ハーレクイン作品一覧
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3.0モデルのアンジェリークは、父親から長年の宿敵レミーとのポーカーに負けて大事な城を奪われてしまったと告げられた。亡き母が残してくれた城を25歳になったら相続するはずだったのに…。彼女はレミーに直接直談判するため、ダービリ首長国に向かい、彼の部屋に忍びこんだ。しかし、この国では独身の男女がふたりきりで会うことを禁じられていた! 役人に連行されそうになるアンジェリークをレミーは予想外の言葉で救った。「彼女は僕の婚約者だ」
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-16歳だったジュリエンヌは、町中から蔑まれていた。10歳の妹も同じだった。ふしだらな母親から生まれた姉妹の行く末など、知れたものだと。だが、イタリアの大富豪クリスティアーノとの出会いがすべてを変えた。彼は、生きるために身を売ろうとしたジュリエンヌを救い、住まいと教育を与え、仕事までくれたのだ。そんな彼に恋をするなど、愚かだとわかりきっていた。だから出会いから10年後の夜、ジュリエンヌは純潔を捧げるとすぐに彼の前から姿を消したのだが?
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3.0派遣会社で働くダーシーは、書類の配達を頼まれ指定されたホテルを訪れた。そこには男性ネーヴが待ち受けており、彼は怒りに満ちた瞳をダーシーに向け「君はこの僕を脅迫した」と詰め寄ってきた。 いったいどういうこと? 誤解を解こうと弁明する彼女にネーヴは、身の潔白が証明されるまで監視をさせてもらうと告げ…ダーシーは社長秘書として雇われることに! 戸惑いながらも彼の下で働くダーシーだが、自分を顧みず仕事に打ちこむネーヴのことが気になって…?
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3.4
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-伯爵の下で不動産管理の仕事をしているトリは、その息子ジャスパーとの突然の再会に表情を曇らせた。5年前、プレイボーイの子爵と名高い彼と一夜をともにしてしまった。翌朝、ベッドから消えたジャスパーはアメリカに発ち、戻ってこなかった…。でもあんな過去、もう忘れてしまったわ。伯爵家を継ぐためイギリスに帰ってきたと言う彼とともに、新しい地所の下見に赴いたトリ。ところがその帰り道、大雪に見舞われ…ホテルの古い部屋で彼と過ごすことになり!?
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2.0リディアは妹の結婚式に出席するため、イギリスに帰国した。わけあって家を飛び出したのは1年前。当時は妹と同じように、彼女もまた結婚を控えた幸せな花嫁だった。しかし挙式当日に急な不安に襲われ、大事なものをすべて捨てて、地球の裏側まで逃げてしまったのだ。気まずい思いで我が家を訪ねると、あろうことかそこにいたのは、夫になるはずだったジェイク。リディアを待っていたのは妹を祝う赦しではなく、まだ愛が残るジイクから無情に扱われる罰だった。
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5.0超冷徹で仕事人間と噂のCEOリックと一夜を共にしてしまったサヴァンナ。臨時秘書としてリックとふたりきりの出張中、クールな彼の思いがけない熱に触れ、心が止められなかったのだ。でも、そのあとが最悪だった。妊娠がわかるとリックはすぐにプロポーズしてくれたけど、責任感だけでそこには愛情のカケラもない。一生愛されないとわかっている相手と、結婚なんてできるはずがない。だから当然プロポーズはお断りしたのに、彼は何度も何度もあきらめなくて?
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4.03年前、困窮していた家のため裕福な貴族と婚約したが、破局に終わったエマ。今年の社交界シーズンに、なんとしても妹エイミーを無事嫁がせ、エマは家庭教師になるつもりだった。ところが、妹にちょっかいを出してきたのは名うての放蕩貴族チャールズ・ホーソンで!? 前途多難な日々を送るなか、エマは彼の魅力に惹かれていくが彼と兄が決闘をすることになり…。やめるよう懇願するエマに、チャールズは「私の愛人になれ」と言いはなち──!?
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-精神科医のサリーナは大富豪マテオの邸宅を訪れた。世界的企業のCEOである彼は、妹の婚約者を殴りつけたことを問題視され、役員会から精神分析を受けるよう要請された。傲慢で自信に満ちたマテオはサリーナの苦手なタイプ。けれどサリーナは彼が不意に見せた寂しそうな横顔が気になって仕方がなかった。そして2回目の面談の日、マテオの魅力に追いつめられ唇を奪われてしまうサリーナ。その様子を録画され、彼の仕掛けた罠に落ちようとしているとも知らずに。
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5.0
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4.0
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4.1
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5.0リジーは兄が作った借金の肩代わりに、酒場でウエイトレスとして働いていた。派手な服にサイズの合わない靴、いつまでも慣れない仕事にいよいよ雇い主から客をとれと脅される。怯える彼女を、身なりの整った素敵な紳士が救ってくれた。彼は食事をするだけで何もせず、ひと晩分の料金を支払い帰ってしまった。紳士は地元では有名な牧場を営む一族のひとりで、投資家のウィル。なぜ見ず知らずの私にやさしくしてくれるの? ある日、彼は頼みたい仕事があるとリジーの前に現れ…!?
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5.0大富豪の友人から冒険旅行をプレゼントされたシンシア。まさかケイド・アームストロングと2週間、無人島でふたりきりで過ごせるなんて! 幸せな結婚を夢みるシンシアにとって、家柄もよく裕福な彼は理想の花婿候補。期待に胸を膨らませるシンシアだが、冒険旅行の内容を知って驚愕した。てっきり楽しいバカンスかと思っていたのに…サバイバル生活ですって? しかもケイドは私を足手まといの役立たずなお嬢様だと思っているみたい。いったいどうなってしまうの?
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4.0山道で間一髪、雪崩を回避したジェシカ。救ってくれたのはモーガンと名乗る男性。気難しげな彼だが、救助隊が来るまで乗り切ろうという温かい言葉に安堵する。しかし、寝袋はひとつしかなく、落ち着かない一夜を過ごすことに…。端正な顔に輝くアイスブルーの瞳に、思わずジェシカの胸はざわめく。しかも車の故障で、彼の家でクリスマスを迎えることになってしまう。だが、ふたりはまだ知らなかった。検事のモーガンに復讐をたくらむ危険な囚人が迫っていることを…。
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4.7リーは詐欺にあった祖父母のため、負け知らずの弁護士ダミアンに依頼する。けれど、祖父母の財産を奪ったシリルは立派な実業家で、詐欺など働かないとダミアンから言われてしまう。それに、病に伏すシリルと会い、身に覚えがないと本人にも断言される。なす術のなくなったリーのもとに、驚くべき知らせがもたらされた。シリルが亡くなり、なんとリーに広大な農園を遺してくれたのだ。しかしそれには、ダミアンと結婚して共同所有するという条件があり…。
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-金の瞳に威圧感、まるで海賊みたい…。ジェインは目の前の男性に息をのんだ。アルバイトで生計をたてる売れない舞台女優の彼女は、新しい仕事先に赴く途中、不運にも乗っていた車のタイヤがパンクしてしまった。助けを求めて訪ねた近くの館で現れたのが、海賊を思わせる彼、ペイガンだった。思いがけず面倒見のいい彼に迎え入れられ、食事と部屋を提供される。そして、少し気を許したところで彼から突然仕事を依頼された。それは、妻の役を演じろというもので?
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-夫の死後、ベスはずっと密かな苦しみを抱えていた。多感な年頃の息子には絶対に言えないが、夫は死の間際に浮気をしていたのだ。けれど美しい島でのバカンスに招待され、ベスは久しぶりに明るい気持ちになっていた。なのに見知らぬハンサムな男性に、不機嫌な口調でつめよられるなんて…。「このロッジは夏の間、我が社の貸し切りのはずですが、いったいどなたですか?」それは、シングルマザーのベスと、シングルファザーのジョンのおかしな同居生活の始まりだった。
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4.0
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-「貴方の息子は、総額1億4200万ドルを相続することになります」女手ひとつで子育てをしながらベーカリーを営むクララに、弁護士はそう告げた。4年前、ひと夏の恋に落ちた相手が、まさか貴族の血をひく財閥の御曹司だったなんて。先月亡くなり、彼の弟グラントがクララ親子を見つけ、会いたいのだという。初めてのNY、高層ビルのペントハウスと、あまりにも違う世界。グラントは、息子の父親と瓜二つの双子だが、正反対の固く冷たい雰囲気をまとっていて…。
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4.2
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4.8
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4.3ナニーの仕事中に、クレアはモデルか俳優のように素敵な男性アダムと出会った。見惚れてしまったが、ふと我に返り慌ててその場を立ち去った。その夜、クレアは雇い主に迫られたうえに、言いがかりを受けて追い出されてしまう。貯金も底を尽きそうだし、賃金も支払われないなんて。どうしよう。夜の街で途方に暮れる彼女の前に、アダムが現れた。彼はクレアを食事に誘うと、息子のナニーになってほしいという。そうして、ひとつ屋根の下で暮らすことになり…?
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4.510年間、私を苦しめ城に閉じこめていた父親が亡くなった。私は自由になったんだ――! ヘレナ・ランバーズは、弁護士から後見人だという絵本の王子様のように美しいダーネル卿に引き合わされる。私が見えていないんだろうか。こんなに野暮ったくてがりがりに痩せた私なんかを迎え入れるはずが…案の定、彼の家族はひと目で気絶する。しかし、ヘレナは気づいていなかった。自分が数か月後には、さなぎから蝶に生まれ変わるほどに美しくなり社交界デビューするなんて!
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-マーシーは誰もが知るハウスワーク・コンサルタントになれたが、気がつけば4年間働きづめだった。そこで、親友の結婚式に招待されたのを機に羽を伸ばすことを決意する。ところが、迎えに来るはずの親友の姿はどこにもない。途方に暮れている彼女はあっという間にファンに取り囲まれてしまう。すると、スタイルのいい一際目立つ男性が現れ、「ダーリン、ここにいたんだね」とささやくと、うろたえるマーシーにいきなり口づけをしてきて──!?
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5.0エミリアは奇跡のような妊娠を果たした。不治の病で逝った夫の精子で、体外受精に成功したのだ。ところがその後、告げられたのは取り違えという重大なミス。お腹の子の父親は夫ではなく、知人の大富豪サムだったのだ。不安を抱えたエミリアを、サムは薔薇園のある自分の屋敷に招く。彼の優しさは孤独なエミリアを温かく包むが、彼女は自分の心にブレーキをかけた。…ダメよ。サムに頼ってばかりじゃ。赤ちゃんと私になんの義務もない彼に、これ以上迷惑をかけては…。
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2.0「君に触れるとおかしくなる。君だけが僕に魔法をかけるんだ」そんな甘い言葉をささやく一方で、いきなり突き放すような態度をとる夫オリヴァーに、アンナはどう向きあえばいいのかわからなかった。旅先で恋に落ち、情熱的に結ばれたふたりが、ささいな誤解からこんなにあっけなく壊れてしまうなんて。彼の抱える心の闇に気づかないまま、必死で愛を取り戻そうとするアンナに、オリヴァーは残酷な言葉を投げつけるばかり。そしてある日決定的な出来事が起きて…!?
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-「どうしてもっと早くこうしなかったのか、悔やんでる――」ハンサムな実業家ブライアンのあまりにも情熱的なキスにドーンは理性を失いかけた。伴侶を亡くした彼と旅行中のイタリアで知り合い、幼い息子の養育係を探していると聞いて引き受けたドーン。臨時のわずか数日間の約束だったが、ふたりは惹かれあってしまう。彼ほど心から好きと思える人はこれまでいなかったわ…。運命を感じるドーンだが、彼女には男性と添い遂げる勇気が持てない、ある悩みがあって…。
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5.0酔っ払いを親切心で助けてあげて、もらった素敵なプレゼント。ロンドンの高級アパートメントの鍵だ。せっかくの休暇になんの予定もないと愚痴ったウィロウに、酔っ払いの彼ノエルが休暇を楽しむようにとくれたのだ。わくわくしてロンドンに出発したのに、真夜中、異変は起きた。「僕のベッドで寝ているのは誰かな?」現れたのは、ノエルの兄ライデン。一流企業社長だという彼は、ウィロウの説明も聞かずに端正な顔を侮蔑に歪めて言い放った。「今すぐ出ていくんだ」
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-元夫から逃れるため、旅に出たサミアはついに南仏の港でほぼ一文無しになった。高級なバーで水ももらえず追い出されかけたとき、Tシャツ姿の男性が助けてくれ、仕事を探していると話すと彼はある船につれて行ってくれた。その巨船は、マドレナ王国の不良王子が世界の海を渡るというブラック・ダイヤモンド。…こんな豪華な船で雇ってもらえるの? すると船員がTシャツの彼に頭を下げた。「おかえりなさいませ、王子」まさかあなたが、海賊王子ルカなの?
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4.8男爵令嬢テンパーは社交界デビューに難航していた。いくら財産があっても、家族の評判が悪くては条件のいい結婚はできそうにない。でも、テンパーにとっては好都合だった。結婚して、夫の命令をきくだけの毎日を送るなんてばからしい。私の夢は世界を旅することよ。デビューして、さんざんな結果に終われば持参金を旅費に使えるかもしれない。気乗りしない舞踏会に出るが、エスコート役を務める幼なじみギフに手をとられると不思議なときめきが胸に走り…。
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3.0
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3.0
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5.0家が没落し、馬の調教で生計を立てている男爵令嬢のアリシア。愛馬を治療してほしいという美しい男性が現れ思わず目を奪われるが、その正体に衝撃を受けた。公爵ダルトン…! 3年前、初めての舞踏会でアリシアは彼の母親に中傷され社交界を追放されたのだ。公爵家になんて二度とかかわりたくない…でも家のため仕事はひき受けなくては。意を決し、公爵家を訪れるアリシア。ところがダルトンの愛馬を治療するうち、彼の心に深い傷があることを感じて…?
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5.0親友の裏切りで会社は倒産寸前、婚約者にも逃げられたダン。あまりに不運な日々に嫌気がさし、逃げるように南の島で自暴自棄な日々を送っていたある日、目を覚ますと部屋にシャノンと名乗る魅惑的な女性が。「昨日のあなたは情熱的だった」そんな大胆な言葉に反し、うぶな一面が見え隠れする不思議な彼女。身に覚えのない約束で居座ろうとするシャノンをダンは追い出そうとするが、ふたりは誘拐されてしまう。どこまでもついてない人生、俺はどうなるんだ…!?
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4.0会社が買収されて間もなく、ミアは新CEOのアレッサンドロに「僕には君が必要だ」と声をかけられた。その言葉に不覚にもときめいたミアだったが、それは秘書としての能力とその夜に催されるパーティーの同伴者としての言葉に過ぎなかった。ばかね…大企業のCEOが一介の秘書を相手にするわけないじゃない。ところがパーティーのあと、ふたりは情熱のままに、関係を持ってしまったのだ。その後ミアは会社を去った。新しい命を宿しているとも知らずに――。
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-ニューヨークで清掃の仕事をして暮らすハンナのもとに、ある日カーター・ジェイムソンが訪ねてきた。彼は巨大企業を経営する富豪一族の御曹司。ハンナの幼い頃の初恋相手だ。10年ぶりに見る彼は変わらず魅力的だが、もうジェイムソン家とは一切関わりたくなかった。半年前、カーターの子を身籠った姉が、捨てられた末に事故死した。彼の父に渡された口止め料の小切手を受け取らなかったハンナに、カーターは父から預かった“封筒”を渡しに来ただけなのだ!
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-半年前、両親を事故で失ってからクロエの人生は変わってしまった。両親が築きあげた化粧品会社を、ニコ…10年前、クロエの初恋を打ち砕いた男性が受け継いだのだ。なぜ父は遺言書で、彼を後継者に指名したの? でも、両親の会社を守るためには彼に認めてもらうしかない。クリスマス商品の企画を立ちあげ、仕事に打ちこむクロエだが、厳しく指導し、時には優しく励ましてくれるニコに心は乱れた。好みの女性が現れたとたん捨てられたあの日を、忘れてはいないのに…。
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4.0貧しいルーシーは学費を工面できずに休学し、住みこみで資産家の老婦人の付き添いをして生計を立てていた。その雇い主が亡くなり、弁護士から驚くべき遺言を聞かされる。莫大な財産のすべてを血縁でもないルーシーが相続するというのだ。親族はルーシーのことを、老婦人をたぶらかした詐欺師と決めつけ、訴訟を起こされてしまう。代表であるオリバーは気品をたたえたハンサムな大富豪だが、ルーシーを見つめるまなざしは冷たさと不信をたたえていて…。
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3.0リアはバレエの公演会場で出会ったテオと惹かれあい、初めての情熱をかきたてられ純潔を捧げた。しかし、恋に臆病な彼女は逃げるようにその場を去ってしまう――まさか、その一夜で子供ができたとも知らずに。妊娠を伝えるため、彼がCEOを務める銀行に赴くが、追い返される。数日が経ったある日、彼女の前にテオが颯爽と現れ、解決方法として「結婚するんだ」と冷たく宣言する。愛のともなわない結婚をリアは渋々承諾した。あの夜、優しかった彼はもういない――…。
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5.0LAに住む医師サムは、3年前に妻を事故で亡くし、以来仕事に没頭する孤独な日々を送っていた。ある日、親友が交通事故に遭い、サムは彼につき添って2週間、北カリフォルニアにある彼の家に滞在することになる。大家族と過ごす生活に戸惑うサムを気遣ってくれたのは、クッキー職人をしている親友の妹トリシアだった。美しく思いやり深い彼女に惹かれながらも、サムはその気持ちを抑え込もうとするのだが、ある事件をきっかけに、ふたりの関係に変化が…。
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-元馬術家のリビーのもとに吹雪とともに現れた砂漠の王サラディン・アル・メクラタ。まるで鷹を思わせる鋭い眼光と王族ゆえの気高さに圧倒されてしまいそう。彼の目的は、どんな馬でも治すホース・ウィスパラーと呼ばれたリビーを愛馬の治療のため、国へつれ帰ることだった。婚約者に捨てられた過去を思い出す世界には戻りたくないと断るも、ふたりは吹雪に閉じこめられてしまう。欲望の炎をまとうサラディンに誘われたリビーは過去の記憶を断ち切るため、その身を捧げ──。
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3.02年前、ミアが親子ほど年の離れた夫と結婚したとき、マスコミは大騒ぎしたものだった。「おしどり夫婦をひき裂いた悪女」と。今また、夫の葬儀で義理の息子ダンテや夫の親族に財産目当てと蔑まれても、甘んじてそれを受けとめていた。結婚の秘密は誰にも告げるつもりはない――そう、ミアは金銭的援助の交換条件として妻を演じただけで、いまだバージンなのだ。けれど葬儀の夜、初対面のときから惹かれていたダンテと不覚にも一夜をともにしてしまい…。
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4.5
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4.7
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-アシュリーは兄嫁リネットとロンドンで暮らしはじめた。新婚の兄がブラジルに派遣され、同居を頼まれたからだ。それから7か月、最近義姉の様子がおかしい。帰宅が遅く、何かを隠している様子なのだ。不安は的中。リネットがボスのチェイスとふたりで旅行に出るというのだ。なんとしても止めなければ! アシュリーは思い悩んだ末、兄の結婚生活を守りたい一心でドンファンとして悪名高いボスの家に乗り込んだ。しかし、彼は義姉の身代わりとなるよう迫ってきて!?
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5.0「別の女性と結婚して家業を継ぐ」そう言って彼は私を捨てた。イタリア人のライモンドにとって、オーストラリア人のフェイスとの恋は遊びだったのだろう。身も心も捧げ、別れたあとでわかった妊娠、そして出産も手紙で知らせたのに、彼はすべてを無視したのだから。でも6年後、フェイスの前に突然ライモンドが現れた。今さら何? まさか娘を奪いに来たの? するとライモンドが言った。「…君に子供がいると聞いたんだ」“聞いた”って、どういうこと――?
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5.0
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1.0妊娠10週目。カサンドラはひとり途方に暮れていた。相手は2か月半前のニューイヤークルーズ・パーティーで紹介されたイタリア人富豪のベネディクト。お互いひと目で心奪われ、情熱的な一夜を過ごしたのだ。彼はほんの遊びのつもりだったに違いない。だから一夜だけ、そう思っていたのに…。そんな時、ベネディクトが彼女のもとを訪れた。そして妊娠の事実を知ると驚くべき発言をした。「結婚しよう。責任はとるつもりだ」責任――そんな理由で結婚だなんて…。
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-仕事も生活も失敗続きの人生の再スタートを切るべく、フロリダから単身ニューヨークへやって来た画家志望のホリー。宿泊先に到着すると、そこにはなぜか先客が!? トラブルとはいえ弟の働く会社の副社長のイーサンと、まさかひと晩一緒に過ごすことになるなんて…。ふたりで食事をしながら身の上話をしていると、彼から契約結婚をもちかけられる。彼は家族の手前、婚約者のふりをしてくれる女性を必要としているらしい。引き換えに、大きな絵の仕事をもちかけられて…。
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-ひとりトレーラーハウスに住むフランキーは人間のオスに見切りをつけて動物たちと暮らしていた。深夜、仕事が終わり帰宅途中の彼女は突然現れた人影を轢きそうになった。慌てて安否を確認するがまさか一糸まとわぬ姿の男性とは。「いったいどうしたの!?」フランキーが何を尋ねても彼は“わからない”を繰り返し、何かに怯えている様子。しかも怪我をしている。男にはもうこりごりのはずなのに、警察や救急車を拒否する彼を放ってはおけず、家に連れて帰ることに…!?
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-「僕は子供はいらない」ニューヨークでもトップクラスの会社経営者であるシシーは、ビジネス・パートナーのシェーンの言葉に愕然とした。数週間前、顔さえ見ればケンカばかりの彼と深夜に打ち合わせしていたはずが、なぜかベッドをともにしていた。彼との一夜は最高だったけど妊娠した今、彼には頼れないとわかってしまった。さらにシシーは、コロソル国の王である祖父から、突然女王になるよう告げられる。どうすればいいの? 未婚の母が女王になんてなれるの!?
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-エレノーが婚約者と共同経営する会社は倒産の危機に瀕していた。そんな時、なぜか資産家のロバート・キャリトンから大きな仕事の依頼が舞いこんできた。条件は、仕事が終わるまで彼の屋敷で生活することで!? 彼の屋敷を訪れたエレノーは初めから既視感を覚え、心に温かく懐かしい何かを感じていた。そのうえ、容姿端麗な彼がエレノーに甘くやさしい誘いをかけてくる…。婚約者がいて、身分違いの私に、なぜ彼は優しくしてくるの? 彼の瞳に惹かれてしまうのが怖くて──。
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4.0
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5.0両親亡きあと、後見人になった義兄から虐げられるようになった令嬢マリアン。このまま暴君のもとにいたら、命も純潔も奪われてしまう。追いつめられた彼女はロンドンの生家を捨て逃亡した。名を変え素性を偽り、曰くつきの者を曰くつきの場所へと送る職業紹介所を訪ねると、田舎で喪に服す未亡人の、娘の家庭教師の仕事を与えられた。館に着いたマリアンは、領地を継ぐことになった新しい伯爵アッシュに次第に心惹かれていく。だが、彼が義兄の友人と知って…。
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-「私と結婚していただけます?」秘書のクレオは、ボスである頭取ジュード・メスカルに懇願した。昨日、昔の恋人が突然現れ、弱みにつけこんで大金を要求してきた。亡父の遺産を相続するには後見人が認めた相手と結婚しなければならない。一晩悩んだけれど…もしかしてとんでもないことを言ってしまったのでは? ところがクレオの心配をよそに、ジュードはある条件を出したうえで結婚を受け入れてくれた。「便宜上ではない本物の結婚にしたい。僕は子供が欲しいんだ」
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-フォーチュン財団の令嬢エリザは、チャリティオークションのステージ中央に進んだ。今日エリザが競売にかけるのは、手料理をふるまうディナー権だ。開始すぐさま高値がつき、次々入札の声があがる。だが、ひとりの男が示した法外な金額に、会場は静まり返った。「10万ドル」その声にエリザは凍りついた。リース・パーカー。聞き間違えるはずがない。エリザは狼狽しつつも、不敵な笑みを浮かべるリースの視線を受け止めた。…6年ぶりに会う、夫の視線を。
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-女性を保護するシェルターで働くエリンは、警備を依頼した会社の経営者ザックとの打ち合わせで、彼の仕事に対する誠実な姿勢に魅了される。引き締まって筋肉質な体、それでいて綺麗な歯並びが見える笑顔はチャーミングで、恋に臆病なエリンの胸も、思わずキュンと高鳴る。ザックのまなざしもエリンを求める情熱にあふれていて、指先がふれあうだけで、まるで火がつきそうなほどだった。唇が近づき、かわした甘いキスはここが会議室ということも忘れそうで…。
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3.0アダム・ホーソーン卿は亡き妻に生前不義を働かれ、女性不信となっていた。先日も娘の家庭教師が色目を使ってきたためクビにして、エレナ・レイトンという地味な女性を後任として雇ったばかり。けれど彼女のもつ不思議な碧い瞳が気になって…。一方、人に言えない理由で家庭教師になったエレナは安堵していた。雇い主のホーソーン卿は女性嫌いな堅物で有名な人だから、過去を詮索されることはきっとないはず。ところが彼の不器用で優しい素顔に惹かれてしまい…?
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4.7いつか憧れのララビー・ハウスを手に入れて子だくさんの大家族を作る――そんな長年の夢が破れ、落胆する建築士のガブリエル。しかも買い主はこの家をホテルに改装しようとしている。祖父も憧れていた由緒あるララビー・ハウスを守るため、その改装工事を引き受けたガブリエルだが、依頼主として現れたのは世間をにぎわす映画女優のフェイスだった。共通の友人ヘンリーのお節介で引きあわされたふたりは、ことあるごとにぶつかるが、次第に距離は縮まって…!?