美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦

1,650円 (税込)

8pt

4.0

【内容紹介】
秋田発で日本酒業界に新風を巻き起こした
5人の蔵元のグループ「NEXT5」その劇的な足跡を辿る!
それは、5人の帰郷から始まった──。
ゆきの美人=小林忠彦、白瀑(山本)=山本友文、福禄寿(一白水成)=渡邉康衛、新政=佐藤祐輔、春霞=栗林直章……
2010年4月、秋田の蔵元5人が「NEXT5」という名のグループを立ち上げた。
5人が同じ方向を向いて、酒造りを研究し、共同醸造酒を造る。
その活動は、やがて一つのブランドとなり、右肩下がりで苦境に直面していた多くの酒蔵に刺激を与えていく。
日本酒界を牽引するムーブメントを起こした蔵元集団の軌跡を追ったノンフィクション。
旨い酒、秋田にあります!
知力を結集し、郷土の酒を変えた5人の物語

【著者紹介】
[著]一志治夫(いっし・はるお)
1956年長野県松本市生まれ。東京都三鷹市育ち。講談社「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。『狂気の左サイドバック』で第1回小学館ノンフィクション大賞受賞(新潮文庫収録)。主な著書に、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700の闘い』(幻冬舎文庫)、『魂の森を行け 3000万本の木を植えた男』(新潮文庫)、『幸福な食堂車 九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治の「気」と「志」』(プレジデント社)、『旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦』(文藝春秋)など多数。

【目次抜粋】
プロローグ 五人の帰郷
第1章 ゆきの美人 蔵元杜氏の誕生
第2章 山本 どん底からの再起
第3章 一白水成 地域に根づいた酒を
第4章 新政 伝統と革新の探究
第5章 春霞 六郷湧水群が生む美酒
第6章 NEXT5 最強軍団の誕生
第7章 米づくりへのアプローチ
第8章 酒蔵をコミュニティの核に
エピローグ あとがきにかえて

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美酒復権――秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年04月26日

    秋田には美味しいお酒を作る酒蔵が多い。お米や水のみならず、酒造りに適した環境があることは間違いないが、それ以上に蔵人の苦労があってこそだと分かる。お互いに切磋琢磨し、お酒の質を高めることに努力を厭わない5人の蔵元の物語。読み終わった後、一通り5つの酒蔵のお酒を飲んだ。どれも個性があって美味しかった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月06日

    秋田旅行に向けた予習本。日本酒界のジョブズと評される「新政」蔵元の佐藤祐輔氏を中心に、志を共にするNEXT5の軌跡を追った一冊。著者は「狂気の左サイドバック」一志氏だけに、読み応え充分。東日本震災が現在の日本酒復権の一助となった軌跡も知る。今回の旅で「新政」は入手ならずも同NEXT5の「福禄寿」を購...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月22日

    秋田の日本酒を愛好する身としては当然読まないわけにはいかず。今は華やかに見える彼らも、どん底の時代があったということは知っておかねばならないなと。
    小さなもの作りをする人間として、何をすべきなのか。どうすれば大量生産と違う付加価値がつけられるのか。徹底的に非効率を追及する。そんな考え方は、今後の自分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月24日

    ゆきの美人、山本、一白水星、新政、春霞。どれも美味いですね。いまをときめく秋田の酒蔵「NEXT5」の挑戦と苦悩のお話。
    どこも経営の危機を迎えており、もしかしたらあの味は飲めなかったかと思うと感慨深いですね。

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