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Posted by ブクログ 2020年09月26日
内容(「BOOK」データベースより)
海次は十八歳。丹波杜氏である父に倣い、灘の酒蔵・樽屋の蔵人見習となったが、海次の興味は酒造りより、新酒を江戸に運ぶ新酒番船の勇壮な競争にあった。番船に密かに乗り込む海次だったが、その胸にはもうすぐ兄と結婚してしまう幼なじみ、小雪の面影が過っていた―。海を、未知の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月14日
文庫書下ろしという時代劇。娯楽小説だ。
新酒を西宮から江戸に運ぶ船のレースを行い、一位の船が販売特権を得るという設定である。本当にそのようなことがあったのかは調べていないが、危険を冒して商業上の権利を競うという考え方は現代に通じる。
主人公は杜氏の次男であり、将来は長男の補佐として生きる運命を...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月08日
野山を駆け巡り育った海次はその名に違わず海に強く惹かれながらも家業である杜氏になるため見習仕事をしていた。
幼なじみの小雪と兄が祝言をあげることとなり、複雑な胸中となった海次は己の行く末を変えるために大一番に出ることとする。
それは父が作った新酒を江戸へと他の蔵の新酒よりも早く届ける仕事、新酒番船へ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月15日
あれ山本一力みたい~丹波篠山の杜氏の次男・海次は西宮の百日働きに出て、終わると兄と幼馴染みの祝言に出席せざるを得ず、新酒を江戸に運ぶ競走に参加することにした。船積みを手伝って密航した三井丸は、和洋折衷の新造船。沖船頭の巧みな操船で、海賊に襲われている仲間を救い、最後の品川の駆け比べで勝利して、惣一番...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月13日
佐伯泰英先生の読み切り(珍しい)
酒造り丹波杜氏で知られる土地であるが、佐伯先生にとっては酔いどれ小籐次の作品中で篠山藩は老中青山氏の所領地として描かれ、つい先ほどの作品にも、鼠草子の話で描かれている
おそらく取材した残り(失礼)に酒造りの話があったのだろう
江戸に降る酒をレースの様に競って、一...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月24日
久しく新刊のシリーズが始まっていない佐伯泰英。
この作品がシリーズ化されるか否かはわからないが、主人公海次は丹波杜氏の次男。幼なじみの小雪が嫡男の兄の嫁となることが決まっている。
身長が六尺あまり〜185センチほど〜で山歩きを誰よりも早くする海次はその外見からは想像できないほど、奥手で兄の縁談が...続きを読む
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