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山口透析鉄さんのレビュー一覧
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レビュアー
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季節は進み……
お隣りさんが女優さんと知って戸惑ったりで、旬さん、熊本の実家に帰省したり。土いじりとかは昔から好きだったことが分かります。結婚されて子持ちのお姉さんやご両親も良いです。
スタイリストさんは游さんの恋バナに興味津々のようですが、敏腕マネージャー・百合さんは敵情視察?も。面倒見が良い方です。
雑誌の編集の仕事も割と順調ですし、このお2人ならばもっと親密な関係になっても良さそうですが、引っ越す前のマンション、修理が完了しているようです。
お互いの呼び方を考えたり、簡単な手紙をベランダ越しにやり取りしたり、初々しいです。 -
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園芸ものでもあり恋愛ものでも
ゆっくりとしたテンポで進む作品で、ガーデニングには詳しくないので、純粋に勉強にもなります。
独立したエディトリアルデザイナーの男性と、それなりに人気の出てきた女優さんが、お互いの素性等は知らぬままベランダ越しに交流して……やはりこれ、当然ながらだんだんともっと親しくなるのでしょう。
游さん、急遽引っ越したりしているので意外にドジっ娘なのか。旬さんが不要と判断して処分するつもりだったドラセラを拾って名付けて世話したり、徐々にベランダでのガーデニングにも目覚めてきているようです。
映画の撮影で疲れて帰ってきても、旬さんに励まされて元気になったり。諸事情で急遽TVドラマに出演が決まったのもスキャンダ -
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やはり引き続き……
もう復讐はコリゴリ、と一旦は身を引いて大人しくバーを切り盛りするつもりになっても、土地の再開発や世襲ボンクラ政治屋(現実の政治屋を彷彿とさせるボンクラ2代目です)が出てくるので、主人公、近隣のお店の方々ともあわせて、再び戦うことになりそうです。
今度は潜入捜査のために変装用のメイクをしてもらい、何とかなりそうです。
ただ、やはり人を呪わば穴2つ、はありそうですし、この続きを読むかというと………ちょっと迷います。 -
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見事な復讐譚
あまり復讐ものには興味ないんですが、この作品では主人公(学生時代にかなり酷いイジメを受けていた)が当時の加害者と再会し、やはり社会的に抹殺しよう、というのが良いです。
マンガの復讐譚って暴力的なのが多いので。
凄腕ハッカーで、ターゲットのスマートフィンから個人情報を入手し、コンピューターウイルスを仕込んで先方のPCを遠隔操作して制御不能にし、覚醒剤等々を使っている証拠映像を突きつけていました。
黒澤R氏の「復讐の未亡人」も思い出しましたよ。 -
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これはこれで綺麗に
やはり綺麗に描かれます。あとがきにある通りで、少年誌での連載なので、こういうのは番外編的な企画になるのでしょうが、作者が作品に注いでいる愛情も感じて良い作品集でした。
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映画好きが役に立ち
街中でミワさん、昔の交際相手と再会し、一緒のお店に入ったものの……ダイ・ハードはアクション映画としても結構な秀作なので、元彼、あまり大したことはなさそうでした。
好きな俳優をオワコン呼ばわりではさすがに怒るでしょう。ファスト映画が関の山でも困りますし。
こっそりお屋敷に引き入れた青年のエピソードも、非常に良かったです。彼はちゃんと更生していたんですね。でそんな彼の出演作まで記憶しているミワさんも凄いです。
一難去ってまた一難ですが、ミワさんの内面もきっちり描き込まれていて、かなり良いです。 -
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闘い続ける棋士の日常とか
風邪でダウンした零君を心配して押しかけてくる川本姉妹が良いです。年末年始を過ごしたりして、獅子王戦(内容は竜王戦っぽいですが開催時期は秋ではなく冬)の予選で対戦する予定の棋士の棋譜を集めますが、この辺、今だったらPCと将棋AI活用でしょう。
あえなく島田八段に敗れ、研究会入りを。これ、島研がモデルでしょうか。
獅子王戦の挑戦者決定3番勝負も死闘で、相入玉から島田八段が勝って挑戦者に。かつて永世七冠氏(今は将棋連盟会長)が1局で3kg痩せるといっていたのも誇張ではないでしょう。
巻末のあとがきや先崎氏のコラムも相変わらず好調でした。 -
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棋士の悲喜交々
宗谷冬二名人、他の登場人物とはタッチが違い、風貌等からしてあの永世七冠は入っていそうです。
一方、零君が対局するベテラン棋士、うな重が好き、といえば言わずと知れたひふみん氏も彷彿とさせますが、もっと強いですし。
先ちゃんのコラムと棋譜等の監修、この対局は確かに大変だったでしょう。穴熊戦法で玉がまた出てくる対局って普通、まず見ませんので。
香子さん、それにしても危うい女性です。交際相手もいるようですが、零君とも何かあったらしいと示唆されていますし。
ひなちゃんと高橋勇介君の関係も甘酸っぱいです。既に野球選手としてプロを目指す、と決めているようですし。
零君、対局後の絶叫も身に染みます。弱いから負 -
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将棋の中学生プロ
本編はマンガparkで以前、通読していました。本だと、やはり先ちゃんのコラム等が期待通り、良いです。
零君、この時点ではまだまだこれからのようなので、過去の事例でいうと、10代の渡辺明九段に近いような。今の藤井聡太八冠、が史上5人目の中学生プロにしても、正真正銘に異次元の強さなのです。
川本姉妹の絡むエピソードが如何にも羽海野チカさんの作品で、身に沁みます。あと、義姉・香子さんとの関係も……。
ライバル・二海堂君の表情が能條純一さんの「月下の棋士」になるところとかも好きです。あの作品にも村山聖九段とそっくりな棋士が出てきていました。
私と同級生でしたが、29歳で夭逝しています。 -
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危ういバランスの上に
貧困問題、社会問題全般に通じるような作品で、シンプルなタッチの線で今どきの女子大生の苦境や日常なども描いています。
自己責任厨はこういう作品、読まないでしょうし。
主人公にお金を支払うおじさんたちの描写、意図的なものはあるのでしょう。要は搾取する側が良いわけがないです。
ノートを貸してくれた青年とかとも近しくなって欲しいものです。内容の割に、そもそも大学の学費が高いんで…… -
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国彦先生のモテ期?
最初に出てくる黒髪お下げ&白衣メガネの一宮(かずみや)さんがメインなのでしょうが、国語教師に好意を寄せる高校生の女の子が割と次から次へと出てきます。
女子校の男性教諭とかなら対象になりやすそうですが、まぁこの辺はフィクションでもあるのでしょうし。
栗原さん以下、あと同僚の女性教師とかも、皆悪くはない感じで、この雰囲気、もっと続けて欲しいような……巻末にさらにもう1人、追加投入?されるようなので波乱含みになりそうです。 -
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ふと授かった特殊能力
神隠し伝説のある場所を取材したからか、主人公の漫画家さん、自分の存在を消したり、人を消したりできるようになったようです。
慕ってくれている少年ともどもに行動に移っていくのですが、これ、やはり最終的には破滅しそうです。
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