講談社現代新書作品一覧

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  • 生きる希望を忘れた若者たち
    3.0
    年長者が最近の若者に感じる感覚のズレの正体とは何か? 「自分たちの側に彼らが成長してこない」という感覚の正体とは何か? なぜ若者が、「いま」だけを重視しているように見えるのか。宮台真司門下の俊英が、若者の感じているリアル、彼らのコミュニケーション作法から、1970年代後半以降の日本社会の変動と問題点を鮮やかに描き、「不確実で残酷な世界」を生きるための処方箋を示す。
  • 松本清張の昭和
    NEW
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    想像を絶するほどの貧困、高等小学校卒、40歳を過ぎて文壇デビュー、そして国民作家へ。 逆境から運をつかみ取った生涯を描く、松本清張「初の本格評伝」が登場! 文豪が体現した「不屈のバイタリティ」と、それを育んだ「昭和という時代の力」を描く。 幼少期の秘話、思春期以後の恋愛、戦争体験……知られざるエピソードが満載。 ・原 武史氏(明治学院大学名誉教授)絶賛! いかにして清張は「国民作家」となったのか。 そのルーツが初めて明かされた記念碑的作品だ。 新たな事実を掘り起こしてゆく著者の筆力に ぐいぐいと引き込まれた。 ・ 酒井順子氏(エッセイスト)絶賛! 松本清張の向上心、行動力、信念が本書からほとばしる。 清張の人生を知ることは、昭和を知ることだ。 <本書の内容> 第一章 運命をひらく 行商の旅で鍛えた「作家の足腰」/米兵の死体処理のアルバイト/人生の起爆剤となったデビュー/だまされた経験を「復讐劇」に/お色気小説も書いたデビュー前/「誤解」がもたらした芥川賞受賞 ほか 第二章 出生をめぐる謎 「マイナス観光地」での幼少期/崖崩れで生き埋め寸前に/戸籍上は「私生児」だった理由/生後まもなくは「松本清治」だった/出生地と生年月日の謎解き/残飯の魚の骨の汁をすする生活 ほか 第三章 文学の光 励ましてくれた教師/大正時代から戦後の学歴事情/12歳、詩人としてデビュー/現実逃避できた読書/解雇と芥川の自殺/見習いの印刷画工に/初めて小説を執筆/特高による拷問と留置場経験 ほか 第四章 結婚と戦争 「ハーレー事件」と親友の戦死/「往復三時間」の恋愛と失恋/「印刷所の米櫃」の結婚/「巻紙に毛筆」で採用を求めた手紙/つかみ取った「正社員」/三〇代半ばで召集されたことへの怒り ほか 第五章 国民作家の誕生 清張の将来を予見した坂口安吾/『点と線』の大ヒットと「清張待ち」/江戸川乱歩の後継者に/『ゼロの焦点』と社会派推理小説ブーム/絶世の美女と消えた清張/寂聴が本気で怒った悪女 ほか 第六章 文豪の晩年 驚異的な仕事量と発行部数/「ゴーストライター疑惑」の真相/「戦後日本の闇」に斬り込む/『砂の器』に込めた父への思い/長者番付で見る絶頂期/未完の遺作『神々の乱心』/国民作家の最期 ほか
  • 日本のインフラ危機
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    なぜ全国各地で次々に事故が起きるのか? お金も人も足りない……打つ手はあるのか? 見て見ぬフリはもうできない! 道路、鉄道、水道、インフラ、橋…… この国は崩れ去ってしまうのか? 全国民当事者! 私たちの暮らしを揺るがす「大問題の正体」を 豊富なデータと事例から解き明かす! 「インフラは、どのように造るかだけでなく、どう維持していくかが非常に大事なのです。言葉にするとシンプルですが、簡単なことではありません。 そのことを端的に示しているのが、40年ほど前にベストセラーになった『荒廃するアメリカ』の内容です。アメリカでは1930年代に集中整備されたインフラに対し、その後のメンテナンスに十分な予算を割かなかった。その結果、老朽化が進行し、50年後の1980年代の経済に大きなダメージを与えました。 景気がいい時代に大量のインフラを建設して、多くの人の生活を便利にしたのはいいものの、うまくメンテナンスをしないと、朽ち果ててしまう、あるいは八潮の事故のように崩壊してしまう。 これがインフラの抱える“危機の本質”なのです」――「はじめに」より 【目次】 第1章 日本のインフラはどうなっているのか? 第2章 インフラはどのように劣化するのか? 第3章 「良いインフラ」をどう造るか? 第4章 「今あるインフラ」を長持ちさせるには? 第5章 地域のインフラはみんなで守る 第6章 インフラの「残された課題」
  • 新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか
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    ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。 「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。共同通信社を代表する国際ジャーナリストが、混迷する国際政治の謎を解き明かすために、国際政治学者や評論家、政治家や現場を知る実務家へのインタビューを敢行。辿り着いた答とは? プロローグ 「警察官」の退却  第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ 第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病 第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望 第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興 第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理 第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観 第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威 第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序 第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義 エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史
  • 戦中派 死の淵に立たされた青春とその後
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    アイツが死んで、オレが生きた。誰にでもアイツがいた――。 戦没者が最も多かった1920~1923年生まれの若者たち。 青春を戦争に翻弄され、戦場で死の淵を覗いた彼らは、戦後、「なぜ死ぬのか」から「なぜ生きるか」への転換を強いられることとなる。死者という他者を内に抱えながら、高度経済成長の原動力となった数奇の世代の昭和史! 「一番割を食った世代」――安岡章太郎 「いかに生きるか、よりもいかに死ぬべきか、に心を砕いてきた」――中村稔 「私たち戦中派は、死の匂いの中で、死をめざして育った」――山田宗睦 「死者の身代りの世代」――吉田満 吉田満、古山高麗雄、山田風太郎、水木しげる、司馬遼太郎、山口瞳、安岡章太郎、遠藤周作、阿川弘之、三島由紀夫、山本七平、志垣民郎、杉本苑子、吉村昭、城山三郎、中村稔、吉本隆明、鶴田浩二、池部良、田村隆一、鮎川信夫、橋川文三、鶴見俊輔、矢内原伊作、中内功、塚本幸一、岡本喜八、安田武、渡辺清、千玄室、岡野弘彦、平井啓之、島尾敏雄、庄野潤三、向坊壽、辻邦生、北杜夫、山田宗睦……、彼ら戦中派が見た戦争、そして戦後とは? 【本書の内容】 ・戦中派とは世代規定であり、自己主張である ・戦中派「コペル君」たちの豊かな生活 ・吉田満たちの青春を伝える日記 ・「いよいよ戦争がはじまりますかな」――開戦の日、そのとき彼らは ・生死を分けた徴兵猶予の停止 ・「ああ、もう生きて帰れへんのや」――千玄室 ・学生のズボンについた泥――出陣学徒壮行会 ・そして新宿から誰もいなくなった ・あだ名は「お荷物」、医務室では「お得意さん」、戦場に出れば「敗残兵」――古山高麗雄 ・中内功が体験した「人間の限界を問う飢餓」 ・戦艦大和沈没後、吉田満はなぜ特攻を志願したか ・「日本は決して『自由』も『平和』も獲得していない」――山田風太郎 ・遠藤周作が感じた1964年東京五輪後の「空虚感の苦しさ」とは ・古山高麗雄、安岡章太郎、安田武らの忘れがたい友人 ・学徒兵のやり直しだった三島事件 ・戦中派が作った勤勉システム ・戦中派の「サバイバーズ・ギルト」 ・死んでなお続く物語 ・「戦友会」という曲
  • 秀吉を天下人にした男 羽柴秀長 大大名との外交と領国統治
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    この一冊で、大河ドラマ『豊臣兄弟!』がもっと面白くなる! もし、この弟がいなかったら? 旧織田勢力と外様大大名を統合し、羽柴政権の中核を担った「補佐役」。 2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』の時代考証が明かす、おどろきの政治手腕とは? 秀吉唯一の実弟にして名代。 秀長は、外様大大名をどのように「指南」し、首都大坂近郊の領国をいかに統治したか。 徹底的に蒐集した史料をもとに、これまでほとんど知られていなかった、その実像に迫る! 【本書より】 あらためて秀長が果たした役割をみてみると、その大きさに驚かざるをえない。まさに秀長がいたからこそ、秀吉の「天下一統」は実現されたとしか思えなくなる。秀吉も一代で天下人に成り上がるほど有能な人物であったとみなされるが、それを支えた秀長も、相当に有能な人物であったことが認識される。何よりも秀吉の指示・意向を、見事に実現する能力は、他に取って代わることのできないものといえ、秀長がいたからこそ、秀吉は一代で「天下一統」を遂げ得た、と思わざるをえない。 それだけに秀長の死去は、政権にとって惜しまれる事態であったに違いない。よく一般的に、秀長が早くに死去しなかったなら、羽柴政権の行く末も変わったであろう、といわれることがあるが、いま秀長が政権において果たしてきた役割の大きさとその内容を把握できたうえでみてみると、それはその通りであったと思わざるをえない。秀長の死後、その代わりを担った存在はみられていない。なかでも、外様大大名への「指南」、奉行衆に対する調停、秀吉への意見、といった内容について、秀長のようにすべてを担った存在はみられていない。――「おわりに」より
  • 哲学の世界 時間・運命・人生のパラドクス
    値引きあり
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    人生に意味はあるのか? 私たちは自由なのか? 死は悪いことか? 運命は決まっているのか? 時間は流れているのか? 「あたりまえ」がひっくり返る、脳に汗かく哲学体験。 世界や人生の見え方がガラッと変わる! いざ、<哲学的思考>の深みへーー。
  • 未来の年表 5冊合本版
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    ベストセラー「未来の年表」シリーズが合本になって登場! 【収録作品】 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』 日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。 『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』 もう止まらない日本の少子高齢化。あなたの身の回りではこれから具体的に何が起こるのか? 今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。 前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。 『未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること』 47都道府県はもはや維持できない。20年後の日本人はどこに暮らすのか? 今回は、これまで誰も本格的に試みることのなかった2つのアプローチに挑んだ。1つは、現在を生きる人々が国土をどう動いているのかを追うこと。もう1つは、「未来の日本人」が日本列島のどこに暮らしているのかを明らかにすることである。 『未来のドリル コロナが見せた日本の弱点』 コロナ禍により人口減少問題は悪化の一途をたどる。社会はどう変わってしまうのか? 日本の病巣である「社会の老化」を、「人口減少ドリル」で易しく学ぶ! 『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』 人口減少日本で各業種・職種や公共サービスに何が起こるのか? 実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われるこの国は一体どうすればいいのか? 瀬戸際の日本にこれから起きる大変化を詳細かつ大胆に描きつつ、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りし、「未来のトリセツ」として具体的に示す。
  • 教育勅語と御真影 近代天皇制と教育
    値引きあり
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    教育勅語・御真影から「日の丸・君が代」、元号法まで。明治維新から令和に至る、日本の近代教育と天皇制の関係性を考察する。 「御真影」を救うため火中に飛びこみ「殉職」した校長――単なる「紙切れ」は、いかにして「神聖」とされるに至ったのか? 「教育勅語」と「御真影」が当初の目的を逸脱し、「絶対視」されてゆく戦前の過程を丹念にたどる。また、敗戦によりいったん無効と公的に宣言された「教育勅語」が、にもかかわらず、既成事実の積み重ねにより復権を果たしてゆく戦後の過程も客観的に叙述する。教育への国家介入の危険性に警鐘を鳴らす力作。
  • 捨てられる銀行 全3冊合本版
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    ベストセラー『捨てられる銀行』3冊合本版。2015年夏に就任した森信親・金融庁長官の真意を知ろうと、いま金融機関のMOF担はじめ多くの銀行関係者は右往左往している。もともと不良債権処理のために整備された金融庁による金融検査の手法が一変しようとしているのだ。森長官に密着する金融庁担当記者がそのすべてを明らかにする。森信親・金融庁長官が剛腕を揮う、金融改革とは何か。会議の一新。銀行を飛び越えて、取引相手の中小企業に銀行について徹底ヒアリング。金融検査マニュアルを実質廃止して、金融機関の事業性を評価する新基準。始まったばかりの改革の行く末と狙いを明らかにする。森信親、金融庁長官の素顔。森長官が地銀から異例の一本釣りをして改革の担い手として抜擢した日下智晴氏の正体。地域金融のトップランナー、多胡秀人氏の信条。金融検査マニュアルや信用保証協会の存在で、顧客を見なくなり、目利き力を失った金融マンの問題とは。ノルマ達成がメインだった人事評価を一変せよ!稚内信金、北國銀行、きらやか銀行、北都銀行など、改革をいち早く始め成果を上げた地域金融のケーススタディ。※この電子書籍は、2016年5月に講談社現代新書として刊行されました『捨てられる銀行』、2017年4月に講談社現代新書として刊行されました『捨てられる銀行2 悲産運用』、2019年2月に講談社現代新書として刊行されました『捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む』を合本とし、電子書籍化したものです。この電子書籍とは別に『捨てられる銀行』、『捨てられる銀行2 悲産運用』、『捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む』もそれぞれ電子書籍で配信中です。
  • 進化する形 進化発生学入門
    値引きあり
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    なぜ生物は、多様な形をしているのか? その一方で、ペガサスやキングギドラのような、通常の形から逸脱した「怪物」は、なぜ現実には存在しないのか? その謎を解く鍵はゲノムにある。現代科学の最もホットな分野の1つである進化発生学の世界を、最先端の研究者がわかりやすく解説する。生物進化のメカニズムがわかる!!
  • 近代日本の構造 同盟と格差
    値引きあり
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    日英同盟か日中親善か、格差是正か地租減税か。日本近代史の碩学が「同盟」と「格差」に焦点をあて、外交と内政の歩みを描く決定版!
  • 変な経営論 澤田秀雄インタビュー
    値引きあり
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    日本企業に未来はあるのか? 日本人の働き方はどうなってしまうのか? あらゆる業種でビジネスの先行きがあまりに不透明な今、激変する近未来をどう考え、どう動けば正解なのか?ヒントは、「ハウステンボス」と「変なホテル」にあった。 澤田秀雄氏がハウステンボスでの成功の秘密と、変なホテルに象徴される今後への布石、その発想を初めてすべて明かした。
  • グレートジンバブウェ
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    グレートジンバブウェの石壁は、蛇のように曲がりくねりながら、多数の入り組んだ空間を作りだしている。直線や直角を嫌い、規則とか定型の類を退けるその姿は、思わずポストモダンと形容したくなるほど、乱雑、気まぐれ、あいまいであって、かつまた、のびやかで優雅な雰囲気をたたえている。(中略)個人の居住空間のかたちは、内部分割に適した四角形になるという必然から自由である。――本書より
  • アメリカ帝国の終焉 勃興するアジアと多極化世界
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    世界を徘徊するポピュリズムとテロリズムという二匹の妖怪。ブレグジット、トランプ・ショック、その次は? アメリカ大衆の反逆、泥沼化する中東、勃興するアジア型資本主義――、多極化世界の新しい見取り図とは? 変貌する国際関係を追跡してきた著者が、アメリカ・デトロイト、インドネシア・ジャカルタ、中国・寧夏、日本・北海道を歩きながら描き出す、グローバリズムを日本が生き抜くための知恵。
  • 〈つながり〉の精神史
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    日本で災害が起こりました。遠くの国で災害が起こりました。手元に一万円札があります。どちらに寄付しますか。日本ですか。それは日本人だからですか。知らない国のほうを優先してはいけませんか。日本で災害が起こりました。遠くの国で災害が起こりました。手元に一万円札があります。どちらに寄付しますか。知らない国のほうですか。顔見知りの隣人を助けてはいけませんか。
  • 昭和陸軍全史 全3冊合本版
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    日本を破滅へと導くことになった陸軍の独断専行はなぜ起きたのか? 彼らはいかなる思想の元に行動したのか? 日本陸軍という日本の歴史上、特異な性質を持った組織がいかに形成され、ついには日本を敗戦という破滅に引きずり込みながら自らも崩壊に至ったのか? 日中戦争未解決のまま勝算なき対米戦へ突入、リーダーなき陸軍は迷走を続け、膨大な数の犠牲者を出し日本は無条件降伏する。 (講談社現代新書) ※この電子書籍は、2014年7月に講談社現代新書として刊行されました『昭和陸軍全史 1 満州事変』、2014年11月に講談社現代新書として刊行されました『昭和陸軍全史 2 日中戦争』、2015年6月に講談社現代新書として刊行されました『昭和陸軍全史 3 太平洋戦争』を合本とし、電子書籍化したものです。この電子書籍とは別に『昭和陸軍全史 1 満州事変』、『昭和陸軍全史 2 日中戦争』、『昭和陸軍全史 3 太平洋戦争』もそれぞれ電子書籍で配信中です。
  • 孤独を生きぬく キリスト教のメッセージ
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    なぜ、自分の欠点ばかりを気にするのですか。どうして、そんなに小さな殼にとじこもっているのですか。人は、絶対的で無限の愛を求めるあまリに、不完全な愛を拒んでしまいがちです。自己嫌悪をのり越え孤独の深みから自己を解き放ち、欠点つきの自分、ありのままの自分を表現しつつ共に分かち合うことによってこそ、本当の愛と信頼が生まれてきます。一人では、けっして幸せになれないだけでなく、本当の自分にもなれないのです。
  • 芭蕉=その人生と芸術
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    十七文字で人生の深淵をのぞく――。遍歴漂泊の生涯を送り、俳諧を魂の感動の表現にまで高めた松尾芭蕉。本書は、著者長年の蓄積のうえに、新たに発見された資料を駆使して、出生から死にいたるまでの「謎」を追い、その芸術のこころを明かした力作である。
  • 鉄道ひとつばなし合本版
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    日本人の時間意識と時刻表の関係、痴漢発生の条件、鉄道から見た「隣県の壁」、東大合格上位校と鉄道の関係、日本の駅百選、海の見える車窓十選、そして抱腹絶倒の「全線シンポジウム」と「廃線シンポジウム」……。車窓に目をこらし、歴史に耳を澄ませ、鉄道から日本を読み解く「鉄」学者・原武史の大人気シリーズ「鉄道ひとつばなし」全3巻を完全収録。
  • ガラパゴス化する日本
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    さらなるグローバル化、どんどん進む少子高齢化……激変する環境の中、日本が生き残っていくポイントは、ゲームのルールに積極的にかかわること、ハイブリッド化、そして出島化にある! (講談社現代新書)
  • デジカメに1000万画素はいらない
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 朝日新聞beの好評連載を大幅加筆。業界の常識を無視すれば、こんなにきれいに撮れる! 無意味な高画素化、レンズのブランドの謎、シーンモードの問題点……。業界の「常識」は無視しよう。デジカメならではのよさとおもしろさを最大限に引き出すためのヒントを満載。(講談社現代新書)
  • 生きづらい〈私〉たち 心に穴があいている
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    もはや一億総「心に穴が空いている」状態。若者どころか現代の日本を広く被う「生きづらさ」、心が安直に悲鳴をあげてしまうメカニズムとその裏にあるものに切り込み、それでも現実と折り合う道を模索する。(講談社現代新書)
  • 人類の祖先を探る 京大アフリカ調査隊の記録
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    われわれ人類=ホモ・サピエンスは、いつ誕生し、どのようにして文化を、身につけるようになったのか。本書は、いまだ残された多くの謎をアフリカに求め、類人猿の社会、未開民族の生活から調査・解明した記録である。「アフリカの自然と人間の生気、その偉大な潜在力は、機械文明に毒された現代社会に、人類再出発の契機を与える」この著者のことばは、新たな、文明のあり方を考えさせる。
  • 世界に呼びかける東洋
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    われわれの周囲には、世界のあらゆる思想や文化が押し寄せている。日本の伝統的な文化を発展させるにはどうすればよいのだろうか。特にアメリカで、東洋文化がどのように受容せられ変容し発展しているかを事実に即して検討することは、今後の日本文化のあり方を考える上でぜひとも通過すべき手続きである。(著者のことば)
  • いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ
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    ゲーテは、つねにみずみずしい新鮮な心で、現実をありのままに受けとめ、しかも現実におぼれることなく、理想をもってそれに対処した人であった。はるかに困難な時代のなかにあって、つねにいきいきと生きるために、この師のことばに心をひそめるべきであろう。ゲーテと著者との心の対話を通じて、示唆にみちた豊かなことばの泉から、われわれ現代人への知恵をくみとる。
  • 死と生の記録 真実の生き方を求めて
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    死と生と愛、これは人生論の中心です。……本書の主眼は真実の生き方を求めることです。そのために死と生の記録を集め、その代表的なものについて、できるだけ死、生にふれた生(なま)の言葉に耳を傾けながら、われわれの思索を進め、深めて行くことにしました。(著者のことば)

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