あらすじ
断罪のあとに残ったもの
男爵令嬢を虐げた罪で、王太子から婚約破棄され国外追放された公爵令嬢・リーナ。
悪の令嬢を追放したことで、コロム国に平穏な日々が訪れるはずだった。
それから5年――元婚約者の王太子、庶民出身の王太子妃、幼なじみで親友だった伯爵令嬢、王太子の近衛騎士のリーナの断罪に関わった4人の元に、彼女から手紙が届く。
追放された令嬢が、なぜ今になって手紙を送ってきたのか?
手紙を受け取った彼らは、怒り、怯え、軽蔑、喜びと真意は様々であったが、身勝手な欲望のためにリーナの行方を探し始める。
たった1通の手紙から始まる報復の物語、開幕です。
感情タグBEST3
原作未読勢なので終わり方に
え!?!?
ってなってます
どういうことなの!?
リーナのお墓だけお花がいっぱいだけど意味があるんだよね!?
次待ち遠しいわ....!
Posted by ブクログ
原作を既読でコミカライズ作品を読むときはわりとイチかバチかの賭けに出てる気分だけど、今回は読み始める前からある程度の勝利を確信してたし、読んでガッツポーズが出た。田中先生がコミカライズ担当というだけで約束された勝利。元々、『転生しまして、現在は〜』のコミカライズを絵柄に惹かれて読んでいたので、田中先生の画力と漫画運びの安定感を知っていたのが大きい。実際に漫画が素晴らしかった。群像劇と月刊誌の引きを上手く使った読ませるテクニックは基本だけど、原作アリだと1話に納めるという難しさが出てくるのにお見事。原作とは情報開示の順番を入れ替えて始まったかと思ったら、コミックス版の引きとして墓地のシーンを挟んで次巻への期待を持たせる手際の良さ。原作の展開を損なわない見事な挿入だった。
文章ではそれぞれの想像に任されていたキャラクターたちの『無垢な悪』が、絵として表現されることでわかりやすく立ち上がってきたのも良かった。個人的には、原作で受けた印象よりマルクが気持ち悪くて最高だった。わかりやすさを上げるために多少原作より誇張されるものだとはわかっていて、それでなおマルクのキャラ造形になるほどね、という納得が得られた。こいつは仕方ねぇな。
既に次巻が楽しみで堪らない。最後までこのテンションで走り切ってもらえることを切に願っている。