ゴーギャン作品一覧

  • リボルバー
    3.7
    パリのオークション会社に勤務する高遠冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれた。それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。だが持ち主は得体の知れない女性。なぜ彼女の元に? リボルバーの真贋は? 調べを進めるうち、冴はゴッホとゴーギャンの知られざる真実に迫っていく。傑作アートミステリ。
  • アトランタの案山子、アラバマのワニ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。アメリカン・フォークアートを巡る旅 ニューヨークで暮らしていたとき、五番街にあるスクリブナーという書店で一冊の本と出会った。掲載されている絵は、ほとんどが無名の人の作品で、わかりやすく一口で言ってしまえば、子供が描いたような絵だった。デッサンだの、遠近法だのはほとんどでたらめだが、でも、そこには自分なりにこういうふうに描きたいんだという気持ちがこもっている。常々、絵の魅力はそういうものではないかとおもっていたので、彼らの絵に感動した。(「プロローグ」より) イラストレーター安西水丸が少なからず影響を受けたアメリカン・フォークアーティストたち。彼らとその作品の数々を巡るアメリカ南部へのアート紀行。アメリカの神々……ハワード・フィンスターネヴァダの夕焼け……プリス・バトラーアトランタの案山子……R・A・ミラーキルティングの巨人……クリス・クラークサンタクロースはやるせない……モーズ・Tアラバマのママ……アニー・T鉄のロックンローラー……チャーリー・ルーカスアラバマのワニ……ジミー・リー・サダス●安西水丸(あんざい・みずまる)1942年、東京都生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターとなる。広告、装幀、漫画、小説、エッセイ、絵本など、多方面で活躍。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞(1987年)、キネマ旬報読者賞(1988年)等を受賞。著書に、『たびたびの旅』『アマリリス』『がたん ごとん がたん ごとん』『安西水丸 地球の細道』『ちいさな城下町』など多数。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。2014年3月逝去。●小平尚典(こひら・なおのり)1954年、福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後はメディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『神が創った楽園タヒチ ゴーギャンを辿って』のほか、『おやさと写心帖』『4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。
  • アマミオオシマ――セレンディピティを楽しむこと:巡礼と鎮魂
    -
    日本各地の神社仏閣を巡る旅をしているグループ[Marcionの匣]が、初夏の訪れまもない日本のなかの亜熱帯、奄美大島の知られざる文化と秘境を探訪した記録。江戸時代の薩摩藩の支配、戦後のアメリカ軍の支配を経験した島の歴史と文化風習に息づく、島に生きるたくましい人々との出会い――教会での洗礼やノロ神様とユタ神様の存在、シマ唄の伝統とゲイバーママの生きざま。奄美大島で有名な守り神としてのハブの生態、ハンセン病者の負の歴史を伝える国立療養所、奄美を愛した日本のゴーギャンとして知られる田中一村への想いなど、通常の旅では体験できない巡礼と鎮魂によって奄美大島の文化と秘境を伝える旅行記。カラー写真満載。
  • Amami Oshima―Enjoying Serendipity, Pilgrimage and Requiem[English version: with Persian translation]
    -
    This is a record of the group [Marcion's Box], which travels to shrines and temples all over Japan, exploring the unknown culture and unexplored region of Amami Oshima, a subtropical island in Japan that has just arrived in early summer. Encounter with the strong people who live on the island, which lives on the history and cultural customs of the island, which experienced the rule of the Satsuma domain in the Edo period and the American military after the war. The tradition of singing and the life of gay bar moms. This is a pilgrimage that you cannot experience on a regular trip, such as the ecology of habu as a famous guardian deity of Amami Oshima, a national sanatorium that tells the negative history of people suffering from leprosy, and the feelings of Kazumura Tanaka, who is known as Japan's Gauguin who loved Amami. An English version (with Persian translation) of a travelogue full of color photos that conveys the culture and unexplored region of Amami Oshima through requiems. This bilingual translated book was created by the translator (Reinoldx Matsuda) to help people from the Christian world (English) and the Muslim world (Persian) learn about the nature and culture of Japan, Amami Oshima, through the same book. Something I hope you can share. This is an attempt to realize world peace. 日本各地の神社仏閣を巡る旅をしているグループ[Marcionの匣]が、初夏の訪れまもない日本のなかの亜熱帯、奄美大島の知られざる文化と秘境を探訪した記録。江戸時代の薩摩藩の支配、戦後のアメリカ軍の支配を経験した島の歴史と文化風習に息づく、島に生きるたくましい人々との出会い――教会での洗礼やノロ神様とユタ神様の存在、シマ唄の伝統とゲイバーママの生きざま。奄美大島で有名な守り神としてのハブの生態、ハンセン病者の負の歴史を伝える国立療養所、奄美を愛した日本のゴーギャンとして知られる田中一村への想いなど、通常の旅では体験できない巡礼と鎮魂によって奄美大島の文化と秘境を伝えるカラー写真満載の旅行記の英語版(ペルシャ語対訳付き)。この二か国語併記の翻訳本は、翻訳版企画者(Reinoldx Matsuda) が、英語のキリスト教圏とペルシャ語のイスラム教圏の人々が、同一の書籍を通じて共に奄美大島という日本の自然と文化を共有できることを願ってのもの。世界平和実現の一つの試みである。
  • アンリ・ルソー 楽園の謎
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ゴーギャンなどの画家、ジャリやアポリネールらの詩人、そしてシュルレアリストたちに見出された画家ルソー。死後ますます評価の高まるその幻視のリアルティは、彼の絵をみた者に忘れがたい強烈な印象を残す。美術史が位置づける素朴派という軛から解放し、世の無理解にあい不遇のうちに逝った天才の謎にみちた生涯と作品の秘密に迫る傑作評伝。
  • 色の物語 ピンク
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】 なぜこの色に魅了されるのか? アートにおける“薔薇色”の物語 ◆華やかさの裏側にあるものとは 好評既刊「色の物語」シリーズ、第二弾。仏語で「ROSE」はピンク色・薔薇色を指します。小さな女の子の色というステレオタイプで扱われてきたこの色は、過去には権力者の色だった時代もありました。皇帝ヘリオガバルスによる凶悪な薔薇の逸話を知っていますか? ◆美の理想から、誘惑の色へ ボッティチェッリによる美の理想・ヴィーナスや、ロココの時代に多数描かれた官能的な肉体。モネやピカソといった巨匠はこの色をどのように使ったのでしょうか。現代では、モードやポップカルチャーと結びつき、力強い存在感を放ちます。本書ではピンク色に彩られた著名な美術作品のビジュアルを多数掲載。色と美術作品の知られざる関係を、気鋭のフランス人美術史研究家が解説します。 ◆構成(抜粋) アートにおけるピンク/ピンクの世界地図/ピンクのヴァリエーション/ヴィーナスの誕生(ボッティチェッリ)/櫛(喜多川歌麿)/ラヴァクールのセーヌ川に沈む夕陽、冬の効果(モネ)/タヒチの女たち(ゴーギャン)/アヴィニョンの娘たち(ピカソ)/An Homage to Monopink 1960 A (村上隆)/ピンクのコートを着たグールゴー男爵夫人の肖像(ローランサン)/ピンクの貝から(オキーフ)ほか 【「色の物語」シリーズ】 その色はどこから来て、どこへ向かうのか。古今東西文明のなかで、さまざまな意図で使われてきた「色」の歴史とストーリー、影響力を、名だたるアート作品の美しいビジュアルでたどる。地図や図解、年表等のグラフィックも豊富に盛り込み、多彩な角度からの解説が特徴。第一弾「青」好評発売中。続編「黒」「赤」「ゴールド」刊行予定。 【著者】 ヘイリー・エドワーズ=デュジャルダン 美術史・モード史研究家。エコール・デュ・ルーヴル、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション卒業。キュレーター、フリーランスのライターとして、ヴィクトリア・アンド・アルヴァート美術館の調査事業や展覧会に協力するほか、個人コレクター向けのコンサルタントとしても活躍する。ギ・ラロッシュのメゾンのアーカイブ部門の設立を手がけた。パリでモード史、ファッション理論の教鞭をとる。 【翻訳者】 丸山有美 Ami MARUYAMA フランス語翻訳者・編集者。フランスで日本語講師を経験後、日本で芸術家秘書、シナリオライターや日仏2か国語podcastの制作・出演などを経て、2008年から2016年までフランス語学習とフランス語圏文化に関する唯一の月刊誌「ふらんす」(白水社)の編集長。2016年よりフリーランス。ローカライズやブランディングまで含めた各種フランス語文書の翻訳、インタビュー、イベント企画、イラスト制作などを行なう。 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 恐るべき太陽
    3.9
    画家ゴーギャンや歌手ジャック・ブレルが愛した南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島。謎めいた石像ティキたちが見守るこの島に、人気ベストセラー作家と、彼の熱烈なファンでもある作家志望の女性5人が〈創作アトリエ〉のために集まった。だが作家は失踪、彼女らは次々に死体となって発見される……。最後に残るのは、誰? 叙述ミステリーの巨匠ミッシェル・ビュッシが満を持して放つ、アガサ・クリスティーへの挑戦作! 手掛かりはたくさんあるのに騙される……。
  • 男の隠れ家 特別編集 プーシキン美術館展 ─印象派の軌跡─
    値引き
    -
    印象派がわかる! 世界中の主要作品を網羅 目次 プーシキン美術館展─印象派の軌跡─ 2018年はロシア年!プーシキン美術館がやってくる クロード・モネ モネの生涯 ジヴェルニーの庭 [プーシキン美術館展出品作解説] フォンテーヌブローの森へ [プーシキン美術館展出品作解説] 心安らぐ郊外へ 光の効果を追求した「連作」 ピエール=オーギュスト・ルノワール ルノワールの生涯 友人たちとのひと時 [プーシキン美術館展出品作解説] 独自の表現を模索 「風景の中の裸婦」 ポール・セザンヌ セザンヌの生涯 再発見した故郷の風景 [プーシキン美術館展出品作解説] 静物画の数々 新たな芸術の創造 ポール・ゴーギャン ゴーギャンの生涯 色鮮やかで牧歌的な風景 [プーシキン美術館展出品作解説] 「現実」と「想像」の融合 集大成となる傑作誕生 カミーユ・ピサロ ピサロの生涯 素朴な農村風景 [プーシキン美術館展出品作解説] 穏やかな眼差し アルフレッド・シスレー シスレーの生涯 ルーヴシエンヌの風景 [プーシキン美術館展出品作解説] 風景画家が描く自然 コラム1 近代絵画コレクションの宝庫 プーシキン美術館とは!? コラム2 もっと知りたい! 印象派ストーリーと画家たち 印象派の時代とは?  エドゥアール・マネ  フィンセント・ファン・ゴッホ  エドガー・ドガ  メアリー・カサット  ジョルジュ・スーラ  ポール・シニャック コラム3 地図でたどる 印象派の作品 コラム4 おすすめ映画 『ゴッホ 最期の手紙』 日本の美術館で出会う モネの《睡蓮》と印象派作品 ポーラ美術館 大原美術館 国立西洋美術館 東京富士美術館 アサヒビール大山崎山荘美術館 地中美術館 日本全国で見られる《睡蓮》マップ 笠間日動美術館/埼玉県立近代美術館 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館/ひろしま美術館 時空旅人SELECT SHOP 時空旅人バックナンバー サンエイ新書 創刊 奥付

    試し読み

    フォロー
  • 勝つのはどっち? ライバル対決 おもしろ雑学
    -
    ◎因縁の対決から、くだらないけど笑える勝負まで厳選84ネタ!本書は食べ物や生き物、スポーツ、エンタメ、地理など様々なジャンルから「競い合う関係」──「ライバル」に注目したおもしろ雑学を集めました。・「イカ」VS.「タコ」 ~戦闘能力が高いのは?・「ゴッホ」VS.「ゴーギャン」 ~画家として成功したのは?・「バットマン」VS.「スパイダーマン」 ~アメコミ界の勝者は?・「ライオン」VS.「虎」 ~生き延びる力が強いのは?・「野球」VS.「クリケット」 ~スター選手の年俸が高いのは?ライバル関係にいたるまでには、それ相応の経緯があり、その後の勝負についても、意外なドラマがひそんでいたりします。この1冊で、ライバル対決をめぐる雑学が楽しめる!

    試し読み

    フォロー
  • 神が創った楽園タヒチ ゴーギャンを辿って
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ゴーギャンの足跡を辿り、原色の島・タヒチへ旅立つ  2014年3月に急逝したイラストレーターで作家の安西水丸さん。本書は雑誌「旅」(2004年10月号)に発表された彼の文章とイラストスケッチに、雑誌未掲載のイラストと写真を多数追加。水丸さんが他界される10年前の旅の記録です。 “楽園”を求めて南太平洋の島・タヒチへ渡り、晩年の10年余りを過ごして1903年に没したフランスの画家ポール・ゴーギャン。島の女性たちをはじめ多くの作品をこの地で描き遺したゴーギャンの足跡を辿り、タヒチ島、モーレア島、ヒバ・オア島を巡ります。 ●安西水丸(あんざい・みずまる) 1942年東京都生まれ。イラストレーター、作家。日本大学芸術学部美術学科卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)を経て、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーに。装丁、イラスト、漫画、絵本、小説、エッセイなど、多方面で才能を発揮する。朝日広告賞、毎日広告賞、1987年日本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年キネマ旬報読者賞受賞。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。 ●小平尚典(こひら・なおのり) 1954年福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後は、米国での経験を生かし、メディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子、アラバマのワニ』の他、『おやさと写心帖』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。
  • 【カラー版】あなたは誰? 私はここにいる
    3.7
    【電子特別版・カラー画像多数収録!】伊集院静氏、落合恵子氏、千住博氏推薦! ドイツ留学中の著者は、500年前のデューラーの<自画像>から啓示を受けた。「私はここにいる。お前はどこに立っている?」。絵の中の同じ28歳の男は、鬱々とした内面の森をさ迷う在日の青年に、宿命との対峙を突きつけたのだ。30年後、人気美術番組の司会を務めた著者は、古今東西の絵画や彫刻の魅力を次々に再発見していく。ベラスケス、マネ、クリムト、ゴーギャン、ブリューゲル、ミレー、若冲、沈寿官――。本書は「美術本」的な装いの「自己内対話」の記録であり、現代の祈りと再生への道筋を標した人生哲学の書でもある。※電子版に収録されている画像は紙の書籍のものとは一部異なります。【目次】はじめに わたしたちは今、どこにいるのか/第一章 おまえはどこに立っている アルブレヒト・デューラー《自画像》、ディエゴ・ベラスケス《女官たち》《ドンセバスチャン・デ・モーラ》、エドュアール・マネ《オランピア》、イワン・クラムスコイ《忘れえぬ人》ほか/第二章 生々しきもの ギュスターヴ・クールベ《石を砕く人》《世界の起源》、エドュアール・マネ《草上の昼食》ほか/第三章 エロスの誘い グスタフ・クリムト《ダナエ》、エゴン・シーレ《縁飾りのあるブランケットに横たわる二人の少女》、ポール・ゴーギャン《かぐわしき大地》ほか/第四章 白への憧憬 白磁大壺、長谷川等伯《松林図屏風》、純白のチマ・チョゴリほか/第五章 不可知なるもの マーク・ロスコ《シーグラム壁画》、パウル・クレー《想い出の絨毯》ほか/第六章 死と再生 ピーテル・ブリューゲル《死の勝利》《バベルの塔》《絞首台の上のカササギ》ほか/第七章 生きとし生けるもの 伊藤若冲《群鶏図》《貝甲図》、熊田千佳慕《メスを求めて》《恋のセレナーデ》《天敵》ほか/第八章 祈りの形 アルブレヒト・デューラー《祈りの手》、円空《尼僧》、ジャン=フランソワ・ミレー《晩鐘》ほか/第九章 浄土的なるもの 与謝蕪村《夜色楼台図》、ジャン=フランソワ・ミレー《春》、犬塚勉《暗く深き渓谷の入口I》ほか/第一〇章 受け入れる力 ルーシー・リーの白釉の陶器、ハンス・コパーのキクラデス・フォームの陶器、沈寿官《薩摩焼夏香炉》ほか/おわりに ここで生きる――デューラー《メレンコリア・1》に寄せて アルブレヒト・デューラー《メレンコリア・1》
  • 現代エッセイ訳 徒然草 - すらすら読めて、すっきりわかる -
    4.0
    「大人の教養、知識として『徒然草』くらい知っておきたい! でもなんだか難しそう……」 そんなあなたのために、 「SNSの作法、品のある暮らし方、ゴーギャンの絵から親父ギャグまで――」 すらすら読めて、すっきりわかる「現代エッセイ風」に超訳しました。 著者は、“語彙力ブーム”の先駆けとなった 『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』が10万部を突破。 “わかりやすく面白い日本語本”において右に出る者のいない山口謠司さんです。 わたしたちの心配事、怒り、悩みは、 実はすでに『徒然草』の中で解消されています。 だからこそ600年以上にわたり読み継がれているのです。 現代でも「座右の書」として挙げている 著名人は枚挙にいとまがありません。 人生100年にこそ必要な「シンプルな生き方」が詰まった名著を、 ぜひこの機会にあなたの血肉にしてください。
  • ゴッホとゴーギャン ──近代絵画の軌跡
    4.0
    ゴッホとゴーギャン。美術史のなかで燦然と輝く二つの巨星。ともに印象派絵画とジャポニスムから大きな影響を受け、西洋美術を超克した。なぜ、彼らの作品は後世の美術家を魅了しつづけるのか? 二人の数奇な人生をたどり、美術史的な観点から二十世紀の近代絵画へ架橋した芸術運動として「後期印象派」を総覧。狂気と理性がもたらした創作の秘密を解き明かす画期的な一冊。図版資料多数収載。
  • 4/524 日航123便御巣鷹山墜落事故写真集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 失われた520名の命と4名の奇跡の生存者の記録  すでに自衛隊の姿は視界から消えていたが、それでも上へ上へと登るうち、どうやら頂上近くまでたどりついた。ヘリコプターが飛んでいるのが眼下に見える。「小平さん、煙!」。T記者の指さす方を見ると、うっすら何か立ちのぼっているのが見える。急いで300ミリレンズにコンバーターを付けてファインダーを覗くと、文字が見てとれた。「JAL」。飛行機の翼だった……。(あとがきより)  1985年8月12日、乗員・乗客520名の命を奪った日航機墜落事故。現場に急行したカメラマンが捉えた生存者救出のフォト・ドキュメント。1999年、英国BBC放送「20世紀の報道記録写真」に選ばれた写真集(1991年刊)の電子書籍版。悲惨な事故現場の様子を克明に記した「あとがき」(英訳文も同時収録)を巻末に掲載している。 ●小平尚典(こひら・なおのり) フォトジャーナリスト、メディアプロデューサー。1954年、福岡県北九州市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。1981年、新潮社「FOCUS」誌創刊スタッフとして参画。日本写真家協会会員、米国海外特派員協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。著書に『おやさと写心帖 MYファースト天理』『THIS IS NOMO』『シリコンロード』、共著に『神が創った楽園タヒチ ゴーギャンを辿って』『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子・アラバマのワニ』『原爆の軌跡』『誰でもないもの』『そうだ、高野山がある』など多数。 ●翻訳者:クリストファー・フッド(Christopher Hood) イギリス・カーディフ大学教授、また同大学の日本語研究センター長でもある。御巣鷹山JAL123便墜落事故のことを「飛行機事故のタイタニック」と命名した人物。日本の交通工学にも造詣が深い。
  • ゴーギャンの世界
    5.0
    なぜ、35歳の富裕な株式仲買人ポール・ゴーギャンが、突然、その職を投げ打って、画家をめざしたのか? 「野蛮人」たらんとした文明人、傲岸と繊細、多くの矛盾、多くの謎をはらんで、「悲劇」へと展開するゴーギャンの「世界」。著者の詩魂が、ゴーギャンの魂の孤独、純粋な情熱、内なる真実と交響する。文献を博渉し、若き日の「出遇」から深い愛情で育んだ、第一級の評伝文学。毎日出版文化賞受賞作。
  • 深耕 日本文明試論 来るべき世界基準の叡智を生む思想
    -
    「日本文明試論」「続・日本文明試論」で絵画、建築、文学、そして経済と、日本文明の基礎をなす各分野に切り込み、独自の視点と解釈で縦横無尽に論じた著者が、ついに第三弾を上梓。ゴッホ、ゴーギャン、磯崎新、吉本隆明、マルクスと各界の巨人を取り上げ、分析と対比により日本文明の独自性を浮き彫りにしていく。現在の政財界・学会に君臨している、西欧文明の軛(くびき)から抜け出せない進歩的知識人に一石を投じ、現代に生きる若い人たちに根づく「知の空白」を埋める画期的評論。

    試し読み

    フォロー
  • 随筆集 夢のように
    -
    春は平安京の夢の跡を訪ね、夏は信濃追分でのほたる狩りに室生さんの面影をしのぶ。四季の景物、忘れえぬ人。ゴーギャン、ベートーヴェンなど芸術の感興。玩艸亭先生が近年たのしくつきあった心なぐさむものの記!
  • 月と六ペンス
    4.1
    新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。
  • 月と六ペンス
    -
    ストリックランドは妻も子供もあり、ロンドンでなに不自由ない暮らしを送る株式取引所員。その男がある日、なんの前触れもなく、なんの書き置きもなく突如として失踪する。パリに出て絵を描くために! ゴーギャンの絵と生涯に魅せられたモームが長い熟成期間ののちに発表した傑作。

    試し読み

    フォロー
  • 東京パパ友ラブストーリー
    3.5
    1巻1,463円 (税込)
    パパ友どうしの恋。きみとなら、地獄も怖くなかった。有田豪と鐘山明人は、同じ保育員に子どもを預けている。互いに顔見知り程度だったが、ある日、明人はLINEで豪を飲みに誘う。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよと」。その晩、ゲイ不倫という地獄の釜の蓋が開いたのだったーー。ミソジニー、嫉妬、仕事ができない焦り、不公平感……ゴーギャンになりきれなかった男たちの思いが炸裂し、疾走する!
  • 日本のゴーギャン 田中一村伝(小学館文庫)
    4.4
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 伝説の日本画家、田中一村のただ一冊の伝記である。画壇に背を向け、生涯妻を娶らず、自らの才能だけを信じ、貧窮をものともせず、ひたすら絵をかいた69年の軌跡。東京・千葉・奄美大島と移り住んだ一生を追う。本書は『アダンの画帖』として発行されたものを電子化したものである。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ノアノア
    -
    ヨーロッパ文明に別れを告げて太平洋上のタヒチ島に新天地を求めて移り住んだ画家ゴーギャンの、タヒチに寄せる思いを託した紀行文的な随想集。「ノアノア」とはタヒチ語で「いい香り」を意味する。

    試し読み

    フォロー
  • 人はどこから来て、 どこへ行くのか? 《神のかたち》 の人間観
    -
    ゴーギャンが畢生(ひっせい)の大作に込めた究極の「?」を 《神のかたち》のスキーマに基づいて解き明かす。 神の啓示である聖書に基づく神学的人間論こそ、世界と人に関する「なぜ?」に明解に答えてくれる―。 この信頼と確信のもとに「《神のかたち》とは何か」というライフワークに挑んだ、渾身の書。 著者紹介 河野勇一 1945 年大分県生まれ。九州大学工学部応用化学科、大阪聖書神学校、米国ミネソタ州べテル神学校卒。 現在、日本バプテスト教会連合・緑キリスト教会(名古屋市)宣教牧師、東海聖書神学塾教師。 著書に『神の国のライフスタイル』、『きみは愛されるため生まれた』、『現代を創造的に生きるために』、『わかるとかわる!《神のかたち》 の福音』。訳書にロバート・E・コールマン『大宣教命令のライフスタイル』、リック・ウォレン『健康な教会へのかぎ』などがある。
  • 福祉の起原
    -
    1巻2,145円 (税込)
    戦争と福祉のはざまでくり返しやって来る「起原」。困難を乗り越えるための可能性を掴み直すには何が必要か 紙版の出版元は弦書房。人々の心が、ある種の絆を求めているにもかかわらず、戦争や疫病などによって分断されていく。この複雑な世界で、さまざまな問題に接するとき、その解は、現実に与えられた選択肢だけではなく、その外側にもあるのではないか。戦争と福祉のはざまで、未来への起点となる「起原」は何度もくり返しやって来る。本書は、その可能性を見逃さず、つかみ直すために、「銀河鉄道の夜」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」を手がかりに、私たちに何が必要なのかを示す刺激的な一冊。 【目次】 序 章 ゴーギャンの三つの問い 第一章 「福祉の起原」―起源と起原 起原をめぐる問い―なぜ「歴史」ではなく「起原」なのか 「福祉」の語源をさかのぼる 「福祉」を定義する二つの方法―エスピン=アンデルセンの『福祉資本主義の三つの世界』をめぐって 介護と福祉の社会化はどこへ向かうか―「宅老所よりあい・よりあいの森」から考える 第二章 戦うことと戦う 「プラハの春」と「言葉と戦車」 投下と回心―イスクラ(火花)の行方 戦争をくぐりぬける―ヴィトゲンシュタインと「戦争」 第三章 起原のあとの未来 銀河鉄道という謎 「雨ニモマケズ」のほうへ 選択肢の外にある可能性 失われた可能性を求めて―あとがきにかえて 【著者】 安立清史 1957年、群馬県生まれ。九州大学・大学院人間環境学研究院・共生社会学講座・教授。専門は、福祉社会学、ボランティア・NPO論。著書に、『超高齢社会の乗り越え方』『21世紀の〈想像の共同体〉』『ボランティアと有償ボランティア』(以上、弦書房)『ニューエイジング: 日米の挑戦と課題』(共著、九州大学出版会、2001)、『高齢者NPOが社会を変える』(共著、岩波書店、2000)、『市民福祉の社会学――高齢化・福祉改革・NPO』(ハーベスト社、1998)など。
  • 福永武彦 電子全集1 「草の花」体験、福永武彦の出発
    -
    福永の出世作『草の花』を中心に、初めて単行本化された短篇集『塔』、学生時代に書かれた書簡など、作家・福永武彦の出発点とも言える、貴重な初期作品を完全収録。 第一高等学校3年、18歳の福永が「校友會雑誌」第355号に発表した「かにかくに」、肺病治療のため入院していた清瀬の療養所で、1949~1950年にかけて書かれた「慰霊歌」の収録2篇は、戦後に書かれた最も美しい青春小説のひとつ『草の花』(初刊版と決定版2種を収録)の原型となった作品。 収録した関連作品の中で、詩篇「戸田の春」と冊子「平野和夫君を偲びて」収録の俳句2句は、単行本、全集等未収録の貴重なもので、随筆「病者の心」は、療入所中に自身の心の推理変転を具体的に描き、『草の花』冒頭の章「冬」に繋がっていく重要作品である。 また、『草の花』「冬」の章と同じ精神的風土を表出し、福永自ら「小品」と呼ぶ4作「晩春記」、「旅への誘い」、「鴉のいる風景」、「夕焼雲」も併録。 一方、1948年に福永初の単行本と初刊が発売された『塔』からは、詩の精神を小説に定着させようとした実験的小説「塔」、「雨」、「めたもるふぉおず」を、初刊版と決定版の2種を収録。 作家・福永武彦の“文学の嚆矢”を理解する上で絶対欠かせない、ファンはもちろん、研究者も必見の第1巻である。 この作品の容量は、32.7MB(校正データ時の数値)です。 ※この作品はカラー写真が含まれます。
  • ヘアヌードの誕生 芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる
    3.0
    「『陰毛はどこから来たのか、陰毛とは何か、陰毛はどこに行くのか』とはゴーギャンの名高い絵のタイトル、というのは嘘で、『陰毛』ではなく『人間』だ。だが、この本の読者は、大河ドラマのような陰毛の歴史を見て、そう呟くに違いない。ちなみに、ゴーギャンも陰毛はばっちり描いてます」と、高橋源一郎(作家・明治学院大学教授)さんも大推薦!! ヘアヌード30周年特別書き下ろし。 ヘアー、それはたかが陰毛であり体毛に過ぎない。しかし、女性のそれが見えたか、見えないか。見せようとする側と決して見せまいとする側は、泣き笑いかつ死に物狂いの戦いを繰り広げてきた。その攻防の歴史を追うことは、日本人にとっての猥褻観とは何かを突き詰めることであり、否定しようのない日本文化史なのである。(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 日本人にとって陰毛とはなんだったのか 第一章 陰毛をめぐる世界史 第二章 奪われた日本の陰毛 第三章 陰毛闘争 第四章 ヘアヌードの誕生 第五章 ヘアヌードの終焉 終章 そして誰も陰毛を語らなくなった おわりに 結局、陰毛は猥褻なのだろうか
  • 北斎漫画 戦(いくさ)編
    5.0
    世界が注目し、世界が認め、世界が感嘆した世界的絵師による世界的ベストセラー。 世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1999年にはアメリカの雑誌『ライフ』における企画 「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」 において日本人で唯一ランク入りした(86位)。 北斎がいかに世界的に評価されているかがわかっていただけるだろう。  1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。 その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのが この『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。 『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、 パリでは神として崇められるほどであった。 モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは 北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。 『北斎漫画』は“ホクサイ・スケッチ”と呼ばれ海外でも人気を博した。  全15編からなり、約4000の浮世絵が収録されている『北斎漫画』の中から 今回は「戦」を題材にした作品を中心にまとめた。 迫力ある合戦シーンを是非楽しんで鑑賞していただければと思う。  表題の「漫画」は「気の向くままに漫然と描いた画」であることに由来しており、 北斎自身が名付けたと言われている。 森羅万象を描いた葛飾北斎を体現した作品であり、 人物、風俗、動植物、伝説の生物、風景、建築物、歴史 などあらゆるものを題材にしている。 人物を描く際には人のふざけた顔を描くなど、非常に独創的で北斎らしい作品の数々だ。 現代の「漫画」という言葉はこの作品の表題が元となっているのではないかとされている。 【葛飾北斎 プロフィール】  葛飾北斎(1760~1849)は、江戸後期に活躍した浮世絵師。 風景画、奇想画、春画など幅広い浮世絵を手掛けた。 また読本や挿絵芸術、さらには『北斎漫画』などの絵本を数多く発表。 何よりも絵を描くことに情熱を燃やし、自ら「画狂人」と名乗るほどである。  代表作は、『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』など。 生涯で3万以上の作品を手掛け、森羅万象を絵の題材とした。 【目次】 まえがき ◆『北斎漫画』について ◆葛飾北斎について ◆作品 (1)武術・武器 (2)決戦 ◆葛飾北斎 略年譜
  • 北斎漫画 江戸庶民編
    -
    他の誰でもない、あなたのためのこの1冊。 世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1999年にはアメリカの雑誌『ライフ』における企画 「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」 において日本人で唯一ランク入りした(86位)。 北斎がいかに世界的に評価されているかがわかっていただけるだろう。  1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。 その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのが この『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。 『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、 パリでは神として崇められるほどであった。 モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは 北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。 『北斎漫画』は“ホクサイ・スケッチ”と呼ばれ海外でも人気を博した。  全15編からなり、約4000の浮世絵が収録されている『北斎漫画』の中から 今回は「江戸庶民」を題材にした作品を中心にまとめた。 全体を見るとダイナミックで、細部を見ると非常に細かなところまで 描写されている点が北斎の作品の特徴だ。 この点に注目し、是非楽しんで鑑賞していただければと思う。  表題の「漫画」は「気の向くままに漫然と描いた画」であることに由来しており、 北斎自身が名付けたと言われている。 森羅万象を描いた葛飾北斎を体現した作品であり、 人物、風俗、動植物、伝説の生物、風景、建築物、歴史 などあらゆるものを題材にしている。 人物を描く際には人のふざけた顔を描くなど、非常に独創的で北斎らしい作品の数々だ。 現代の「漫画」という言葉はこの作品の表題が元となっているのではないかとされている。 【葛飾北斎 プロフィール】  葛飾北斎(1760~1849)は、江戸後期に活躍した浮世絵師。 風景画、奇想画、春画など幅広い浮世絵を手掛けた。 また読本や挿絵芸術、さらには『北斎漫画』などの絵本を数多く発表。 何よりも絵を描くことに情熱を燃やし、自ら「画狂人」と名乗るほどである。  代表作は、『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』など。 生涯で3万以上の作品を手掛け、森羅万象を絵の題材とした。 【目次】 まえがき ◆『北斎漫画』について ◆葛飾北斎について ◆作品 (1)江戸庶民の日常 (2)江戸庶民の仕事 (3)江戸庶民の行事・娯楽 (4)北斎的視点 ◆葛飾北斎 略年譜
  • 北斎漫画 5巻セット
    5.0
    世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのが『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、パリでは神として崇められるほどであった。モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。 本書は、北斎漫画、約4000図の中から 1人物・風俗編 2動植物・伝説の生物編 3風景・建築物・歴史編 4戦(いくさ)編 5江戸庶民編 と5カテゴリを抽出し、収録。 北斎の個性豊かな人物描写や今日では信じられないような風俗に是非注目し、鑑賞していただければと思う。 【目次】 1人物・風俗編 2動植物・伝説の生物編 3風景・建築物・歴史編 4戦(いくさ)編 5江戸庶民編
  • 北斎漫画 人物・風俗編
    1.0
    世界十大芸術家の作品を通して、いざ江戸の世界へ!  世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1999年にはアメリカの雑誌『ライフ』における企画「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」において日本人で唯一ランキング入りした(86位)。北斎がいかに世界的に評価されているかがわかっていただけるだろう。  1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのがこの『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、パリでは神として崇められるほどであった。モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。『北斎漫画』は“ホクサイ・スケッチ”と呼ばれ海外でも人気を博した。  全15編から成り、約4000もの浮世絵が収録されている『北斎漫画』の中から今回は「人物・風俗」を題材にした作品を中心にまとめた。北斎の個性豊かな人物描写や今日では信じられないような風俗に是非注目し、鑑賞していただければと思う。  表題の「漫画」は「気の向くままに漫然と描いた画」であることに由来しており、北斎自身が名付けたと言われている。森羅万象を描いた葛飾北斎を体現した作品であり、人物、風俗、動植物、伝説の生物、風景、建築物、歴史などあらゆるものを題材にしている。人物を描く際には人のふざけた顔を描くなど、非常に独創的で北斎らしい作品の数々だ。現代の「漫画」という言葉はこの作品の表題が元となっているのではないかとされている。 【葛飾北斎 プロフィール】  葛飾北斎(1760~1849)は、江戸後期に活躍した浮世絵師。風景画、奇想画、春画など幅広い浮世絵を手掛けた。また読本や挿絵芸術、さらには『北斎漫画』などの絵本を数多く発表。何よりも絵を描くことに情熱を燃やし、自ら「画狂人」と名乗るほどである。  代表作は、『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』など。生涯で3万以上の作品を手掛け、森羅万象を絵の題材とした。 【目次】 まえがき ◆『北斎漫画』について ◆葛飾北斎について ◆作品 (1)生活・文化 (2)人 (3)趣味 (4)笑 ◆葛飾北斎 略年譜
  • 北斎漫画 (全): 全15シリーズ完全収録版(約4000図!)【電子書籍 豪華特別版】
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 葛飾北斎が森羅万象を描き尽くした『北斎漫画』全15巻を一挙大収録!  完結まで60年以上もかかった北斎の傑作スケッチ画集。北斎のライフワークともいえる全15冊を900ページ以上にわたって刊行順に完全掲載。電子書籍だからできた豪華特別版! 『北斎漫画』とは―― 日本が生んだマンガ(MANGA)文化の元祖! 世界に誇るクールジャパンのさきがけ! 天才絵師・葛飾北斎は、この『北斎漫画』のなかに風俗、人物、動植物から妖怪や神様にいたるまで、森羅万象ありとあらゆるものを描き尽くしました。 その数は約四千図にもおよんでいます。 まさにこれは壮大な絵の百科事典なのです。 北斎自身はこれらを「気の向くままに漫然と描いた画」とよび、そこから『北斎漫画』と名付けました。 『北斎漫画』は文化11年(1814年)に初編が発行されて以来、明治11年(1878年)にいたるまで全15編が発行されました。 発行当初から人気があり、明治に入ってからも大ベストセラーとして売れつづけました。 世界も北斎の才能に驚愕しました。 特にフランスの印象派画家ゴッホやモネ、ゴーギャンなどに多大な影響を与えたといわれています。 アメリカ合衆国の雑誌『Life』の企画「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で、葛飾北斎は日本人として唯一86位にランクインしました。 北斎がいかに世界的に偉大な芸術家であるか、おわかりいただけるでしょう。 北斎の次元が違う画力が、絵に生命を与えています。 日本が世界に誇る壮大な北斎ワールドを、ぜひあなたの目で体感してください。
  • 北斎漫画 動植物・伝説の生物編
    -
    日本だけじゃない。世界が認めた絵師だ。  世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1999年にはアメリカの雑誌『ライフ』における企画「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」において日本人で唯一ランク入りした(86位)。北斎がいかに世界的に評価されているかがわかっていただけるだろう。  1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのがこの『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、パリでは神として崇められるほどであった。モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。『北斎漫画』は“ホクサイ・スケッチ”と呼ばれ海外でも人気を博した。  全15編から成り、約4000の浮世絵が収録されている『北斎漫画』の中から今回は「動植物・伝説の生物」を題材にした作品を中心にまとめた。北斎の並み外れた描写力がこのテーマでいかんなく発揮されている。是非楽しんで鑑賞していただければと思う。  表題の「漫画」は「気の向くままに漫然と描いた画」であることに由来しており、北斎自身が名付けたと言われている。森羅万象を描いた葛飾北斎を体現した作品であり、人物、風俗、動植物、伝説の生物、風景、建築物、歴史などあらゆるものを題材にしている。人物を描く際には人のふざけた顔を描くなど、非常に独創的で北斎らしい作品の数々だ。現代の「漫画」という言葉はこの作品の表題が元となっているのではないかとされている。 【葛飾北斎 プロフィール】  葛飾北斎(1760~1849)は、江戸後期に活躍した浮世絵師。風景画、奇想画、春画など幅広い浮世絵を手掛けた。また読本や挿絵芸術、さらには『北斎漫画』などの絵本を数多く発表。何よりも絵を描くことに情熱を燃やし、自ら「画狂人」と名乗るほどである。  代表作は、『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』など。生涯で3万以上の作品を手掛け、森羅万象を絵の題材とした。
  • 北斎漫画 風景・建築物・歴史編
    -
    思考ではなく、感情で鑑賞せよ。  世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1999年にはアメリカの雑誌『ライフ』における企画「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」において日本人で唯一ランク入りした(86位)。北斎がいかに世界的に評価されているかがわかっていただけるだろう。  1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのがこの『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、パリでは神として崇められるほどであった。モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。『北斎漫画』は“ホクサイ・スケッチ”と呼ばれ海外でも人気を博した。  全15編から成り、約4000の浮世絵が収録されている『北斎漫画』の中から今回は「風景・建築物・歴史」を題材にした作品を中心にまとめた。特に風景画では、北斎の並み外れた描写力がいかんなく発揮される。北斎の風景画は「人物の描かれた風景」を特徴としている。この点に注目し、是非楽しんで鑑賞していただければと思う。  表題の「漫画」は「気の向くままに漫然と描いた画」であることに由来しており、北斎自身が名付けたと言われている。森羅万象を描いた葛飾北斎を体現した作品であり、人物、風俗、動植物、伝説の生物、風景、建築物、歴史などあらゆるものを題材にしている。人物を描く際には人のふざけた顔を描くなど、非常に独創的で北斎らしい作品の数々だ。現代の「漫画」という言葉はこの作品の表題が元となっているのではないかとされている。 【葛飾北斎 プロフィール】  葛飾北斎(1760~1849)は、江戸後期に活躍した浮世絵師。風景画、奇想画、春画など幅広い浮世絵を手掛けた。また読本や挿絵芸術、さらには『北斎漫画』などの絵本を数多く発表。何よりも絵を描くことに情熱を燃やし、自ら「画狂人」と名乗るほどである。  代表作は、『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』など。生涯で3万以上の作品を手掛け、森羅万象を絵の題材とした。 【目次】 まえがき ◆『北斎漫画』について ◆葛飾北斎について ◆作品 (1)自然・風景 (2)地方風景・建築物 (3)歴史・歴史的建造物 ◆葛飾北斎 略年譜
  • 女神のデコルテ5つのタイプ~自分が分かる、好きになる、幸せのことほぎ
    -
    1巻1,100円 (税込)
    「デコルテ」とは、首まわりから胸のあたりのこと。本書は、デコルテにコンプレックスを持っていた著者が、ゆる体操でデコルテがキレイになったことをきっかけに、女性のデコルテをきれいにすることに特化し、ココロとカラダが一つだとわかるボディーワークのための解説書。5つの臓器に溜まっているストレスと5つの傷、それに比例するように現れる「独特の体形と雰囲気」。5つの元素、5つの臓器、5つの感情、陰陽五行説でみる、5つのデコルテタイプ――あなたは、ゴーギャンタイプか、レンピッカタイプか、ルノワールタイプか、竹久夢二タイプか、エゴンシーレタイプか。読んでチェックするだけで自分のストレスと問題がわかり、イメージで身体の気の流れとチャクラエネルギーを調整して、自分がどんどん好きになる生き方を提案。著者がこれまで学んだカラダをゆるめるボディーワーク、陰陽五行説、生理学や解剖学の知識、ココロとカラダの関係性、「5つの傷」の知識、エネルギーワーク、チャクラヒーリングによる癒しのすべてを混ぜ込み、完成した「女神のデコルテ5つのタイプ」セッションを、ひとつにまとめた書。
  • 楽園への道
    4.6
    ゴーギャンとその祖母で革命家のフローラ・トリスタン。飽くことなく自由への道を求め続けた二人の反逆者の激動の生涯を、異なる時空を見事につなぎながら壮大な物語として描いたノーベル賞作家の代表作。
  • るるぶ大塚国際美術館
    完結
    -
    【徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」の魅力を徹底ガイド】 ◆◇◆大塚国際美術館のスゴいところ◆◇◆ ★約2000年以上劣化しない陶板技術により、世界の有名作品を実寸大で再現! ★礼拝堂や遺跡など、現地の空間をまるごと再現した「環境展示」! ★世界26カ国、1000点以上の西洋名画を堪能できる! ◆◇◆ 主な掲載内容◆◇◆ ・大塚国際美術館 早わかり/モデルコース/25周年ヒストリー/美術館スタッフさんQ&A/陶板画とは?/全館フロアガイド/グルメ&ショップ ・周辺情報 宿泊情報/鳴門市・徳島市・淡路島の観光ガイド/交通/地図 ◆◇◆ 主な掲載作品(画家) ◆◇◆ 【B3】システィーナ礼拝堂、スクロヴェーニ礼拝堂、秘儀の間 など 【B2】真珠の耳飾りの少女(フェルメール)、ヴィーナス誕生(ボッティチェリ)、最後の晩餐、モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)、大睡蓮(モネ)、夜警(レンブラント)など 【B1】ヒマワリ(ゴッホ)、黒い絵(ゴヤ)、ダンス教室(ドガ)、リンゴとオレンジ(セザンヌ)、接吻(クリムト)、叫び(ムンク) など 【1F】ゲルニカ(ピカソ)、秋のリズムNo30(秋のリズム) など 【2F】ボート遊び(ルノワール)、われわれは何処から来たのか?われわれは何者であるのか?われわれはどこへ行かんとしているのか?(ゴーギャン)など

最近チェックした本