と言い切ってしまえばそれまでかもしれないが、「それだけではない」と感じる人も多いのではないか――(序章より)。様々な仕事がパソコンやスマートフォンの画面上で行われ、やがてAIが人間の職業を代替する、といわれる現代。そんな中で、日本の職人の手による甲冑や陶器、酒などが世界の人びとを惹き付けてやまないのはなぜなのか。もう一度、ものづくりの原点へ。そして働くこと、生きることの原点へ。著者を全国の匠たちの現場に向かわせたものとは何だったのか、ぜひ発見していただきたい。 【本書に登場する職人文化(都道府県)】●1.加賀友禅(石川県) ●2.江戸切子(東京都) ●3.南部杜氏(岩手県) ●4.魔鏡(京都府) ●5.パイプ(東京都) ●6.宮島彫り(広島県) ●7.甲冑(東京都) ●8.明珍火箸(兵庫県) ●9.大島紬(鹿児島県) ●10.大堀相馬焼(福島県) ●11.高千穂神楽面(宮崎県)
  • こころをそのまま感じられたら
    3.0
    つらい心がなんとなく楽になって、 少しでもほぐれますように。 人の話を聞くのは簡単ではないけれど、 安心して話せる場所になりますように。 そんなことを考えながらの日々を、注目の精神科医が綴ったエッセイ集。 * * * 「こころ」を「そのまま感じる」とはどういうことなのでしょうか。これは僕の中では、以前から自分が大切だと考えている、分かった気にならない、ということにつながっているようです。 分かる、は、感じる、と違います。分かるというのは、腑に落ちるのを目指すことだと思います。曖昧さがあまり残らない印象です。感じる、は腑に落ちない部分や曖昧さがあったとしても、そういうものとして眺める、受けとめるという感じでしょうか。(本書より) * * * 【目次】 1章 居心地のいい場所 ・鉄道趣味  ・くじけないということ  ・居心地のいい場所 ・ナースのAさん  ・加齢ということ  ・「嫌です」  ・正月の当直  2章 曖昧なものを体感する ・曖昧なものを体感する  ・ラッキーさん  ・杜氏と菌とオペラ  ・自分にむいていること  ・『ゴールドベルク変奏曲』 ・自分ごとのように考える ・対等であること  ・バンドと酒づくり ・何者かになりたい 3章 静かな分岐点 ・カンニングをしたこと ・静かな分岐点 ・対話にまつわる諦めや希望 ・はなれている ~はなれているから考えたこと ・瞑想とバナナとオレンジ ・安全・安心があってこそ ・こころをそのまま感じられたら ~「おわりに」にかえて
  • 故事・ことわざ・四字熟語 教養が試される100話
    3.0
    知ればますます面白い!本物の語彙力。 「画に描いた餅」の“餅”をお正月のモチと思っていませんか?「覆水は盆に返らず」の“盆”を“おぼん”と思っていませんか? 使い方や意味がわかっていても、その言い方の由来をきちんと把握している人は意外と少ないものです。故事成語、ことわざ、四字熟語、慣用句にまつわる日本人が知ってて知らなかったエピソードが満載の一冊。◎酒造り職人のリーダーはなぜ「杜氏(とうじ)」と呼ばれるのか◎かつては勉強ができる人=「秀才」ではなかった!?◎「檄(げき)をとばす」とは文書を送ることだった!?◎「孟母三遷」を生んだ元祖・教育ママの悩みとは◎「酒池肉林」って男女の淫らな宴会? でも実は…◎意外!「折檻(せっかん)」は誠意ある行動に由来していた…つい人に話したくなる奥深い日本語読本。
  • 金剛
    -
    人気同人誌「みおの実」の小説版。 髭面でオヤジな自信過剰気味天狗、金剛は腕の良い杜氏。金剛の造る酒は人も妖も誰もが美味いと絶賛する。そんな美酒は、蛟に自らの体を喰わせる…なんてことまでして造られていたのだった。それには神酒屋という一人の人間との触れ合いがあったから…。金剛が酒を造るきっかけになった出会いとは? 天狗の長の真白、チャラいバーテンのミキヤ。蛇から龍へ成長途中の妖、蛟。 酒造りを柱に、時代と種族を超えて交錯する、熱くもハートフルな物語集。

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  • 老舗酒蔵のまかないさん 初夏の梅酒と七輪焼きの炙りイカ
    3.3
    1~3巻726~814円 (税込)
     人に慕われる青年・響の酒蔵は、三百年続いた老舗。だが数々の難題が。目下、重要な収入源である梅酒の仕込みが人手不足だ。  そこに現れたのが、世慣れない乙女・三葉だった。響の役に立とうと、一途に勤める彼女は周囲に認められ、まかないも担うことに。  ふわふわ玉子焼き、採れたてトマトの胡麻酢和え、五目いなり。三葉の絶品料理と前向きな言葉の”おまじない”は、響や杜氏の背中を押す。信頼を培っていく二人だが、三葉には不可思議な点がーー?  そんな中、響と三葉が挑んだ花火大会での販売が転機になり…!?
  • 少女モモのながい逃亡
    3.5
    農家の娘モモは、政府の農業集団化政策と飢饉によって家族が引き裂かれた。一縷の望みをかけ、故郷を出て街に向かったが、そこで待っていたのは監視と密告。モモは生きるため、あることを始める……。かつて「ソ連」だったウクライナとロシアの歴史に着想を得て描いた少女の苛酷な日々。やがて見えるであろう一筋の光に、胸が震える感動作。
  • 焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技
    4.0
    魅惑の酒、焼酎の七不思議に迫る。 身近な存在ながら、じつは非常に特殊な蒸留酒、焼酎。 どんな原料でも焼酎にできて、蒸留酒なのに新酒でも旨く、健康にも良い。 蒸留すればただの「湯気の集まり」のはずなのに、さまざまな個性的な風味も持っている。 歴史的・文化的背景、酒造りの技、酵母・麹の働き、「風味」の決め手、健康への寄与、飲みかたで変わるおいしさ―― 今や世界から注目を集め、国酒にも認定された焼酎には、 清酒を造れなかった九州地方の人々が生み出した知恵と技が詰まっている。 知るほどに驚く、焼酎の世界へご招待します。 ・前割りするとまろやかな味になるのはどうして? ・なぜ、どんな原料でも焼酎にできるのか? ・香りを嗅ぐだけでも良い? 蒸留酒なのに身体によい理由とは? ・血栓を溶かす? 血糖値が上がりにくいって本当? ・どうして最近の芋焼酎は臭くなくなった? ・たった0.2%の成分が、焼酎の風味を決めている? ・蒸留酒なのに新酒でもおいしく飲めるのはなぜ? ・おいしいお湯割りはどうやって作ればいい? ・高い温度で発酵させるのに腐らないのはなぜ?  ――本書を読めば、その答えが分かります! 〔主な内容〕 プロローグ 焼酎に秘められた「七不思議」 ――神秘的な酒、本格焼酎の魅力 第1章 焼酎500年の旅 ――その歴史から見えてくる日本独特の酒文化 第2章 本格焼酎を知るための基礎知識  ――発酵、麹、酵母とはなにか 第3章 焼酎ができるまで ――麹の力、杜氏の技、蒸留と熟成の科学 第4章 最大の謎「風味」の科学 ――何が焼酎の味を左右するのか? 第5章 健康を考えるなら焼酎 ――のんべえに優しい魅惑の酒 第6章 読むほどに旨くなる飲み手の流儀 ――おいしさを科学する
  • 知れば知るほどおいしい! 日本酒を楽しむ本[東日本編]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 若手杜氏の出現、脱機械化、技術の向上、海外での人気の高まり…様々な要因によって、日本酒は圧倒的な進化を遂げています。そこで、今絶対に飲みたい日本酒を厳選紹介!くわえて、知ればもっと美味しくなる日本酒のうんちくも満載!
  • 新酒番船(しんしゅばんふね)
    3.5
    1巻704円 (税込)
    海次は十八歳。丹波杜氏である父に倣い、灘の酒蔵・樽屋の蔵人見習となったが、海次の興味は酒造りより、新酒を江戸に運ぶ新酒番船の勇壮な競争にあった。番船に密かに乗り込む海次だったが、その胸にはもうすぐ兄と結婚してしまう幼なじみ、小雪の面影が過っていた――。海を、未知の世界を見たい。若い海次と、それを見守る小雪、ふたりが歩み出す冒険の物語。
  • ジャパンクオリティはITでつくる(日経BP Next ICT選書)
    -
    ※本書は、日経コンピュータ誌の特集記事「データが磨く日本品質」(2015年2月19日号)を  スマートフォンでも読みやすく再構成した電子書籍です。  専門記者によるレポートが手ごろな価格で手に入ります。 パリのソムリエも絶賛する日本酒「獺祭(だっさい)」をご存じでしょうか。 高品質の大吟醸酒として国内外で人気が高いのですが、その酒蔵に杜氏の姿はありません。 ITを駆使してつくっているのです。 記者は、「日本のものづくりは、データの活用でもっと進化させることができる」と主張します。 製造業とサービス業に注目し、日本品質がいかにしてITでつくられているのか。 その最前線を追ったのが本書です。 旭酒造、マツダ、住友林業、ANA、ヤマトホールディングス、セコムといった 企業の取り組みを紹介しています。そこが本書の読みどころです。 IT技術者だけでなく、ビジネスパーソンにオススメの1冊です。
  • 世界でいちばん熱い日本酒
    3.0
    酒造りは経験と勘がものを言う世界だ。しかし大学を出たばかりの若者たちが、熟練の杜氏をもうならせる日本酒を造ってしまう事件が起きる。孤立無援、悪戦苦闘、ど根性、そして……。彼らが全国新酒鑑評会でも金賞を連発する謎に迫る、元気が出るノンフィクション。
  • 大吟醸の恋
    -
    1巻942円 (税込)
    酒蔵の跡継ぎでありながら、日本酒が苦手で実家を出た昌弥。祖父の葬儀で久しぶりに帰省した彼を待っていたのは、クールでどこか高飛車な杜氏、池崎だった。祖父の遺志を継ぐ池崎に反感を抱きながらも、昌弥は酒造りに参加させられることになる。しかも単なる偶然と誤解から、池崎とセックスまでしてしまい…。
  • だからお酒は飲みません1
    完結
    5.0
    酒蔵の家に生まれた尚と、父がその酒蔵の杜氏だった春人。十年前に出会い仲良しだった二人は、それぞれ蔵元、杜氏となりずっと一緒にいるものだと信じていた。しかしある日から尚は春人を避け始め、酒蔵も継がないの一点張り。共に歩めないと落ち込む春人だったが、杜氏として頑張ると決意する。そんな中、酒は飲めないと言っていた尚が、顔を赤らめてボーッと座っているのを発見する春人。嫌われたと思っていたのに「ずっと好きだった」って…!? お酒に振り回される胸キュンBLスタート!!
  • 「獺祭」の挑戦 山奥から世界へ
    4.2
    『島耕作』シリーズが国内外で大人気の 漫画家・弘兼憲史が渾身の書き下ろしで迫る 山奥から世界へと挑んだ酒蔵の成功物語! 1984年、山口県岩国市周東町 獺越(おそごえ)にある 小さな酒蔵「旭酒造」の3代目社長に就任した桜井博志。 地元の酒造メーカーではしんがりなうえ、 当時は日本中が焼酎ブームということもあって 売上的にも苦しい状況が続いていた。 値引きをしたり、ノベルティをつけたりしたものの 一向に改善されず窮地に追い込まれるばかり。 ある日、桜井は、日本酒造りのなかでも難易度の高い 「純米大吟醸」造りを決意した。 反対する杜氏の意見をはね除け、 試行錯誤をくり返しながら試作を重ねるが なかなか思い通りの日本酒はできなかった。 そして6年近い歳月を費やしたすえに 純米大吟醸「獺祭(だっさい)」が完成する。 1992年には精米歩合を磨き23%にまでチャレンジした 「獺祭 磨き二割三分」が誕生。 その技術には世界中が驚嘆した。 ところが、桜井が手がけた新規事業の失敗から 杜氏と蔵人全員が旭酒造を去ることになった。 ふたたび絶体絶命のピンチを迎えた桜井だったが、 残された社員だけで酒造りを続けることを決め、 年中造る「四季醸造」へと舵を切りなおす。 さらには問屋との付き合いも断ち、 酒屋との直取引へと商いの形態も変えていった。 桜井の目線は、東京へ、 そして世界へと向いていった……。
  • 読本 本格焼酎。
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 今、焼酎が面白い! 芋焼酎などの本格焼酎が、その「多彩なフレーバー」で世界に注目される時代になりました。 dancyuから生まれたこの一冊。 「読本 本格焼酎。」では、風味豊かにどんどん進化する「焼酎の魅力と可能性」を徹底追求します。 特におすすめのコンテンツは、ミクソロジーのトップバーテンダー南雲主于三さんによる「世界の蒸留酒から見た本格焼酎の魅力」。 焼酎の特性とは。。その独自のフレーバーとは。。フレーバーを生かすカクテル例とは。。 新発見に満ちあふれた内容です。 読みごたえも、飲みごたえも満点の「奇跡の世界」へご案内いたします。 【目次抜粋】 開幕!焼酎新時代――キーワードは「豊かなフレーバー」 ミクソロジーのトップバーテンダー、南雲主于三が教える世界の蒸留酒から見た本格焼酎の魅力 焼酎のABC 世界の蒸留酒から見た8つのキーワード 豊かなフレーバーを生かす最新焼酎カクテル 心躍る“香り”これが次代を拓く芋焼酎だ! 1時間目【 知る 】 香りの正体 2時間目【 飲む 】 白、紅、オレンジ、紫。品種別飲み比べ 3時間目【 知る 】 コガネセンガンとは、蔵の個性を出しやすい芋 4時間目【 飲む 】 「造り」で変わる! コガネセンガン飲み比べ 5時間目【 感じる 】 フレーバーホイールは香りを探すヒントになります 焼酎と人 つまみと焼酎 焼酎の造り 誌上小写真展 とんがった杜氏たち/撮影=蓮井幹生 焼酎を買いに行きたい全国の182軒 焼酎のことを教えてくれる酒販店 黒糖焼酎の旅 ※紙版と一部内容が異なる場合があります。
  • 泣かない美人
    5.0
    隼人(はやと)はデパートの凄腕外商部員だったが、自身が招いたトラブルで企画課に左遷された。腐る気持ちを抱えつつ、仕事で訪ねた日本酒の酒蔵で、桜の下に佇む美しい青年・要(かなめ)を見かける。彼は杜氏(とじ)の見習いで、清冽なる酒の作り手だった。だが頑なに心を閉ざし、隼人の差し出す手を振り払う。やがて知る、要や周囲を傷つけた過去のある事件。仕事のつもりが、いつのまにか要の孤独と傷に本気で向かい合うようになり……。
  • 日本酒 Complete
    -
    日進月歩、特に近年は若手杜氏の努力によって、日本酒の裾野は広がりの一途をたどっています。 本書は日本酒の魅力をあますことなく紹介するムック。 本醸造とは? 純米とは? 吟醸、大吟醸? という基本的な知識はもちろんのこと、若手杜氏が描く未来や、若手燗付師が考える燗酒の新潮流など、今を紐解くカルチャーやキーワードもふんだんに取り入れて紹介します。 ただの基礎知識だけではない、ネクストジェネレーションの風もわかるコンプリートブックです。 日本酒をイチから勉強することができて、好きな日本酒との出会いもサポート! ※本書は2015年8月発売「酒場の教科書」、2015年9月発売「おいしい貝の本」、2015年10月発売「日本酒のこころ」、2016年12月発売「buono vol.1」、2017年8月発売「buono vol.9」に加筆・修正し、再構成したものです。 ※デジタル版は、紙の雑誌とは内容が一部異なり、表紙画像や目次に掲載している記事、画像、広告、付録が含まれない場合があります。また、本誌掲載の情報は、原則として奥付に表記している発行時のものです。
  • ハヤカワ新人賞2015試し読み冊子
    無料あり
    -
    第5回アガサ・クリスティー賞受賞作の清水杜氏彦『うそつき、うそつき』、第3回ハヤカワSFコンテスト受賞作の小川哲『ユートロニカのこちら側』、佳作受賞のつかいまこと『世界の涯ての夏』、以上3作のお試し版を収録。
  • 美酒の設計
    4.0
    「美酒の設計」、それは高橋藤一杜氏が醸す純米酒。 酒造りの常識である「櫂入れ」をせず、微生物の自然の営みを辛抱強く見守り続ける。ものづくりの原点に挑む、渾身のノンフィクション!酒造りは、自然に出来てくるのを待っているのが基本。自分で造ろうとは考えていない。だから我々の蔵の酒造りは、菌に関与しない。人間がしゃしゃり出て行くような世界ではありません。ですから、そこに櫂を入れるようなことはいたしません」(本文より)
  • 美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦
    4.0
    【内容紹介】 秋田発で日本酒業界に新風を巻き起こした 5人の蔵元のグループ「NEXT5」その劇的な足跡を辿る! それは、5人の帰郷から始まった──。 ゆきの美人=小林忠彦、白瀑(山本)=山本友文、福禄寿(一白水成)=渡邉康衛、新政=佐藤祐輔、春霞=栗林直章…… 2010年4月、秋田の蔵元5人が「NEXT5」という名のグループを立ち上げた。 5人が同じ方向を向いて、酒造りを研究し、共同醸造酒を造る。 その活動は、やがて一つのブランドとなり、右肩下がりで苦境に直面していた多くの酒蔵に刺激を与えていく。 日本酒界を牽引するムーブメントを起こした蔵元集団の軌跡を追ったノンフィクション。 旨い酒、秋田にあります! 知力を結集し、郷土の酒を変えた5人の物語 【著者紹介】 [著]一志治夫(いっし・はるお) 1956年長野県松本市生まれ。東京都三鷹市育ち。講談社「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。『狂気の左サイドバック』で第1回小学館ノンフィクション大賞受賞(新潮文庫収録)。主な著書に、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700の闘い』(幻冬舎文庫)、『魂の森を行け 3000万本の木を植えた男』(新潮文庫)、『幸福な食堂車 九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治の「気」と「志」』(プレジデント社)、『旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦』(文藝春秋)など多数。 【目次抜粋】 プロローグ 五人の帰郷 第1章 ゆきの美人 蔵元杜氏の誕生 第2章 山本 どん底からの再起 第3章 一白水成 地域に根づいた酒を 第4章 新政 伝統と革新の探究 第5章 春霞 六郷湧水群が生む美酒 第6章 NEXT5 最強軍団の誕生 第7章 米づくりへのアプローチ 第8章 酒蔵をコミュニティの核に エピローグ あとがきにかえて
  • ミニシミテ
    4.0
    世界的ダンサーの田中泯さん。俳優としても初出演で代表作になった山田洋次監督の映画『たそがれ清兵衛』から、アカデミー賞ノミネート作品ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』まで、名バイプレーヤーとして存在感を示しています。 10年以上にわたって綴られたエッセイ(山梨日日新聞)は、ときに歯に衣着せず痛快、初めて明かされる脱皮のきっかけとなった出会いや、常識への疑問、農作業にいそしむわけ、日々の喜怒哀楽。そして、世界各地で行われた場踊りで生まれたエピソードは、きっと読み手の身にも沁み入ることでしょう。 さまざまな人々──監督の山田洋次、ヴィム・ヴェンダース、犬童一心、世界の知性、ロジェ・カイヨワ、大江健三郎、心通わせた坂本龍一、樹木希林、中上健次、京都西陣の大店の主人、名杜氏、芸人、山梨で農業を営む人々、そして師匠土方巽──との出会い。 さまざまな土地の記憶とともに──パリで、ニューヨークで、プラハで、冷戦下のソ連で、福島浪江町で、奄美大島で──オドる。 世界も将来も視界不良のなか、社会の空気に飲み込まれず、自分らしく生きたい人にとって、多くのヒントが得られるでしょう。 嬉しいときは嬉しがり、怒りや悲しみを生きるエネルギーに変える言葉が見つかります。 〈目次抜粋〉 第一章 カラダの言葉 世間体はどうする/怪少年/動作に現れる心を読む/監視カメラがとらえた不審な動き?/北斎に成る/年相応というのが分からない 第二章 脱皮 十代後半、八十円ハウスに居た/蒸発衝動/父は何故、死体を見せたのか/五十七歳の脱皮/口説かれてみるものだ/感覚が言葉に優っている人/人生に飽きたら稽古をしよう 第三章 名付けようのないオドリ 空気・空間を変えるオドリ/僕は地を這う前衛である/プラハ、檻の中で裸を晒す/サンタ・クルス、檀一雄と高倉健/モスクワ、抵抗する者達の記憶 第四章 因縁 常識破りという伝統を身につけた京都人/性格・業・運命、クソ!/熊楠との縁、憧れの宇宙線/骨が土に還る日まで/白州の風景に重なる面影 第五章 農の暮らし ミニシミテ/野の生命と一緒にいること/悪夢は見るまえに見ておくべし/田中B吉、失踪の謎に迫る/大事にしている言葉 第六章 利己的な好奇心 何度でも立ち止まるぞ/明日は何して遊ぼうか?/単細胞だった命に遡れば/「何故」や「不思議」が無い世界 第七章 人間なのだ 「気」になる/人間の業を見つけた/「種のルール」は無いのか/二〇二一年、坂本龍一「TIME」/戦後は終わらないよ、若者よ/見せしめの刑 第八章 オドリの言葉 言葉が生まれる前のオドリ/僕のカラダで彼らがオドる/唯一無二の人として生まれる
  • 山田錦の身代金
    4.0
    一本百万円の日本酒を造る烏丸酒造に、脅迫状が届く。金を払わなければ、田んぼに毒を撒くというのだ。だが、世界一の評価をもつ田んぼに対して、要求は僅か五百万。犯人の狙いは何なのか。さらに捜査の過程で、酒蔵の杜氏が不審な死を遂げていたことが判明する。そんななか届いた新たな脅迫状。そこには、新聞広告に“あること”を載せろとあり……。
  • 山田錦の身代金
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    『天津風の田に毒をまいた。残りの山田錦が惜しかったら、五百万円用意しろ』 烏丸酒造に届いた一通の脅迫状。 見れば一本百万円を超える純米大吟醸酒の元となる田の一角が枯らされていた。 捜査の過程で浮上する、杜氏の死にまつわる事件の疑惑。 そして、脅迫犯が突きつける、前代未聞の要求とは——。 密室の謎とアリバイ崩しに挑む、菌も大活躍の発酵醸造ミステリー。

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  • 予感(ある日、どこかのだれかから電話が)
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ●ストーリーA:「ねえ。嫌な予感がするの」少女はそう言って電話をかける。やがて、その相手と思しき女性が襲われる。●ストーリーB:「先生の新作小説、あれは先生が実際に関与した事件がもとになってるんですよね」男は作家に電話をかける。やがて、作家に男から原稿が届く。●ストーリーC:「いやな予感がするんです」男は老女に話しかける。それは、完全犯罪の始まりを告げる一言だった……。■A・B・C。3つの物語が交差するとき、思わぬ事件の真相が立ち上がる。仕掛けに満ちた長編ミステリ。
  • 夜の潜水艦
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    潜水艦は永遠の夜を航行する。 イマジネーションの極まる、“その先”へ―― 迷宮のようなプロットと東洋の美学が織りなす、 中国文学の新星による至高の作品集 「彼の作品に登場する人物の多くは、千変万化する世間のありようについて ゆくことができず、自分の空想世界にひきこもることによって精神のバラン スを保つ。彼らは、激動の変化を遂げ続ける中国社会の片隅に、ひっそり と、だが確実に存在する人々の姿を映しているに違いない。同時にそれは、 この本を読む私たちの姿にもどこか似ているように思われる。」(訳者解説 より) 「一九六六年のある寒い夜、ボルヘスは汽船の甲板に立ち、海に向けて一枚 の硬貨を抛った。」と始まる表題作「夜の潜水艦」は、少年の空想世界が現 実との境界線を失っていくという奇譚。「竹峰寺 鍵と碑の物語」で主人公 の青年は、失われた実家の鍵はUSBメモリーで、家は完全な状態でメモリ の中に保存されていると考える。……8つの中短編は、ひとつひとつ全く異 なる世界を細やかに描きながら、大胆なイマジネーションで独自の文学世界 を構築していく。中国の若者に大きな共感を呼んだ、新たな中国文学の潮流 となり得る気鋭の作家、記念すべき初邦訳作品。 CONTENTS 夜の潜水艦 005 竹峰寺 鍵と碑の物語 031 彩筆伝承 079 裁雲記 103 杜氏(とうじ) 123 李茵(リ・イン)の湖 137 尺波(せきは) 163 音楽家 181 解説 254

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  • わすれて、わすれて
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    この荒廃した世界では、理不尽な暴力で大切な人を奪われることもしばしばだ。強盗に妹と両親を殺された少女リリイは、「リリイ・ザ・フラッシャー」と綽名される、早撃ちで有名な国一番の銃の使い手。そしてその親友カレンは、記した事柄を忘れることができるふしぎな本〈ダイアリー〉の持ち主だ。その本は、クリニックを営むカレンの家に代々伝わるもので、医師だったカレンの祖父や父親によって、忘れられない辛い記憶に苦しむ人々のために秘密裏に使われていた。しかし、クリニックを継げなかったカレンの叔父が、〈ダイアリー〉を狙い、悪い仲間を集めて父親を殺してしまった。幸い〈ダイアリー〉は奪われなかったが、復讐を誓ったカレンは、リリイを用心棒に誘い、大型バイクに二人でまたがって、国の各都市に散らばった、父を襲った犯人たちを探す旅に出る。ひとりずつ憎い仇を痛めつけ、〈ダイアリー〉を用いて仇の復讐された記憶を消すのだ。そうすれば、そこで復讐の連鎖は途切れるはず、だった……第5回アガサ・クリスティー賞と小説推理新人賞、ダブル受賞でデビューした超大型新人が描く、ふしぎなダイアリーをめぐる、少女二人の復讐ロードノベル。受賞第一作。
  • 私だけの日本酒 南部杜氏・多田信男の仕事
    4.5
    美酒はどんな人の手で、いかにして造り出されているのか――世界屈指の人気銘柄『磯自慢』杜氏を務める多田信男さんの、六〇年に及ぶ酒造り人生を振り返る貴重なオーラル・ヒストリー(口述歴史)を中心に、名だたる専門家たちが日本酒の近現代史を解説し未来を展望する証言集。岩手県の南部杜氏たちによって引き継がれてきた酒造りの基本から高度な応用、近年の技術革新と消費者の嗜好の変化までを分かりやすく解き明かし、清酒醸造の伝統文化と科学の力による進展の関係を考察した、清酒醸造のプロやその志望者から、日本酒文化に知的関心を持つファンまで、必読の一冊である。 目 次 はじめに――日本酒・温故知新の旅 第一章 杜氏になるまで(一九六〇年代) 一 多田信男さんインタビュー その一 二十代の修業 二 南部杜氏の成立と発展(さけ近代史) 第二章 杜氏として立つ(一九七〇年代) 一 多田信男さんインタビュー その二 新人杜氏の経験 二 三増酒から地酒ブームまで(さけ現代史1) 第三章 河村傳兵衛氏と吟醸王国「静岡」(一九八〇年代) 一 多田信男さんインタビュー その三 静岡で杜氏としての基盤 二 証言・鈴木真弓さん 静岡の独自性とは 三 地酒ブームから吟醸ブームへ(さけ現代史2) 第四章 日本酒高級化の波(一九九〇年代) 一 多田信男さんインタビュー その四 宮城で奇跡の吟醸 二 証言・小関敏彦さん 技術革新と蔵元杜氏への移行 三 『十四代』『飛露喜』の登場と新機軸(さけ現代史3) 第五章 『磯自慢』で頂点に(二〇〇〇年代) 一 多田信男さんインタビュー その五 伝統型でサミット乾杯酒に 二 証言・長谷川浩一さん 日本酒と命運ともに 三 「日本酒ブーム」と国際化(さけ現代史4) 第六章 多田流の酒造りとは 一 多田信男さんインタビュー その六 洗いと麹造りを丁寧に 二 証言・八重樫次幸さん、松崎晴雄さん――杜氏と日本酒の将来 結び  伝統文化と革新 あとがきに代えて――農家の日常

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